熊本県
日本情報
【阿蘇郡南小国町】黒川温泉周辺に登場した新施設やリニューアル店のご案内
黒川温泉(熊本県南小国町)とその近郊で最近新しくオープンした施設やリニューアルしたお店をご紹介します。どのスポットも黒川温泉街から車で約5~10分圏内にあるので、温泉巡りの合間に気軽に立ち寄れます。老舗旅館が手掛ける新店舗や、自然豊かな里山カフェ、地元食材にこだわったレストランなど、多彩な魅力が満載です。黒川温泉の新たな楽しみとしてチェックしてみてください。
沖縄本島の人たちが「宮古島」の方言を聞いたとき、「何を言っているのかわからない」という話をよく聞きます。
その島その地域で、独自の言葉や風習が残っている。「うちなーぐち(沖縄方言)」とひとくくりには出来ない、そんなところも沖縄の魅力のひとつではないでしょうか。
しかし、このような「多様」な言葉・文化・風習が残っていられるのは何故なんでしょうか?理由は様々ありそうですが、私はうちなーんちゅ(沖縄の人たち)からこんなことを感じることがあります。
・人は人、自分は自分
・自分が大事にしているものがあるように、他の人にも大事にしていることがある
多様な文化との交流によりつちかわれた、うちなーんちゅならではの感性かもしれません。
さて、今回は世界遺産「勝連城(かつれんじょう・かつれんぐすく)跡」の後編です。勝連の繁栄と石階段の秘密、そして沖縄においての「民間信仰」について、勝連城と共に見ていきたいと思います。
さて、いよいよ勝連城にとっては最終防御ライン、「一の曲輪(いちのくるわ)」への階段です。
写真では少しわかりづらいかもしれませんが、上へ行くにつれ、階段の幅が少しづつ狭くなっています。侵入者の統率を乱し、一気に一の曲輪へ入ってこられないようにするためです。
さらに右の石垣には、侵入者に攻撃を加えられる小さな穴も備えられていたということです。
最後の城主・阿麻和利(あまわり)は優れた才能を持ち、領民からの信望も厚かったと言われています。
前の城主が圧政を敷き、酒におぼれていたため、クーデターを起こし城主となりました。
さらに対外貿易を活発に行い、勝連に栄華をもたらしたとあれば、領民にとってはきっと「英雄」に映ったことでしょう。沖縄の古謡(こよう)「おもろさうし」にこう記されています。
勝連の 阿麻和利 十百歳(とひゃくさ) ちよわれ
肝高(きむたか)の 阿麻和利 勝連と 似せて
肝高と 似せて
(勝連の阿麻和利、千年も勝連を治めたまえ。気高き阿麻和利、あなたには勝連こそがふさわしい。気高き姿こそがふさわしい。)
勝連城を登り、阿麻和利やその時代の人たちがこの場所にいた事を考えると、とても不思議な感じがします。城の造り、城主の人物像、貿易が行われていた海、時間が経っていても「ここで」行われていたということを想像すると、本当にタイムスリップしたような気持ちでした。
歴史って、おもしろい(学生時代は苦手科目でしたが…)!
少し視点を変えて勝連城を見ていきましょう。
沖縄は古来から「水不足」に悩まされてきたそうです。
水不足が起きやすい理由として、大きな川がないこと、水はけがよすぎる地層(琉球石灰岩)が挙げられます。(台風や大雨時には、水はけの良さは有利に働きます。)
それゆえ、「湧き水や井戸」をとても神聖な場所とする風習があります。
勝連城にもこのような「カー」が多くありました。「カー」とは、そのまま「湧き水や井戸」のことを指します。
生活に必要な水の確保だけでなく、子供の遊び場、住民の憩いの場ともなっていたようです。
そして、「お祈りの場」でもありました。
「琉球神道(りゅうきゅうしんとう)」というものが、琉球王国時代を中心に信仰されていました。自然崇拝・祖先崇拝を主としています。
琉球の古来からの思想は「個人的な幸福の祈願」というよりも「農作物の生産・社会全体の安定に対する祈願」で、「社会全体が平和・平穏になれば個人も幸福になれる」という考え方でした。
現代の沖縄でも、日常生活や、ものの考え方の中に浸透するという形(=民間信仰)で存在しています。
沖縄のお墓参りやエイサー(祖先の霊を送迎するための伝統的な踊り)は、この「祖先崇拝(そせんすうはい)」の考え方がベースとなっています。
ここは「トゥヌムトゥ(神人の腰掛け)」といわれる場所です。「神人(かみんちゅ)」は、琉球神道における祭司(さいし)の通称です。
沖縄には「男は海人(うみんちゅ)、女は神人(かみんちゅ)」という言葉があるらしく、神に仕えるのは女性なのだそうです。そのため、神人のことを「ノロ(祝女)」とも言うそうです。
民間の家族の問題に対して吉凶の判断などを行う「ユタ」とよばれる人たちも存在します。
カーが「水」に対する信仰だとすると、ここは「火」に対する信仰の場所です。その名も「火の神(ひぬかん)」です。
現在でも、かまど(コンロ)の火を神様としてお供え(旧暦各月の1日、15日)し、日常的に拝むご家庭が一般的です。ここでも「ヒヌカン」に仕えるのは女性である、という考えで、コンロの前や台所は女性の領域としているご家庭が多いと聞きます。
あらゆることに関する家庭の守護神で、家族の誕生・入学・結婚・離婚・死亡などの重要事項もすべて報告します。
沖縄へ旅行に来ていた時はこういったことまでは知りませんでした。
今となってはこういった信仰やユタの存在もごく自然なことだと思えますが、初めて知ったころ、「畏れ(おそれ)」のようなものを感じていたのを思い出します。
最後に、うちなーぐち(代表的な沖縄方言)を2つご紹介いたします。今回は、書き出しの部分でも触れました「宮古島の方言(みゃーくふつ)」もあわせてみていきましょう。では、、
【いらっしゃいませ】
これはうちなーぐちの中でもかなり有名な言葉ではないでしょうか?
空港やお店の入口でもよく見かける言葉です。「めんそーれ」と言います。
これが宮古方言になると『んみゃーち』となるそうです。「ん」で始まる言葉って中々ないですよね。
【元気です】
うちなーぐちでは、がんじゅー(頑丈・丈夫)と、そーいびん(~していますよ)が合わさって「がんじゅーそーいびん」と言います。
そしてこれを宮古方言でいうと、、
『パニパニ』
パニパニ!とても元気さが伝わってきますし、かわいらしい響きですね。
それではまた、次回にお会いしましょう。
くず餅の新たな楽しみ方「くず餅 風流くらべ 冬 ‐柚子の香‐」を2025年12月1日(月)より提供開始
2025.12.05
長崎銘菓シリーズ カステラ風味を味わえるサクサク食感の新作スイーツ「長崎・カステラパイサンド」発売
2025.12.03
【界 由布院】手業のひととき「わずか7名の作り手が守り継ぐ“幻の素材”七島藺(しちとうい)に触れる~オリジナルバック制作体験~」開催
2025.12.01
1,000年の伝統を現代へつなぐ「el:ment(エルメント)土佐和紙の味わいギフトセット(60種アソート)」が2,000セット限定でフェリシモメリー特典に初登場
2025.11.26
【界 アルプス】雪降る静かな夜に幻想的な光の回廊 信州の雪深い冬を灯す「雪国雁木(がんぎ)あかり」初開催
2025.11.24
地中美術館のオリジナル商品「瀬戸内レモンケーキ」、「瀬戸内レモンフィナンシェ」が館内にて限定発売中
2025.11.24
熊本県
日本情報
黒川温泉(熊本県南小国町)とその近郊で最近新しくオープンした施設やリニューアルしたお店をご紹介します。どのスポットも黒川温泉街から車で約5~10分圏内にあるので、温泉巡りの合間に気軽に立ち寄れます。老舗旅館が手掛ける新店舗や、自然豊かな里山カフェ、地元食材にこだわったレストランなど、多彩な魅力が満載です。黒川温泉の新たな楽しみとしてチェックしてみてください。
栃木県
日本情報
2025年10月より日光エリアにおける新たな二次交通サービスとして、ハイグレード貸 切バス「SPACIA X NIKKO CRUISER」の運行を開始いたします。 運行開始を記念し、東武トップツアーズ株式会社では「SPACIA X NIKKO CRUISERが紡ぐ 早朝紅葉鑑賞の旅」を企画、2025年9月12日(金)より発売いたします。
全国
イベント
「生きて帰る 生きて還す」
多くの命を救い続けた、駆逐艦「雪風」の史実に基づく物語『雪風 YUKIKAZE』が戦後80年の節目となる2025年8月15日、全国公開される。公開に先立ちソニー・ピクチャーズ試写室でマスコミ先行試写会が行われた。
太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。戦場で海に投げ出された多くの仲間の命を救い帰還させ、戦後まで生き抜き「幸運艦」と呼ばれた雪風と、激動の時代を懸命に生きる人々の姿を壮大なスケールで描く。
主演は「雪風」の艦長・寺澤一利を演じる竹野内豊。先任伍長・早瀬幸平を玉木宏が演じるほか、奥平大兼、田中麗奈、石丸幹二、益岡徹など実力派俳優が共演。そして戦艦大和と運命を共にした帝国海軍・第二艦隊司令長官、伊藤整一を中井貴一が圧倒的な存在感で演じ切る。
時代が再び、分断と暴力に揺れる現代。本作は「同じ過ちを繰り返す道を歩んではいないか」と、彼らが命をかけて守りたいと願った”今”を生きる私達に問いかける。戦後80年、戦争の記憶が薄れゆく今だからこそ、尊い平和の価値を未来に繋ぐ作品『雪風 YUKIKAZE』を多くの方にご覧いただきたい。
福岡県
イベント
飲食店
高宮庭園茶寮(たかみやていえんさりょう)」では、例年ご好評いただいております季節の催し「夏の灯(なつのひ)」を2025年7月18日(金)~8月11日(月・祝)の期間限定で今年も開催します。
広島県
芸術
2023年に広島県大竹市に開館した下瀬美術館。厳島、瀬戸内海に面し、世界的建築家である坂茂(ばん・しげる)氏が設計を手がけた当美術館は、2024年12月に「世界でもっとも美しい美術館」としてヴェルサイユ賞を受賞し大きな注目を集めた。
この下瀬美術館で「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」展2025年4⽉26⽇(土)から7⽉21⽇(⽉・祝)が開催され、開幕10日で来場者数1万人を越え、同館最速の記録となり盛況を博している。
1980年〜2000年生まれのアジアの若手アーティストの作品群により構成される本展はヴェルサイユ賞受賞を記念して行われる特別展示であり、下瀬美術館にとって初の現代芸術展というチャレンジングな展示でもある。
前編に続き、下瀬美術館の代表理事を務める吉村良介氏、同じく下瀬美術館のボードディレクター高橋紀成氏、そしてイタリアNo1ギャラリーGalleria ContinuaオーナーMario Cristiani氏、Mark Tobey財団ディレクター兼アートアドバイザー/Stefano Pesce氏のインタビューをお届けします。
広島県
芸術
2023年に広島県大竹市に開館した下瀬美術館。厳島、瀬戸内海に面し、世界的建築家である坂茂(ばん・しげる)氏が設計を手がけた当美術館は、2024年12月に「世界でもっとも美しい美術館」としてヴェルサイユ賞を受賞し大きな注目を集めた。
この下瀬美術館で「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」展2025年4⽉26⽇(土)から7⽉21⽇(⽉・祝)が開催され、開幕10日で来場者数1万人を越え、同館最速の記録となり盛況を博している。
1980年〜2000年生まれのアジアの若手アーティストの作品群により構成される本展はヴェルサイユ賞受賞を記念して行われる特別展示であり、下瀬美術館にとって初の現代芸術展というチャレンジングな展示でもある。
HYAKKEIは開催直後の当展を訪問し、チーフキュレーターである美術家の齋藤恵汰氏のインタビューを敢行。「日本の美術界に一石を投じる企画にしたかった」と語った。