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【阿蘇郡南小国町】黒川温泉周辺に登場した新施設やリニューアル店のご案内
黒川温泉(熊本県南小国町)とその近郊で最近新しくオープンした施設やリニューアルしたお店をご紹介します。どのスポットも黒川温泉街から車で約5~10分圏内にあるので、温泉巡りの合間に気軽に立ち寄れます。老舗旅館が手掛ける新店舗や、自然豊かな里山カフェ、地元食材にこだわったレストランなど、多彩な魅力が満載です。黒川温泉の新たな楽しみとしてチェックしてみてください。
『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。
台風の影響で偶然スタートした東海道散歩ですが、最初に歩いたこの区間が素晴らしすぎたせいで、旧東海道全行程を制覇してやろう、と決意してしまったのでした。そう、それはぜんぶ宇津ノ谷峠のせいなのです。
安藤広重の東海道五十三次にも描かれた歴史あるとろろ汁屋「丁子屋」の先にあるのは宇津ノ谷峠。
だんだん谷が狭くなってきて、旧東海道と離れて並走していた国道1号が寄り添うような形で近づいて来ます。
峠の手前に道の駅があり、そこから国道1号はトンネルで峠の下を藤枝側へ抜け、旧東海道は山道をのぼっての峠越えとなります。
宇津ノ谷峠は、明治、大正、昭和、平成と4世代のトンネルが残っている珍しい場所。この国道1号の下り線のトンネルは平成に新しく掘りなおしたもので、通称「平成のトンネル」と言われています。
すぐ横に国道1号上り線のトンネル「昭和のトンネル」もありますが、旧東海道散歩の人は、もちろんこんなところは通ってはいけません。
テキトー散歩ですが、おさえるところはおさえないと、弥次さん喜多さんに顔向けできません。
と言ってはみたものの、実は今回、旧東海道ウォーカーにはほどんど会いませんでした。真夏なので普段からこの時期にはいないものなのか、それとも台風の影響でみんな自粛しているのかわかりませんが、途中、それらしき人にすれ違ったのは1回だけでした。それも地元のおっちゃんなのか、東海道ウォーカーなのか微妙な感じでしたが、すれ違いざまに「こんにちは!」と元気よく挨拶されたので、同類ということでカウントしました。
トンネルで峠を貫通してしまう国道1号を横目に、旧東海道はゆるやかに坂を登りながら宇津ノ谷の集落に入ります。
この集落がまた雰囲気があるのです。石畳なども含めて旧街道らしい町並みに多少は揃えて改築されているのでしょうが、妻籠とか馬籠といった観光地に比べて自然体なのがいいのでしょう。あるいはこの坂と峠の山の配置のバランスもいいのかもしれません。
坂の上から見た集落全景。
坂を上がり切ったところから右へまがる道を進むと「大正のトンネル」を経て峠を抜けますが、まっすぐ奥へと続く階段を上ると「明治のトンネル」が現れました。
名前の通り、明治の時代にできたトンネルですが、ご覧のとおりとても狭いトンネルです。車一台が通るのもやっと、という感じですが、そもそも今は車両は通れません。
ところで明治以前はどうしたか、というと、さらに山を登って歩いて越えていたのです。厳密な旧東海道散歩なら歩いて越えないとアウトですが、僕のはテキトー散歩なので明治のトンネルで峠を越えてしまうことにします。トンネルの長さは2〜300mでしょうか、幸いにして誰もいないトンネルを独り占めしてゆっくり歩けました。中はレンガづくりです。
ところどころに電燈がありますが、真ん中あたりは一時的にけっこう暗い部分もあるので、肝試しするほどではありませんが、プラトニックを卒業したいカップルが一緒に歩く場所としてはいいかもしれません。
そしてこれが藤枝側の出口付近。
古いトンネル、いいですね。古いトンネルマニアになってしまいそうです。
トンネルで峠を越えてしまうと、山道をズンズン下って岡部川沿いに出て、しばらく川沿いを歩きます。
長い釣竿を持ったお父さんを、小さな男女の兄弟が小走りに追いかけています。
ずっと昔にみたことがあるような、平和な夏休みです。
途中で見かけたホーロー看板。
平野部に出たところで旧岡部宿に入ると、岡部本陣跡の立派な公園がありました。
岡部の次の宿場は藤枝。藤枝まで行けば東海道線の藤枝駅があります。
しかし実はここからが長かったのです。特にここから先はハイライトとなるようなスポットはなく、淡々と歩を進めるしかないので余計にそう感じたのかもしれません。
歩いてきた道、越えてきた山々。左が旧東海道。
旧藤枝宿があった藤枝の中心部に到着したのは岡部を出て1時間15分後でしたが、ゴールにしている藤枝駅はこの藤枝中心部からかなり離れていて、まだ4~5km先にあるようです。そんなの藤枝駅を名乗っちゃあかんやろ、と思いますが怒っても駅が近づいてきてくれるわけではありません。15分休んで、最後の力をふりしぼり商店街を南へと歩きます。
そんな中、ちょっと元気になったのはこういう看板。
そういえば、サッカー名門の藤枝東高校が近くにありました。
こんなのも、疲れた体をちょっとだけほぐしてくれます。
駅の手前から雨が降りだしましたが、ここまで来てしまえば、もう多少濡れても大丈夫。
そして18時20分、とうとう藤枝駅に到着しました!
アプリの距離計測だと30.24km、人生でおそらく2番目に長い距離を歩いた1日でしたが、終わってみればとても楽しい1日でした。
これはクセになる、というか、藤枝駅に到着したとたん、もうすでに旧東海道全行程を制覇してやろう、という気になっていました。
ということで、この日が僕の東海道-flat-ふらっと完歩のきっかけになった1日だったのでした。
今回の結果:府中宿~藤枝宿 20.3kmを制覇!
実際の歩行距離は寄り道入れて30.24kmを6時間31分、消費カロリー1653kcal
東海道テキトー完歩まで:現在の合計 195.8㎞/495.5km
<2014年8月訪問> 記事の情報は訪問当時のものです。最近の情報は公式サイト等でご確認ください。
Vol.26へ続く
< 【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】Vol.24 府中宿~藤枝宿前編 丁子屋のとろろと十返舎一九先生
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「生きて帰る 生きて還す」
多くの命を救い続けた、駆逐艦「雪風」の史実に基づく物語『雪風 YUKIKAZE』が戦後80年の節目となる2025年8月15日、全国公開される。公開に先立ちソニー・ピクチャーズ試写室でマスコミ先行試写会が行われた。
太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。戦場で海に投げ出された多くの仲間の命を救い帰還させ、戦後まで生き抜き「幸運艦」と呼ばれた雪風と、激動の時代を懸命に生きる人々の姿を壮大なスケールで描く。
主演は「雪風」の艦長・寺澤一利を演じる竹野内豊。先任伍長・早瀬幸平を玉木宏が演じるほか、奥平大兼、田中麗奈、石丸幹二、益岡徹など実力派俳優が共演。そして戦艦大和と運命を共にした帝国海軍・第二艦隊司令長官、伊藤整一を中井貴一が圧倒的な存在感で演じ切る。
時代が再び、分断と暴力に揺れる現代。本作は「同じ過ちを繰り返す道を歩んではいないか」と、彼らが命をかけて守りたいと願った”今”を生きる私達に問いかける。戦後80年、戦争の記憶が薄れゆく今だからこそ、尊い平和の価値を未来に繋ぐ作品『雪風 YUKIKAZE』を多くの方にご覧いただきたい。
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飲食店
高宮庭園茶寮(たかみやていえんさりょう)」では、例年ご好評いただいております季節の催し「夏の灯(なつのひ)」を2025年7月18日(金)~8月11日(月・祝)の期間限定で今年も開催します。
広島県
芸術
2023年に広島県大竹市に開館した下瀬美術館。厳島、瀬戸内海に面し、世界的建築家である坂茂(ばん・しげる)氏が設計を手がけた当美術館は、2024年12月に「世界でもっとも美しい美術館」としてヴェルサイユ賞を受賞し大きな注目を集めた。
この下瀬美術館で「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」展2025年4⽉26⽇(土)から7⽉21⽇(⽉・祝)が開催され、開幕10日で来場者数1万人を越え、同館最速の記録となり盛況を博している。
1980年〜2000年生まれのアジアの若手アーティストの作品群により構成される本展はヴェルサイユ賞受賞を記念して行われる特別展示であり、下瀬美術館にとって初の現代芸術展というチャレンジングな展示でもある。
前編に続き、下瀬美術館の代表理事を務める吉村良介氏、同じく下瀬美術館のボードディレクター高橋紀成氏、そしてイタリアNo1ギャラリーGalleria ContinuaオーナーMario Cristiani氏、Mark Tobey財団ディレクター兼アートアドバイザー/Stefano Pesce氏のインタビューをお届けします。
広島県
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HYAKKEIは開催直後の当展を訪問し、チーフキュレーターである美術家の齋藤恵汰氏のインタビューを敢行。「日本の美術界に一石を投じる企画にしたかった」と語った。