香川の絶景桜スポットを紹介 「特別名勝 栗林公園 春のライトアップ」は3月26日(金)よりスタート

2021.04.02

春を迎え暖かくなるこれからの時期におすすめしたい香川県の春の絶景スポットや県産品情報などをご紹介します。

国の特別名勝であり、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで「わざわざ旅行する価値がある」を意味する三つ星として紹介された「栗林公園」では、今年で18回目となる「特別名勝 栗林公園春のライトアップ」を、2021年3月26日(金)~4月4日(日)の10日間開催します。

桜が見ごろを迎えるこの時期に、ソメイヨシノなどの桜が並ぶ北庭を中心にしたコースがライトアップされ、暗闇に浮かびあがる桜の荘厳な景色を楽しむことができます。

北門から入園された方々を出迎える、芝生広場園路にある桜のトンネルや、園内の池や湖の水面に映る桜の景色も非常に風情があり、見どころの一つとなっています。ライトアップ期間中、北湖では和船の夜間運航も行っており、和船からゆったりと眺めるライトアップされた桜のパノラマビューも人気です。(※全便予約制)

「特別名勝 栗林公園 春のライトアップ」概要

期間: 2021年3月26日(金)~4月4日(日)の10日間 ※18時~21時(最終入園は20時30分)
入園料: 大人410円、小人(小・中学生)170円
和船乗船料: 大人620円、小人(小・中学生)310円 ※入園料別途(全便事前予約制)
定員: 6名(18時から15分間隔で9便運航)

※新型コロナウイルス感染症の感染防止対策について
ライトアップ時間中は、入園時に検温を実施いたします。37.5度以上の方につきましては、入園をお断りいたします。園内では必ずマスクの着用、園内設置の消毒液による手指の消毒をお願いいたします。園内でのシートを敷いての宴会等はご遠慮ください。
>令和3年栗林公園春のライトアップについての詳細ページ

香川屈指のお花見スポット「紫雲出山(しうでやま)の桜と瀬戸内海の絶景」

香川県三豊市の荘内半島に位置する紫雲出山(標高352m)は、香川県内でも行ってよかった桜の名所として人気のスポットです。自然豊かな遊歩道を歩きながら山頂を目指せば、辺り一面が満開の桜で彩られ広場のあちらこちらに海と桜を同時に眺められる見どころスポットが点在しています。

山頂からは桜の向こうに広がる壮大な瀬戸内海。ぜひ併せてお楽しみください。

※2021年紫雲出山の桜シーズンは、入山には事前予約が必要です。オンラインで事前予約を行ったマイカーのみ入山を許可することで、来場者の入場制限を行います。詳細は下記URLから必ずご確認ください。
>オンライン事前予約ページ

ゆっくりと桜を満喫 約2500本の桜のトンネル「女木島」

高松港からフェリーで約20分の海に浮かぶ、桃太郎伝説の鬼ヶ島としても有名な女木島には、約2500本の桜が植えられています。山頂付近にある鬼の洞窟に向かう道路では、両側からトンネルのように咲く桜が迎えてくれます。

その先の「鷲ヶ峰展望台」からは、瀬戸内の景色が一望でき、綺麗に花開いた桜の中で、瀬戸内海を行き来する大小の船舶と、瀬戸の島々、屋島、五剣山など、香川の特徴的な山々を望む景観を楽しむことができます。
>鬼ヶ島観光協会サイト

屋島山上「獅子の霊巌展望台」「屋島寺」

源平合戦の「扇の的」のエピソードで有名な屋島は多くの桜が楽しめる名所となっています。屋島山上の「獅子の霊厳展望台」には、古木の桜が花開き、瀬戸内海の眺めと相まって、美しい景色を楽しむことができます。

展望台の手前にある屋島寺の四天門付近には、可正桜が花開きます。ヤマザクラやシダレザクラなど、様々な種類の桜を楽しんでみてはいかがでしょうか。

※可正桜(かしょうざくら:1665年に高松藩士松平半左衛門可正が老後の楽しみとして植樹)

>屋島山上観光協会サイト

瀬戸内海の瀬戸大橋をバックに眺める穴場スポット「白峰園地展望台」

四国八十八ヶ所霊場第81番札所の白峯寺へ向かう県道付近にある「白峰園地展望台」周辺では、春になると一面の桜が花開き、桜越しに坂出市内や瀬戸内海に架かる瀬戸大橋を一望することができます。

近隣には、崇徳上皇が讃岐で没して3年後に西行法師が御陵を詣でたとされる、青海神社から白峯御陵への「西行法師の道」でも桜が花開き、瀬戸内海のゆったりとした景色を眺めることができるエリアとして、県内で人気のスポットとなっています。
>香川県 環境森林部みどり保全課サイト

電車と桜を一緒に楽しめる沿線お花見スポット

おむすび山が点在する香川の田園風景の中を走る「ことでん」は、「撮り鉄」からも注目を集めています。そのことでん琴平線沿いにある無人駅「挿頭丘駅」(かざしがおか)は、斜面に植えられた桜がとても美しく、電車との相性が抜群です。

駅の上に架かる橋からは、桜越しに電車を見下ろすようなアングルの写真を撮影することができます。自然に囲まれた無人駅で「ことでん」の撮影をしてみてはいかがでしょうか。
住所:香川県綾歌郡綾川町畑田

列車と線路沿いの桜のコラボレーション JR高徳線「オレンジタウン駅」

香川県さぬき市志度にあるJR高徳線「オレンジタウン駅」はゆとりあふれる、緑豊かな田園都市にあります。沿線沿いに並んだ桜と列車のコラボレーションを楽しむことができます。様々な色や形の車両が行き来しますので、併せてお楽しみいただけるかと思います。
住所:香川県さぬき市志度

※新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、散策しながらのお花見、公園の利用等に当たっては、シートを敷いての宴会、人が密集、密接する恐れのある行為等は、当面自粛、ご留意していただきますようお願いいたします。皆様のご協力をよろしくお願い致します。

春の訪れと共に味わうおすすめ県産品情報

令和2年産の「おいでまい」米の食味ランキングで今年も「特A」評価

香川県で誕生したお米「おいでまい」は、粒揃いがよく、炊き上がったお米は色が明るく非常に艶があり、しっかりとした食感と甘みが口の中に広がっていきます。2013年産の「おいでまい」が、日本穀物検定協会が実施する「米の食味ランキング」で最高評価の「特A」を取得しました。

2013年以降、今回で5度目の最高評価を受け、2019年から2年連続の評価となります。全国の皆様にも味わっていただけるよう、生産者の方々ととともにおいしい「おいでまい」づくりに取り組んでいます。
>LOVEさぬきさん公式サイト

4~5月だけの限定出荷・ハーブで育った「讃岐さーもん」

香川県オリジナル品種「讃岐さーもん」は、東日本大震災でサーモン養殖漁場が大打撃を受けたため出荷できなくなった稚魚を、香川県の漁業関係者が被災地支援の意味も込めて購入し、養殖を始めたものです。

ナツメグ、オレガノ、シナモン、ジンジャーの4種のハーブを飼料として育てた身は、生臭さの少ないさっぱりしたとした味わいが特長です。サーモンの成育に適した冬から秋にかけて養殖し、4月上旬から5月下旬に限定で出荷されます。刺身やカルパッチョなど、その新鮮さを生で味わうのはもちろん、ひと手間かけてムニエル、味噌漬けでもおいしく味わうことができます。
>>LOVEさぬきさん公式サイト

香川県で誕生したオリジナルいちご「さぬきひめ」

香川県で誕生した香川県オリジナル品種「さぬきひめ」は果実が大きく、まるまるっとしたかわいい形をしており、光沢のある果肉は、柔らかな食感です。香川県のいちごの約9割以上は「高設式養液栽培システム」で栽培されており、空中にぶら下がる果実に日光が均一に当たるため、品質の高いいちごが生産されています。

通常、酸味が強くなる4~5月でも甘さと酸味のバランスが抜群で、栽培期間を通して安定した糖度を実現し、長期間美味しく味わうことができます。
>LOVEさぬきさん公式サイト

瀬戸内の高層タワー“絶景”スポットをご紹介

ゴールドタワー(綾歌郡宇多津町)

四国水族館のすぐ近くにそびえる地上158mの金色に輝く「ゴールドタワー」は、瀬戸内海に架かる瀬戸大橋や宇多津町だけでなく、丸亀市や坂出市まで一望できる展望タワーです。

展望スペースには、景色を楽しむだけでなく3333匹の金魚や熱帯魚が天空を泳ぐアクアリウム「ソラキン」があります。「ソラキン」は様々なクリエイター集団とコラボし、宇宙や地球をイメージした空間となっています。瀬戸内の空を泳いでいるように見える金魚はぜひ足を運んでみてください。

営業時間: 平 日 10:00〜18:00 (最終入場 17:30)
土日祝 10:00〜22:00 (最終入場 21:30)

>ゴールドタワー公式サイト

瀬戸大橋タワー (坂出市)

瀬戸大橋のたもと瀬戸大橋記念公園に隣接する「瀬戸大橋タワー」は、世界一の高さを誇る回転式展望タワーです。定員100名の展望室が地上から回転し、約10分かけて108mの高さまでゆっくりと上がっていきます。瀬戸大橋で連なる島々はもちろん、讃岐山脈や坂出の工業地帯、五色台の山々、塩飽諸島の島々などのパノラマビューをお楽しみいただけます。

営業時間: 9:00~17:00(最終入場 16:20)

>瀬戸大橋タワー公式サイト

高松シンボルタワー(高松市)

JR高松駅からほど近い「高松シンボルタワー」は、高さ151ⅿを誇る、四国最大の高層タワーです。タワー棟の30階には、瀬戸内海の島々や高松市の街を一望できる屋上広場があります。

また、29階には、中華、日本料理を楽しめる「天空のレストラン」があります。四国一の高さを誇るシンボルタワーで絶景とともに瀬戸内の食材を活かした料理を堪能するのはいかがでしょうか。

<屋上広場>

営業時間: 5~9月 9:00~20:00
10~4月 9:00~19:00

※雨天の場合は、閉鎖されます

香川県の「○○だけじゃない○○も!」プチ情報

最後に香川県の知られざる「だけじゃない」プチ情報です。今回は、アート県香川県が誇る、カフェが魅力的な美術館をご紹介します。

瀬戸大橋を一望しながら楽しめるカフェ
「香川県立東山魁夷(ひがしやまかいい)せとうち美術館」

香川県坂出市にある「香川県立東山魁夷せとうち美術館」は本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の近くに位置します。東山画伯の作品「道」をイメージさせるアプローチから館内に入り、海側にあるラウンジへ行くと大きなガラス窓を額縁として、瀬戸内海と圧巻の瀬戸大橋が眼前に広がる、まるで一枚の絵画のような風景を楽しむことができます。

ラウンジにある「カフェな・ぎ・さ」では、東山画伯の作品をモチーフにしたコーヒーカップを使用しており、ミュージアムショップで購入することもできます。

営業時間: 9:30~16:30(ラストオーダー16:00)

>せとうち美術館紹介ページ

色鮮やかな猪熊弦一郎の作品とともに
Café MIMOCA「丸亀市猪熊弦一郎現代美術館」

JR丸亀駅前にある、大きく美しい丸亀市猪熊弦一郎現代美術館の3階にあるのが「Café MIMOCA」です。カフェと物販の複合店舗となっておりカフェメニューを楽しめることはもちろん、香川や四国、瀬戸内の食品や手仕事を中心に、暮らしを楽しむための衣食住の品々を販売しています。

ガラス張りの窓から滝とオブジェで演出された「カスケードプラザ」を眺めながらカフェタイムを楽しんでください。

営業時間: 10:00~18:00(ラストオーダー17:00)

>カフェMIMOCA公式サイト

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多くの命を救い続けた、駆逐艦「雪風」の史実に基づく物語『雪風 YUKIKAZE』が戦後80年の節目となる2025年8月15日、全国公開される。公開に先立ちソニー・ピクチャーズ試写室でマスコミ先行試写会が行われた。

太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。戦場で海に投げ出された多くの仲間の命を救い帰還させ、戦後まで生き抜き「幸運艦」と呼ばれた雪風と、激動の時代を懸命に生きる人々の姿を壮大なスケールで描く。

主演は「雪風」の艦長・寺澤一利を演じる竹野内豊。先任伍長・早瀬幸平を玉木宏が演じるほか、奥平大兼、田中麗奈、石丸幹二、益岡徹など実力派俳優が共演。そして戦艦大和と運命を共にした帝国海軍・第二艦隊司令長官、伊藤整一を中井貴一が圧倒的な存在感で演じ切る。

時代が再び、分断と暴力に揺れる現代。本作は「同じ過ちを繰り返す道を歩んではいないか」と、彼らが命をかけて守りたいと願った”今”を生きる私達に問いかける。戦後80年、戦争の記憶が薄れゆく今だからこそ、尊い平和の価値を未来に繋ぐ作品『雪風 YUKIKAZE』を多くの方にご覧いただきたい。

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