大堀相馬焼松永窯、相馬野馬追(そうまのまおい)の開催に合わせた、新商品「大堀相馬焼 かわらけ」の発売開始!売上の一部を相馬野馬追執行委員会へ寄付

2020.08.13

新型コロナウイルス感染防止のため規模が縮小され、無観客で行われる今夏の相馬野馬追。そのため、少しでも多くの人に相馬野馬追を身近に感じてほしい、地域に息づく馬事文化の発信に貢献したいという思いから、新商品の開発に取り組みました。売上の一部は、相馬野馬追執行委員会へ寄付されます。
日本の伝統産業をより多くの人に届ける専門商社、ガッチ株式会社は、自社が製品開発から製造、流通、小売などの業務支援を行う窯元「大堀相馬焼 松永窯」が、福島県相双地方の伝統行事「相馬野馬追」の開催に合わせ、「かわらけ」をアレンジした新商品の発売を開始することをお知らせします。

相馬野馬追とは

1,000年以上の歴史を誇る福島県相双地方の伝統行事「相馬野馬追」は、地元の人にとっては夏の始まりを告げる風物詩です。相馬中村神社、相馬太田神社、相馬小高神社の例大祭として、毎年7月の最終土日に開催され、地域の平和を願います。国の重要無形民俗文化財にも指定されています。

もともとは相馬中村藩の先祖とされる平将門が、原野に放してあった野馬を捕らえる軍事訓練と、捕らえた馬を神前に奉納したことに由来していると言われています。

開催期間中、街は野馬追一色になり、法螺貝・陣太鼓が鳴り響く中、腰には太刀、背中には先祖伝来の旗差物を身に付けた500騎を超える騎馬武者たちが、打ち上げられた御神旗を目指し疾走する姿は絢爛豪華です。

2020年は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、規模を縮小し、無観客で神社敷地内での神事のみ実施することが決定しています。

「かわらけ」とは

お神酒を頂く時などに使われる「素焼きの杯」を意味します。相馬野馬追出陣の際には、「かわらけ」に酒をついで飲み、叩き割って出ていくことで知られています。中心には相馬藩の家紋である「九曜の紋」が刻してあり、現在でも式典で使用されています。飲んだらすぐに叩き割ってしまうため、釉薬などは塗らずに素焼きのまま使います。

相馬野馬追出陣の際に使用する「かわらけ」

東日本大震災後は、毎年、大堀相馬焼 松永窯がこの「かわらけ」を製作しています。新型コロナウイルスの影響で、規模を縮小し無観客で開かれる今夏の野馬追を前に、少しでも相馬野馬追を身近に感じ、地域に息づく馬事文化の発信に貢献するため、「かわらけ」をアレンジした新商品を製作しました。

7月17日から8月31日まで、1枚売れるごとに100円が相馬野馬追執行委員会に寄付されます。

デザイン

・中心に相馬藩の家紋である「九曜の紋」があしらわれたシンプルな「かわらけ」に、3色の釉薬を施した、小さめサイズのお皿です。
・黒、アイボリー、緑の3色展開です。

商品概要

商品名: 大堀相馬焼 かわらけ
サイズ: 直径10.7センチメートル、重さ90グラム
カラー: 黒、アイボリー、緑
価格: 1,000円(税抜き)
販売開始日: 2020年7月17日(金)
製造元: 大堀相馬焼 松永窯

>販売ページ
>商品サイト

「大堀相馬焼」について

大堀相馬焼は、江戸時代元禄期から続く福島県浪江町の伝統的工芸品です。青磁色の焼物の表面に広がる細かなひび割れ「青ひび」や、2つの器を重ねて形成する「二重焼」構造が特徴です。見た目の美しさとともに、保温・保冷効果もあり、長きにわたって愛され続けています。ガラス質の薄い膜が割れ、ひびが生まれる際の涼やかな音は「うつくしまの音30景」にも選ばれています。「左馬」と呼ばれる相馬藩の「御神馬」が描かれ、「右に出るものがいない」という意味から縁起が良いとされ、地域では古くから親しまれてきました。

「大堀相馬焼 松永窯」は、もともと福島県浪江町に窯を構えていましたが、震災後は福島県西郷村に窯を移して焼物の製造・販売を続けています。

大堀相馬焼 松永窯
福島県西白河郡西郷村小田倉字小田倉原1-31
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ガッチ株式会社は、今後も「日本の価値を世界に合致させる」というビジョンのもと、日本の伝統工芸品の良さを生かした商品の企画・開発など、現代の生活様式や感性に合わせた商品開発、ブランド開発に取り組んでいきます。

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ガッチ株式会社は、「日本の価値を世界に合致させる」というビジョンのもと、日本の伝統産業をより多くの人に届ける専門商社です。日本の伝統産業の良さを生かしつつ、現代の生活様式や感性に合わせた商品開発、ブランド開発や、ネット販売、海外展開の支援などに取り組んでいます。

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