友禅柄
江戸時代に始まった着物の模様染めである、「友禅染」に用いられる柄。自然の風景などの文様を多彩で絵画的に表現しています。
それぞれに意味が込められた「友禅柄」
全10種類の柄は、縁起が良いモチーフや柄を組み合わせたデザインになっています。数ある友禅柄の中でも、“日本らしさ”や“和”を感じられるデザインにすることで、土産としても最適です。
①麻の葉
麻の葉は成長が早く、邪気を払う性質があると言われていることから、子どもの成長を祈願したり、魔除けの意味が込められています。
②友禅流しに華紋
桜や梅、菊など縁起の良い花を色とりどりに美しく配した吉祥文様です。
③花火
円形は古くから開運を、花火が打ち上がった時の円形は、開運成就を意味しています。
④菊青海波
不老長寿を意味する菊の花を青海波に見立てて並べた柄です。青海波は、絶えず繰り返す穏やかな波のように、平穏がいつまでも続くことを意味しています。
⑤折り鶴に雲
病気平癒や平和のシンボルとして作られる、折り鶴を配した柄です。鶴は、日本で古くから”縁起の良い鳥”とされています。
⑥ふくろう
ふくろうは、「福来朗」「不苦労」という語呂合わせで、苦難を除き、幸福を招く吉鳥と言われており、古くから親しまれています。
⑦金魚
見ているだけで涼しげで癒される、夏の風物です。風水では金運UPとして縁起の良い魚なので、金魚モチーフのものを持ち歩くと財運に良いと言われています。
⑧うさぎと花紋
うさぎの飛び跳ねる姿から「飛躍」を意味し、また繁殖能力が高いことから「子孫繁栄」の縁起物とされています。
⑨土鈴十二支
土鈴は郷土玩具や魔除け、縁起物として古くから作られました。十二支を土鈴にし、松竹梅と組み合わせた柄は縁起の良い組み合わせです。
⑩小花小紋
梅の花を散らした小紋柄です。梅は冬の寒さを耐え春の訪れを知らせてくれる喜びの花で、生命力の強さ、清らかさの象徴とされています。
谷口松雄堂
大正14年創業の京都を所在とする色紙、短冊、和紙小物製造卸メーカー。日本古来からの伝統である和紙を、新たなアイディアで発信しています。
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