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世界遺産の島 宮島・大聖院にて2種類の秋限定御朱印『菊と短冊』『紅葉とロウソク』の授与を開始しました
世界遺産の島 宮島・大聖院にて、9月9日(月)より2種類の秋限定の紙御朱印『菊と短冊』『紅葉とロウソク』の授与が始まりました。数量限定となりますのでなくなり次第終了となります。
『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。
前日、死ぬほど苦しい箱根の山を登ってきたので、この日はさらっと箱根峠を越えて箱根西坂を下ります。気づけばそこは静岡県。とうとう伊豆の国へと入ってきたのでした。
箱根・芦ノ湖で朝を迎えると、素晴らしい快晴。
富士山もゴキゲンな姿をちょこっと見せてくれています。
今日は箱根峠を越えて伊豆の国に入り、三島、沼津あたりまで行きたいと思っています。
前日、途中で休憩もしないまま登りつめてしまったせいか、足腰全体が重く、特に左太もものウラに違和感が残っています。今日は下りが中心なので、昨日ほどの負担はないかと思いますが、オーバーワークは禁物だなあ、というコンディションです。
湖畔から旧道へと入ると、すぐに箱根峠への上りがはじまります。
箱根峠までは芦ノ湖畔から標高にして120~130m上るだけですが、朝なので慎重に、慣らし運転気味に進みます。
ここでグキッ、なんてことになったら3連休が台無しですからね。
国道1号と合流すると、まもなく箱根峠の頂上。いよいよここから静岡県、伊豆の国に入ります。
箱根峠から三島にかけては箱根西坂と言われ、小田原から箱根までの東坂にくらべると比較的穏やかだ、と言われていますが、実際はけっして楽ではありません。階段やら石段はあまり多くないのですが、急な斜面の坂道が、まっすぐに伸びている、という印象です。
それでも東坂に比べると、こんなふうに比較的ひらけた感じの日当たりのいい道が多いので、心理的に緩やかに感じるのかもしれません。
やがて日本百名城となっている山中城址公園が現れます。
ここは北条氏小田原城の西の防衛を担う最重要拠点だったのですが、秀吉の小田原攻めでは7万という巨大な軍勢に半日で陥落してしまい、そのまま廃城になってしまったそうです。北条氏特有の築城技術が残されている貴重な史跡のようで、特にこんな感じの空堀が特徴のようです。
実はかつてこの山中城で、ちゃんばら合戦をするチームビルディングの企画があったのだと言います。
社員旅行とかで豊臣軍と北条軍に分かれて、戦史にまつわる城の攻防を再現するようですが、なかなか面白そうですよね。
そしてこのあたりから見事な富士山が姿を現しました。
芦ノ湖からの眺望のように前にさえぎる山もなく、裾野まできれいに見えるのです。
今日はこのあと、終始ゴキゲンな富士山と一緒に旅をすることになります。
ところがしばらくすると富士山の前にこんな異様な光景が。
現在、日本最長400mの歩行者用吊橋として知られる「三島スカイウォーク」が、当時まだ工事中だったのです。
まあ、富士山と一緒に吊り橋工事の絵もなかなか見られるものではないので、これはこれでシュールでカッコいいんですが、本当に必要なんでしょうか、観光吊り橋?(僕は高いところ無理なので、個人的に必要性は感じておりません)。
さて、笹原という、今日初めての集落らしい集落を通り抜けると、その先に待っているのは強飯坂(こわめしざか)。
この坂を登る人夫が背負った米が、あまりの汗と熱で強飯になるほどだったというキツイ坂なのです。
集落のはずれで道の先が急角度に落ち込んでいるのがわかりますか?
この角度の坂道がずっと続くので、確かにかなりきついはずです。
途中、道端で座り込んでいる上りの東海道ウォーカーのおじさんが1人、もうろうとしながら、歩幅20cmくらいでちょこちょこと喘ぎながら登っている初老の男性ウォーカーも1人いました。
そのあともこれでもか、というくらい富士山に付きまとわれながらグングン下り、初音ヶ原の立派な松並木を過ぎるとやがて三島市内に入ります。
<2014年11月22日訪問> 記事の情報は訪問当時のものです。最近の情報は公式サイト等でご確認ください。
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