昨年度末より全国的に感染が拡大したコロナウイルスの影響により、大きな打撃を受けている領域の一つである観光産業。例年に比べ売上げが8~9割減という施設も存在し、コロナ禍をどう生き延びるかは今後も大きな課題となっています。「NIPPONIA」の宿泊施設がある地域も例外ではなく、普段の賑わいが失われている状況です。
「NIPPONIA」では、滞在を通してその地域の暮らしに浸り、地域の魅力を感じてもらうことを目的として事業を行ってきました。今回のコロナにより宿の運営が立ち行かなくなれば、地域の価値を提供する場所もまた失われることとなります。そんな未来を避ける為、現在、通常の宿泊予約とは異なり宿泊日を指定せずに宿泊の権利を購入することができる「未来に泊まれる宿泊券」のサービスを行っています。
「NIPPONIA」の宿泊施設は、古民家を改修して宿にしている施設が多く、そのほとんどが地域内に客室が点在する分散型の施設です。そのため、宿泊のお客様が他のお客様と接触する機会はほとんどありません。また、客室も古民家のため通気性が良く、快適な環境で過ごせることも特徴です。また、一棟貸しやペット可の客室もあるため、お客様のご希望に応じたお部屋をご案内することも可能です。
「NIPPONIA美濃商家町」では各客室で朝食を楽しむことができる。
「篠山城下町ホテルNIPPONIA」ではペットと一緒に泊まれる客室もある。
今回のコロナにより、観光においてもこれまでとは異なるニーズが発生してくることが予測されます。株式会社NOTEでは、観光地以外の地域に関心が集まる一つの転換点としてこの時期を捉え、コロナに負けず「NIPPONIA」の取組みを拡大させるべく事業を進めていきます。
「NIPPONIA」の目指すものとは