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サンシャイン60展望台 まっくらたいむ ~ゆっくりと夜景を見ながら、心落ち着く空間を~
SKY CIRCUS サンシャイン60展望台では、2月19日(金)~4月4日(日)の期間、17:30以降の展望台内の照明などを落として真っ暗(まっくら)にすることで心を落ち着かせ、東京のキレイな夜景の中にまるで自分が溶け込んだような夜景観賞体験ができる「まっくらたいむ~ゆっくりと夜景を見ながら、心落ち着く空間を~」を実施いたします。
日本で唯一の亜熱帯気候を持ち、その温暖な気候、美しい海、三線の音色、本土にはない独特の雰囲気を求めて、毎年数多くの人が訪れる沖縄県。
そんな沖縄にひょんなことから住むことになった私が、沖縄にまつわる歴史や文化、自然、飲食店などを、ナイチャー(意味はあとでご説明いたします)ならではの目線でご紹介していきたいと思います。
今回は、2月上旬のまさに今が見頃の、沖縄本島北部にある「今帰仁城(なきじんぐすく)跡の桜」と、私が沖縄に移り住んでから出会った、沖縄に今も息づいている「中国文化」について、いくつかご紹介していきます。
沖縄本島北部、今帰仁村にある今帰仁城跡(なきじんぐすくあと)。
グスクとは、奄美群島(鹿児島県)から八重山諸島(沖縄県)にかけて多数存在する建築物で、「城」という字を当てていますが、軍事的な役割だけでなく「御嶽(うたき)」や「遙拝(ようはい)所」と呼ばれる信仰の場所が必ず備わっているのが特徴です。
琉球王国(1429年~1879年)成立前の沖縄には、中山・南山・北山という三つの小王国(三山)があり、その勢力を争っていました。今帰仁城はその北山の城であり、琉球王国成立後も、北部の監視や統治を目的として「北山監守」という役職が置かれていたそうです。
石の城壁は本土のように直線的ではなく、このように曲線を描いています。中国、ひいてはヨーロッパのお城の影響を受けているんだそうです。
そんな世界遺産・今帰仁城跡ですが、今回の目的はこの桜。
「カンヒザクラ(寒緋桜)」と言うそうです。
沖縄の桜の特徴は、本土の桜のように薄いピンク色ではなく、このようにショッキングピンクに近い、色の濃い花が咲きます。花びらの落ち方も、ひらひらと舞い落ちる感じではなく、「ぽとっ(ぼとっ)」と萼(がく)ごと落ちるそうで、沖縄の人たちも「風情がない落ち方するんだよ」と笑いながら話します。
今の沖縄には、本土のように桜の下で宴会をする「お花見」文化はほとんどありませんが、琉球王国時代、1665年に最後の「北山監守」が今帰仁城を引き上げてからは、ここは王朝の祭りを執り行う場所として用いられていたそうです。
桜だけでも大満足だったのですが、思いがけず、こんな(写真で伝えきれないのがとても悔しいので、機会があればぜひお立ち寄り下さい)絶景と出会うことが出来ました。
思わず「うわー」と声が出てしまう程でした。
中国・万里の長城を想起させる城壁の形状も見ることが出来ます。
沖縄の人たちは、自分たちの住む場所を「うちなー(おきなわ)」と呼び、沖縄以外の日本のことを「内地(ないち)」「本土」「ヤマト」と呼んだりします。そして自分たちのことを「うちなーんちゅ(沖縄人)」と呼び、内地から来た日本人のことを「ナイチャー(内地+er)」と呼んだりします。
沖縄が大好きな東北出身の私としては、この呼び方に、少し突き放されたような、沖縄に生まれ育っていないと育たないアイデンティティのようなものを感じ、何とも言えない気持ちになります。
そうした「うちなーんちゅ」の意識、沖縄と他の日本とを区別するという意識はどこから来るのだろう。私(沖縄以外の日本人)とは一体なにが違うんだろう。
沖縄に移り住んでまだ間もない私にとって、わりと重要なこの問題を探るべく、今回は沖縄の文化・風習に特に大きな影響を与えた「中国との歴史」の名残りを見ていきたいと思います。
中国との関わりについてなぜ気になったか。
沖縄に移住して間もないころ、まだ車がなかったので、移動手段は徒歩でした。車社会中の車社会の沖縄、本当に歩いている人がいないんです。
ジョギングしている人や自転車に乗る人はたまに見かけますが、移動手段として歩いている人に、この期間、ひとりも出会わなかった気がします。
そんな中、住宅地でよく目にしたのがこの「石敢當」。
家の外壁の下の方などに張られている表札のような形のものです。
今でこそ「いしがんとう」と読めますが、まず読み方から解らず、「いしがふ?」「いしがふさん?」「いや、いしがふさんだけこんな下の方に表札あるのも変だよな...」
謎は深まるばかりだったので早速調べてみると、なるほど、中国の福建省から伝承され、魔除けの意味があるんだそうです。中国の強い武士、名力士の名前からとったんだそうです(諸説あります)。
沖縄では昔から「マジムン(=魔物)」の存在が強く信じられていました。マジムンは直進しかできないので、丁字路や三叉路にぶつかるとそのまま家の中に入ってきてしまうので、丁字路や三叉路の壁に「石敢當」の文字が入った石碑などを置いたんだそうです。石敢當にぶつかったマジムンは砕け散ると言われています。
ちなみに、屋根や門の上に置かれ、「守り神」としての意味を持つシーサーも、中国から伝わってきたものとされています。
上述の三山を統一した中山王の尚巴志(しょうはし)が王家の居城とした首里城。
驚いたのはこの守礼門をはじめ、首里城の門はすべて西側、つまり中国(当時の明・清)の方角を向いていたそうです。中国との関係が何よりも大事だったことがうかがえます。中国から冊封使(中国皇帝の使者)が琉球に来た際には、国王以下の高官らが守礼門まで出迎えていたとされています。
最後に、今帰仁城跡に行く途中にある、地元でも昔から有名なソーキそばのお店をご紹介します。
1966年創業。今では沖縄県内に複数店舗を持ち、全国各地へのお取り寄せもできます。2つの出入口を全開にして、新型コロナ対策もバッチリでした。
ソーキもスープも、濃すぎずしっかりと出汁が効いてて、美味しいに決まっていました。機会があればぜひご賞味ください。
それではまた、次回にお会いしましょう。
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天龍峡温泉観光協会は、2021年2月5日(金)~28日(日)の期間、天竜奥三河国定公園内の天龍峡第二公園にて、天龍峡史上初のライトアップイベント「天龍峡ナイトミュージアム」を開催中です。本イベントでは、国定公園であり国の名勝である天龍峡を博物館に見立て、天龍峡の動植物や地形、歴史や文化を、美しいライトアップ演出やスタンプラリーを通して紹介しています。そして2月15日(月)、コロナ禍でご来場が難しい方々にも本イベントを楽しんでいただけるよう、イベント特設サイトにてスペシャルムービーを公開いたしました。
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『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。
鈴鹿峠を越えて滋賀県に入ると、ほかの土地とは明らかに違う部分があります。それは滋賀県東近江発祥の「飛び出し坊や」。この旧東海道を歩いているだけでもめちゃくちゃたくさんの飛び出し坊やがいたので、今回はそのコレクションを紹介しましょう。
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「古都」と呼ばれる京都府は、「日本文化発祥の地」とも言われており、その1,200年の歴史とともに培ってきた様々な魅力が存在します。今回は京都から海のグルメに関する豆知識をお届けします。
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都府・嵐山にある全室リバービューの旅館「星のや京都」は、2021年3月25日~4月10日の桜の時期に、1日1組限定で満開のしだれ桜をひとり占めできる「さくらテラス」をオープンします。さくらテラスは朝日に輝く桜や夕暮れの幻想的な光に浮かぶ桜など、時間帯によってさまざまな表情を見せる桜を一日中楽しめる空間です。桜の下で食事を味わったり抹茶を点てたりと、喧騒から離れてくつろぎながら、嵐山の春の風情を静かに愛でることができるテラスです。
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