神奈川県

観光

晩春を淡く彩る高貴な花

日本では観賞用として平安時代から愛されている藤の花。甘い香りと優雅な佇まいが魅力のマメ科の植物で、国内に名所は多数あります。今回、様々な品種を楽しむことができる横須賀しょうぶ園さんにお邪魔してきました。

藤棚ではなく立ち木造り中心のふじ苑

藤棚と異なり目線が低くなり、自然な姿で鑑賞することができます。手の届く範囲となりますが、こまめに手入れが必要な繊細な植物ですので触れることなく目で楽しむようにしましょう。

九尺藤

<使用レンズ> 「Helios-44」第三世代

花穂の長い品種です。藤棚を作って藤のカーテンのようにして栽培されることが多い品種です。

長崎一歳藤

<使用レンズ> TAMRON 28-200mm F2.8-5.6

紫とピンクの花が混ざった形で咲いていました。鉢物品種として多く生産されています。

野田藤

<使用レンズ> TAMRON 28-200mm F2.8-5.6

植物学者の名前が由来。花びらの白と紫のコントラストが美しいです。

本紅藤

<使用レンズ> TAMRON 28-200mm F2.8-5.6

花は淡紅色で、華やかな明るさのある花色です。

八重黒龍藤

<使用レンズ> TAMRON 28-200mm F2.8-5.6

濃い紫の八重の花を咲かせます。 別名を『ボタンフジ』といい、ころころしたブドウのような花が塊で咲きます。

甲比丹藤

<使用レンズ> TAMRON 28-200mm F2.8-5.6

カピタン藤。遠目で見た時のグラデーションが美しいです。

オールドレンズを通して見る世界

最後に撮影で使用した機材について触れてみたいと思います。
近年日本ではオールドレンズの人気が高まっています。使い捨てのフィルムカメラなども人気ですよね。
それぞれ特徴はあるのですが、今回撮影に使用したレンズがどのように写るものであるのか紹介したいと思います。

ぐるぐるボケを楽しむHelios(ヘリオス)

花の後ろにある背景に注目してください。ザワザワとした雰囲気が出ているのがわかりますでしょうか?これは通称「ぐるぐるボケ」と呼びます。
これは意図して作られたものでなく、ドイツのレンズメーカーを真似してロシアのメーカーが作ったところ、このような写り方になってしまった製品です。人気が高く、手に入れやすいレンズになります。

オールドレンズはゴーストやフレアが入りやすい

現代のレンズでは上記のような赤い光(ゴースト)、それから太陽の光によって画面が白くなる現象(フレア)が入りにくいよう加工されています。そのため、こういった写真は撮りずらいのです。好みは分かれると思いますが、オールドレンズを使用している方はこういった遊びを入れたりします。

ちなみに、本記事に記載されているTAMRONは現代レンズです。外での撮影には欠かせない遠くにあるものを撮るレンズで、過去に掲載した写真のほとんどがこのレンズで撮影したものになります。

掲載した写真をきっかけに写真を始める方が少しでも増えたらいいな。と思って書かせていただきました。ファインダー越しに見る世界が少しでも広がりますように。

新着

新着

注目の記事

広島県

芸術

【世界で最も美しい美術館】下瀬美術館がユネスコ最優秀賞のベルサイユ賞を受賞!

ユネスコ本部で創設された建築賞<ベルサイユ賞>の「世界で最も美しい美術館」7施設にノミネートされていた下瀬美術館が、12月2日にユネスコ本部での表彰式で最優秀賞のベルサイユ賞を受賞しました。

<ベルサイユ賞授賞式のオフィシャル映像>

ユネスコで創設された建築賞である<ベルサイユ賞(世界ベルサイユ賞機構)>の表彰式が12月2日にパリのユネスコ本部にて開かれ、10周年を迎える2024年に新たに設けられた「Museums」(美術館・博物館)のカテゴリーにおいて、下瀬美術館(広島県大竹市)が最優秀賞であるベルサイユ賞を受賞しました。

〇ベルサイユ賞ホームページ
https://www.prix-versailles.com/2024

--

買い物

食べ物

【木村屋】クリスマス期間限定で「スノーマン」が登場 伝統の酒種生地と和の素材を使用した「和のシュトーレン」は今年も販売

12月はクリスマスを彩るパンが多数登場。笑顔がかわいいスノーマンは、カスタークリームとチョコクリームの2種類の味が楽しめるスイーツパンです。子供から大人まで楽しめる味わいで心温まる美味しさをお楽しみいただけます。

そして、昨年もご好評をいただいている人気商品「和のシュトーレン」が今年も登場します。柿、いちじく、こしあんなど和を感じさせる素材にこだわった、木村屋でしか味わえない特別なシュトーレンです。この機会にぜひ、木村屋のクリスマス限定パンをお試しください。

広島県

芸術

【ジパング 平成を駆け抜けた現代アーティストたち】村上隆 x 三潴末雄氏対談「芸術起業論を超えて」/三潴氏インタビュー「日本人による日本文化の価値の再発見を」

ひろしま美術館で開催中の「ジパング 平成を駆け抜けた現代アーティストたち」(開催期間:2024年11月2日〜12月22日)。草間彌生や村上隆、会田誠、奈良美智、塩田千春、加藤泉、山口晃、小松美羽、など日本現代アート界をリードする錚々たるアーティストの作品が集結した。来場者はすでに1万人を突破するなど、注目を集めている。

HYAKKEIはリーガロイヤルホテルで行われた現代アーティスト村上隆と本展示企画者である三潴末雄(みづますえお)氏との対談を取材、そして三潴氏の単独インタビューを敢行した。

そこで語られたのは、ジパング展にかける想い、日本のアート界のみならず日本人自身の価値を再発見する為の未来への提言であった。

ピックアップ

ピックアップ