貴船神社と七夕
もともと七夕の起源は星を水神と考えた古代の水神祭と言われています。水を司る神、高龗神(たかおかみのかみ)を祀る貴船神社では、水の恵みに感謝するとともに、短冊に込めた思いを祈願する七夕神事・貴船の水まつりを執り行って来ました。境内一体に約30鉢の笹竹を立て、願い事が書かれた色とりどりの短冊が飾られます。同期間中は夜間ライトアップを実施し、夕闇に七夕笹飾りが照らし出されます。
七夕神事・貴船の水まつり
五節供神事のひとつ「笹の節供」として7月7日には七夕神事・貴船の水まつりを執り行います。かつて行われていた神秘な雨乞神事に由来し、水を司る貴船の神へ日々の水の恵みに感謝するとともに、一年間の天候の順調とさらなる水の恵みを祈ります。
【貴船神社 七夕笹飾り(ライトアップ)開催概要】
開催期間: |
2020年7月1日(水)~8月15日(土) |
点灯時間: |
夕暮れから20:00まで |
開催場所: |
京都市左京区鞍馬貴船町180 貴船神社・本宮境内
叡山電車 貴船口駅より徒歩30分
貴船口駅より京都バスに乗り換え「貴船」下車、徒歩5分
ライトアップ期間中は貴船口駅前~貴船間の
路線バス・京都バスを通常より延長して運行します |
TEL: |
075-741-2016 |
>ウェブサイト
>Instagram
貴船神社について
貴船神社は、神武天皇の母、玉依姫命が「黄船」に乗り、大阪湾から淀川・鴨川を遡り、源流である貴船川の上流に至り、この地に祠を建て水神を奉ったという創建伝説が伝えられています。天武天皇の御代・白鳳6年(677)にはすでに御社殿が造られていたという、京都でも屈指の歴史を誇る神社です。清流・貴船川は鴨川の源流にあたり、また御所の真北に鎮座することから、京都の水源を守る神として歴代朝廷からも大切にされてきました。避暑地としても人気のエリアで、貴船川沿いに川床(かわどこ)が並ぶ風景は「京の夏の風物詩」にもなっています。