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1200年の時を越えて護り継がれてきた「空海・消えずの火」がはじめて東京へ

2021.02.16

宗教法人 弘法寺(東京都港区)が、弘法大師 空海が宮島弥山の地で修行のために灯し、その後1200年の時を越えて大切に護られてきた「空海・消えずの火」を法縁関係にある大聖院より譲り受けることとなりました。「空海・消えずの火」が、東京を、日本を元気にします。
これに伴い、2月11日(木・祝)に宮島弥山大本山大聖院にて採火式を、2月13日(土)に東京都港区三田の弘法寺にて点灯式を執りおこないます。

「空海・消えずの火」とは

宮島弥山大本山大聖院は嚴島神社の別当職として祭祀を司ってきた、宮島の総本坊です。大同元年(806年)に弘法大師 空海が弥山を開基して以来、1200年余りの歴史を紡いでいます。また、弘法大師 空海が護摩行の際に灯した炎を「空海・消えずの火」として1200年の時を越えて護り続けています。
この「消えずの火」で沸かした霊湯を飲むことにより「万病に効く」「幸せが約束される」というご利益もあるとされております。
この霊火は広島平和記念公園の「平和の灯」の種火としても使用されています。

宮島弥山 大本山大聖院 霊火堂 空海・消えずの火

西暦804年に唐に渡った空海は、驚くべき速さで密教の教えを体得し、2年後の西暦806年に日本へ戻った後、宮島弥山の地へと降り立ち、そこで修業のための火を焚きました。その炎と教えは1200年の時を越え、今も脈々と受け継がれてきており、平和と安寧の象徴として多くの人々に崇められています。

この度ご縁をいただき、弘法寺では『空海・消えずの火』を大本山大聖院より授かることとなりました。これは日本の寺院では初めての事例となります。

この困難なときを乗り越える願いをこめて、また、新たな歴史が始まる瞬間を、より多くの方々にご覧いただきたく、2月11日に宮島弥山 大聖院にて採火式を、2月13日に東京三田の弘法寺にて、点灯式をおこないます。灯された「空海・消えずの火」には、弘法寺本堂にてご参拝いただけます。(年中無休/午前10時より午後7時まで)
日本を、世界を苦しめるコロナ禍において「空海・消えずの火」を首都東京にいただくことで、心の安寧や平和を切に願い、皆さまの心の依り処となるべく御祈願してまいります。

大本山 弘法寺について

三田の慶應義塾大学に隣接する弘法寺は、都心のビル群や大使館、東京タワーなどに囲まれた、閑静な住宅街に立地しているお寺です。
弘法寺の歴史は古く、創建は西暦816年。以来1200年の永きに渡って法燈を守り続けています。此処三田の地に移ってきたのは明治の頃。御府内八十八ヶ所霊場第拾三番札所として、多くの方々にご参拝をいただいております。

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