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涼を遊び、五感を満たす夏。「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」開催
日本美のミュージアムホテル、ホテル雅叙園東京では、2024年7月5日(金)から9月23日(月・休)までの期間限定で「和のあかり×百段階段2024 ~妖美なおとぎばなし~」を開催しています。
『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。
浜松に、魔女の館があるらしい、という話を聞いていたので、以前から一度行ってみたいと思っていたのでした。そんなわけで東海道ふらっと完歩で浜松に泊まった翌日、魔女たちのめくるめくマル秘パーティーにお呼ばれしたわけではなかったのですが、ノーアポで突撃してみることにしました。
浜松の郊外にある魔女の館でのパーティーに正式に招待されると、空飛ぶじゅうたんが迎えに来てくれるようですが、今回は正式なオファーではないので、自分で浜松駅から路線バスに乗ってつつましく訪問してみようと思います。
そんなわけで浜松の市街地を歩いていると、別の魔女たちが僕を誘惑してきます。
あっぶねー、朝でよかったぜ!いろんなところで魔女がトラップかけてくるぜ、恐ろしいまちやな、浜松!
市街地から浜松城も近いようなのでちょっと寄り道してみます。
この浜松城、実はこうして間近で見るのは初めてなのですが、復元されている天守は意外に小ぶりなんですね。ここは若き日の徳川家康が17年間過ごしたお城として知られています。
そんな浜松城を足掛かりに、天下統一を成し遂げた家康にちなんで、浜松のゆるキャラはこの「出世大名 家康くん」
出世大名の名前の通り、なんと2015年のゆるキャラグランプリを受賞したそうです。
なんでも彼は人々に出世運を授けることができる、ということで出世を願う世の中のサラリーマン諸君から引っ張りだこらしいので、そーゆーのに興味がある方は、ぜひこの浜松駅前の家康くんの前で二礼二拍手一礼(かどうかはわかりませんが)でご参拝してみてください。
さて、肝心の魔女の館ですが、地図を見ると浜松市街から北に向かって結構距離があるのですが、浜松医科大行きの路線バスに30分ほど乗ると、それは目の前にいきなり現れます。
おおおおおおおお。ホントに魔女の館だぜ!
この魔女の館があるのは、どこぞの魔法の国の中じゃありませんよ。浜松の郊外のふつーの道路沿いにあります。
なんたって隣には西松屋もあるくらいですから。
この中のどこかの部屋で平日の昼間っから妖しげな魔女たちが集まって、きっとめくるめくような魔女パーティーをしてるんだな。
若くて活きのいい美少年の血をみんなでちゅーちゅー吸ってるんじゃないのか?うらやましいぞ、魔女パーティー、私だってナイスミドルなので、もう若くはないけどきっと血はまだまだナイスな味だぞ!
しかしさすがは魔女の家、セキュリティはかなり厳しいようで、毒の塗られたトゲ付きの門ががっちり。
毒蜘蛛も侵入者を見張っています。ううむ。やはりノーアポで突撃は難しいのか。
そうか、きっとこのかぼちゃに監視カメラがついていて、魔女たちのお眼鏡にかなう生贄であれば、門が開いてすぐに迎えが来るんだな。
しかし誰も現れず、門は閉じたままです。しかたなく活きのよさをアピールするために、ラジオ体操第1から第2まで、怒涛の休憩なしでやってみたのですが、うんともすんとも言いません。うーん、やっぱりまだちょっと朝早すぎて、魔女たちも空腹じゃないのかな。
実はここ、どうやら魔女の館ではなく、一般の方が住むアパートだったのです。
これは浜松にある、とあるデザインアトリエによって建築された建物で、魔女のアパートのほかにも浜松の近郊にはこの建築工房が手掛けたメルヘンチックで特徴的な建物がたくさんあるようでした。
ちなみに、このアパートのコンセプトは1年じゅうハロウィンなのだそうです。
そんなわけで、残念ながら魔女のパーティーには参加できないようです。ですのでくれぐれも人の家の前で怒涛のラジオ体操を踊ったりするのはおやめください。
<2016年5月訪問> 記事の情報は訪問当時のものです。最近の情報は公式サイト等でご確認ください。
Vol.32へ続く
< 【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】】Vol.30 袋井宿~浜松宿 見付学校とか超恋愛成就パワースポットとか!
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