【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】Vol.33 浜松宿~新居宿 眉毛のスズキさんとか、うまくて高いギョーザバーガーとか

『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。

時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。

浜松は餃子の町とは聞いていたけど、ギョーザバーガーなるものがあるとは知りませんでした。しかも高い!けどうまい!こんな高級バーガー屋がさりげなく道端にあるなんて、もしかして浜松はセレブな町なのか?

これはまゆげのスズキさん?

浜松の新幹線工場ですっかり寄り道してしまいましたが、この日は夏の酷暑ということも想定して、あまり長い距離を歩く予定ではなかったので、夕方までに残り17、8キロをゆっくりと歩いて新居に到着すればいいことになっています。

旧東海道に戻り、郊外の幹線道路をしばらく歩いていると、こんなバス停が。

こいつはどのスズキだ?スズキという現在の知り合いは35人くらい、過去に付き合ったスズキさんという女の子は8人くらいいたような気がするのですが、今度は、どのスズキさん(くん)が見えざる手で僕を呼んでいるのかわかりません。

はて、と思ってまわりを見回してみると、このスズキだったことがわかりました。

そうです、スズキは浜松の誇る郷土の優良企業の一つでしたね。ということは、あの白まゆげのしゃちょー、じゃなかった、かいちょーが見えざる手で僕を呼んでいるのか。

後継者としてヘッドハンティングでもされるかもしれないのでイッチョ挨拶でもしてみようか、と入口の前まで行ってみると、門の前にいるのです、土曜にもかかわらず厳しそーな守衛さんが。

過去にもTOヨタやTO芝といった名だたる企業の見えざる手に招かれて門前まで行ってはみたものの、いつもそこで守衛さんに追い返されることが多かったので、今回は残念ながら遠くから写真だけ撮って引き返すことにしました。ゴメンよ、白まゆげのかいちょーさん。年収2億だったら転職考えてもいいから連絡ください。

旧東海道からスズキ本社への道の途中でやけにいい匂いがするなあ、と思っていたら浜松名物、餃子屋さんが。ちょうど昼食時間帯だったこともあり、こういうところ、きっとうまいんだろーなー、と思って入ろうとするとなんとカウンターまで満員。

あとでしらべてみたらやはり行列必至の人気店、ということでした。残念、並んででも食べるべきだったか!

そんなわけで、昼食のタイミングを逃してしまったまま郊外の幹線道路から旧道に入ると、今度はまったく食堂的なところがない、というよくあるパターンに。暑いので食事しながら少し休憩したいなーと思いつつ、ズルズルと歩いてしまいます。

もう次の舞坂の町につくまでダメかなあ、と思っていたところ、数少ない大きめの交差点の角にこんなお店を発見!

餃子を食いっぱぐれたので、妙に気になり、ちょっとあやしい感じだけどトライしてみることにしました。餃子バーガーとアイスコーヒーを頼むと、ロカビリーふうのおねーさんが

「1188円です」

結構いいお値段じゃないかい?ポテトもサラダもスマイルも頼んでないんだけど。

でも食べてみると確かにうまいのです。バンズもやわらか甘いし、ギョウザの殻のカリカリした触感も悪くないし、ハンバーグも大きくて最後ははみ出ちゃうんですが、このロケーションにしては結構高級品でないかい?実は浜松、ヤマハとかスズキとかうなぎパイとか、名門企業が多いせいでセレブが多いのか?

しかし土曜日のランチタイムど真ん中なんですが、店内はこんな感じでずっと貸切。

ドリンクセットで780円くらいだったら、浜松市民もたくさん来るのではないでしょーか。ぜひご検討をお願いします。もう来ることはないかもしれませんが。

弁天島の赤い橋

浜松を出て10キロ近く、ずっとなんの特徴もない道が続いていたのですが、舞坂宿の近くになってようやく旧東海道らしい景色になります。

この松並木を越えたところが舞坂の宿場町。舞坂の町のすぐ向こうは海、というか浜名湖が遠州灘とちょうどつながるあたり。宿場町にもしらす干しや海苔のお店が並んでいます。

舞坂の脇本陣はもう本当に海(浜名湖)のすぐ手前にありました。

旧東海道の突き当りには舞坂の漁港や魚市場があり、西の方を向くと、もうそこには弁天島の大鳥居と駅前のホテルやリゾートマンションが見えていました。

よく東海道新幹線から見える浜名湖と大鳥居、赤い橋はこのあたりだったんですね。

弁天島の海岸は海浜公園になっていて、何軒かのホテルやリゾートマンションが建ち並んでいましたが、このあたりは遊泳禁止らしく、夏だというのにビーチには人影まばら。

遠浅の浜辺で水遊びしている子供を横目に、ヤンママあがりのお母さんがけだるそうに横たわっている海の家もどきのような場所もありましたが、残念ながら華やかさを感じるようなビーチではありませんでした。でも江ノ島よりはヒット率が17倍くらい高いかも。そう考えると男のロマンは多少ありそうです。。。

ちなみにこの鳥居は観光用に建てられたものなんだそうです。

かつての東海道ではこのあたりは渡し船で越えていたところなのですが、今は何本かの橋でつながれていて、そのまま歩いて渡れます。
 
 

歌川広重 東海道五十三次・荒井│かつての浜名湖の船渡しの風景が描かれています。奥に見えるのは箱根の山々。手前に進むと新居(荒井)宿に到着です。

 
 
東海道本線の弁天島駅の前を通りすぎて3~4キロ歩くと、ようやく今日の目的地、新居宿に到着したのでした。

<2016年7月訪問> 記事の情報は訪問当時のものです。最近の情報は公式サイト等でご確認ください。

Vol.34へ続く
< 【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】】Vol.32 浜松宿番外編その2 ドクターイエローとか、空飛ぶ新幹線とか

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番組では2014年に”新風土記”を奉納した出雲へ訪れ、「新風土記の第二弾」を制作し番組内で初公開されます。

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インタビューPart1ではアナザースカイでの撮影風景を元に、”小松美羽さんと巡る出雲大社”をお届けします。出雲の地への親愛の念溢れる小松さん。自然体で語っていただきました。

写真:神庭 恵子 / インタビュー・文:菊地 伸(HYAKKEI)


今回のアナザースカイのハイライトは、2014年に新風土記を制作した際と同じ古民家で制作した、初公開となる絵画作品。この作品についてはインタビューPart2で詳しくお伝えします。

< 小松美羽プロフィール >

1984年長野県生まれ。女子美術大学短期大学部在学中に銅版画の制作を開始。近年ではアクリル画、立体作品などに制作領域を拡大し、力強い表現力で神獣をテーマとした作品を発表。

2015年、ロンドンで開催されたチェルシー・フラワーショーへ有田焼の作品を出品し、受賞作が大英博物館へ収蔵されるという快挙を成し遂げる。その後、台湾、香港、日本での個展において動員数、売上とも記録を塗り替える。

HTCとのコラボによるVR作品『INORI~祈祷~』が第76回ヴェネツィア国際映画祭VR部門、イギリスのレインダンス映画祭にノミネートされる。2020年、日本テレビ系「24時間テレビ」のチャリTシャツのデザインを担当など、国内外で大きな注目を集めている。

小松美羽 Miwa Komatsu | オフィシャルサイト

『アナザースカイ』
日本テレビ
5月27日(木) 伊勢編 24:59~25:39
6月3日(木) 出雲編 25:09~25:39

アナザースカイ 番組公式サイト
https://www.ntv.co.jp/anothersky2/

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