【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】Vol.32 浜松宿番外編その2 ドクターイエローとか、空飛ぶ新幹線とか

『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。

時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。

浜松は誘惑の多い町ですね、東海道を歩こうと思っても次から次へと誘惑があってなかなか先に進みません。今回はなんとJRの浜松新幹線工場。偶然出会ったイベントだったのですが、そこでドクターイエローに初めてお目にかかりました。

空飛ぶ新幹線?

夏も真っ盛りの7月下旬、東海道ふらっと完歩のため、GW以来2か月半ぶりに浜松にやってきた僕。酷暑の中、わざわざ熱中症のリスクを冒してまで、なんでまた東海道テキトー完歩なんか決行するのか!賢明な皆さんはそうお思いでしょうが、これはロマンなんですよ、男のロマン。

なーんて大げさなことではないのですが、実は毎年7月下旬の週末に、この先の旧東海道新居宿で行なわれる「遠州新居の手筒花火」というお祭りが見たくて、この区間はわざわざこの時期に残しておいたのでした。

そんなわけで今日は前回の続きの浜松から新居まで歩いて、夜はお祭りを見ることにしたのでした。そんなわけで朝の新幹線で浜松に到着し、ホテルに荷物を預けに行こうとすると、こんな看板を発見。

アクトシティの横には、JR浜松工場行きのシャトルバスがズラッと並んでいて、親子連れが次々と乗り込んでいきます。ネタとしては面白いのでちょっと寄り道してみたい気はしたのですが、まあどう見ても夏休みのお子様向けの企画なので、男のロマンに生きる旅人にはちょっと似合わないかな、と。

ときどき、バカでかい望遠カメラを抱えた単独男性が乗り込んでいきますが、今はやりの一眼女子的な単独女性は見当たらないので、やはりここには男のロマンはない、と判断し、そのまま旧東海道を進むことにしたのでした。

ところが浜松の繁華街を抜けて旧東海道を歩き始めると、なぜかあのシャトルバスが僕の横を何台も抜いて行くのです。近いのか?浜松工場、と思って地図を見てみると、なんと東海道から1キロも離れていない場所にあるじゃないですか。

時計を見ると、ちょうどこのイベントが始まりそうな時間。そんなわけで、これは何か見えざる手が俺を誘ってるんだな、と思い直し寄り道して行ってみることにしたのでした。新幹線なるほど発見デーか。。。

まあ、JRの新幹線工場になんかめったに入れないので、この際男のロマンは封印しましょう。中に入ると、オープン直後だというのにすでにこの賑わい。

おおおおお。

新幹線が車庫で休んでる。

しかもめちゃくちゃ長い。

普段はけっして見せてくれない、のぞみちゃんのカラダの中が見られちゃったりして、なかなかレアな感じです。

この日はキッズ向けにいろいろな体験イベントが用意されているようでしたが、すでにオープンと同時に午前の部の整理券配布は終了。

まあこういう特別イベントだと、相当気合入れて並んだり走ったりしないとまずこういうのには参加できませんよね。

事前の申し込みや当日整理券配布がなくても楽しめるイベントの一つが「空飛ぶ新幹線」。これは新幹線車両の整備のため、クレーンで新幹線の車体を上げ・載せる作業のこと。

この浜松工場でしか見られないとのことですが、それも近いうちに浜松工場がリニューアルされ、車両検査方法が変更となるため、「新幹線なるほど発見デー」で実演を公開するのは、今年(2016年:当時)が最後となるのだそうです。

そんなわけで、実演時間にはたくさんの人だかりができてしまい、車体が浮いているんだかいないんだかわからないような状態でしたが、まあ珍しいものを見たのかな、と。

ドクターイエローとタイマン?

広い工場をブラブラ歩いていると、一番奥のほうになんだか僕をにらんでいる輩がいます。

こ、この人相悪い新幹線が、幸せを呼ぶ、と言われているドクターイエローなのか!!!

このドクターイエローは「新幹線のお医者さん」と言われていて、走りながら新幹線の電気系統や軌道の設備状況をチェックする検査用新幹線なのですが、めったにみられないことから、これを見た人は幸せになれる、といわれています。

幸せの黄色い新幹線、ってことなんでしょうね。

今回は基地内に展示されていたので、走っているところを見たわけではないのですが、まあ見えざる手で僕をここに呼び寄せたのはきっと彼だったのでしょう。

しかしまあ、横から見ると面長でスマートな男なんですが、正面から見ると「お前俺とタイマンはりてーのか!」って感じの顔ですね。

幸せを分けてもらったのか、タイマン挑発されたのかよくわかりませんが、お初にお目にかかったことですし、まあ貴重な体験ではありました。

2時間も寄り道しちゃいましたがね。

<2016年7月訪問> 記事の情報は訪問当時のものです。最近の情報は公式サイト等でご確認ください。

Vol.33へ続く
< 【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】】Vol.31 浜松宿番外編 あら、こんなところに魔女のアパート!

新着

新着

注目の記事

愛知県

観光

ディープなローカルツアー “「三河里旅」×「とよた宿割」”で お得にマイカーで巡る御朱印旅

地域で暮らし地域を深く知るガイドが三河の山里でしか体験できない唯一無二の旅を提案する「三河里旅」のローカルツアー。そんな三河里旅より、とよた宿割を利用することで食事や宿泊・休憩が等が半額になる日帰りツアーが登場。2日間限定のお得なツアーをお見逃しなく。

沖縄県

観光

「ウィンドサーフィンデビューステイ」プランが登場【リゾナーレ小浜島】

周囲に高い山や建造物など障害物がない小浜島は、どの方位からも風が吹き、風を操って楽しむウィンドサーフィンの聖地と称されています。
日本最南端の八重山諸島に位置する離島のビーチリゾート「星野リゾート リゾナーレ小浜島」に、2021年12月1日~2022年2月28日の期間、マンタ柄のセイルでウィンドサーフィンに挑戦するプラン「ウィンドサーフィンデビューステイ」が登場します。

沖縄県

伝統

観光

文化

うちなー滞在記vol.11「三山時代にタイムスリップ~護佐丸の築城と松並木~」

沖縄に移り住んで早一年が経とうとしています。一年前に吹いていた風、冬へ向かう空気の冷たさが思い出されます。

「うちなー(沖縄)でやっていけるだろうか」

「うちなーんちゅ(沖縄の人たち)と私は何が違うのだろう」

当初、そんな不安と好奇心とを抱きながら生活していました。しかし、様々な人と接するうち、不安は徐々に解消されていきました。

「うちなーには様々な国籍を持つ人たち、本土(沖縄以外の日本)の人たちが暮らしている」ことは心強さを与えてくれました。

「うちなーには様々な異文化との交流の歴史があった」ことを知れたのも、大きな理由の一つです。

そして、風習や言葉の違いは “違い” として尊重し、残そうとしているうちなー文化に触れているうち、「違うことは当たり前」「違っていて良い」と思えるようになりました。

さて、今回は時をさかのぼること600年。三山時代に築城されたといわれる沖縄本島中部・読谷村(よみたんそん)の世界遺産「座喜味城跡(ざきみじょうあと)」をご紹介します。

ピックアップ

ピックアップ