製品の特徴
商品の絵柄には、有田焼の名門「香蘭社」 の長い歴史の中でも特に思い入れの強い絵柄を選定しています。
香蘭社の絵柄
雲散らし柄 (4SG799HG03)
1876年のフィラデルフィア万博でグランプリを受賞した当時のデザインです。
千変万化流動する雲と鳥の組み合わせをイメージした風雅な文様です。
流れ過ぎゆく 「今」 を刻み続けるクロック。
日々の人生を祝福する「時」 の為の意匠を、暮らしのかたわらに。
瑠璃富士絵柄 (4SG799HG04)
古くから親しまれている富士絵を2013年の世界遺産を記念して書き下ろした作品です。
富士山頂の真っ白な雪が、金彩に浮かび上がる印象的なデザイン。
日本情緒あふれる桜で囲まれた香蘭社独特の美しい瑠璃色の時計です。
日本のARITAを美術品として世界に認めさせた 「香蘭社」
江戸の元禄文化が花開いたおよそ330年前に、初代深川栄左衛門が有田で磁器の製造をはじめたのが香蘭社の前身です。
その後、明治維新の激動期に、有田焼は佐賀鍋島藩の一切の保護と支援を失い、その再興に指導的役割を果たしたのが八代目深川栄左衛門でした。当時の選りすぐった陶工、絵付師、陶商たちを一つにまとめ結社をつくりました。これが香蘭社です。
明治時代に入り、白く硬い透明な生地の上に、優雅な染付と華麗な赤絵を配した典雅な文様は、世界各国の万国博覧会で数々の名誉金牌を受賞し、明治29年には宮内省御用達の栄を授かり今日に及んでいます。有田色絵磁器の時代と共に進化した伝統美は、「香蘭社スタイル」「香蘭社調」とも称され、国内外にて広く愛されています。
有田の名窯「池田製陶所」
陶磁器でクロックを組み上げるという高い精度を求められる作品は、有田・池田窯の優れた職人技で実現。
外装製作を担当した池田製陶は、有田で200年の伝統を持つ伝平窯から分家独立し、六右衛門の銘を以て独自の道を進んできた格式ある窯元です。その精巧で優美な造形、洗練された華麗な絵付けは池田窯ならではの技。
一方、伝統技もさることながら伝統に安住するのではなく、常に創意工夫を凝らし新しい有田のスタイルを追求してやまない姿勢・・・これこそが池田窯の真骨頂と言えます。
>香蘭社 有田焼の時計特設サイト