富士山の絶景とともに目覚める、至福のひととき。
「あおき農園」山梨の桃ジュースはキャビンの冷蔵庫に入っています。
2日目の朝。起床して窓の外を見ると眼前に富士山の絶景が広がっています。昨日の素晴らしい体験が続いていることに感謝しつつ、テラスリビングへ。
朝は寝起きのカラダの目を覚ましてくれる「あおき農園」さんの山梨の桃ジュースがオススメです。まるで採れたての桃をそのまま飲んでいるかの様な美味しさ。キャビンの冷蔵庫に入っているので、ご宿泊の際はぜひお試しください。
それにしても、本当に富士山は時間とともに様々な顔を見せてくれます。このままテラスリビングで過ごしたい気持ちを抑えて、この日はカヌー体験へ。
富士山をバックに湖面を駆け抜ける爽快感。早朝の河口湖カヌー体験。
「湖上の早朝カヌー」体験中の風景
「湖上の早朝カヌー」はインストラクターの方がカナディアンカヌーの操縦方法を教えてくれるアクティビティ。朝7時に集合場所へ向かうと、車でいざ河口湖畔へ。
カヌーは自分達だけで漕ぐことになりますが、インストラクターさんの教え方がとてもわかりやすく、未経験者の私でも30分ほどで自由に漕ぐことが出来る様になりました。富士山をバックに、河口湖を滑る様に駆け抜ける爽快感、忘れられない思い出になりました。かなり早起きをする必要がありますが、十分すぎるほどその価値があるおすすめアクティビティです。
宿へ戻ると、朝食の時間。焼きたてのパンが待っていました。
ふわふわ・もちもちの焼き立てダッチオーブン・ブレッド。
朝食は昨夜のディナーと同じ、メインダイニングで頂きました。席に着くとまずダッチオーブンで焼かれたパンがそのまま提供されます。このパンの香りがこれまでに感じたことのないほど芳醇で…食感はふわふわ・もちもち。そのままでも小麦の風味、甘さを十分に味わう事が出来ますが、新鮮なジャムを塗ればこれだけで大満足な朝食です。
彩り鮮やかなメインダイニングの朝食。
もちろん、旬の野菜のサラダやソーセージ、キッシュなどのお惣菜も全てが美味しく、早朝カヌーの程よい疲れもいつのまにか忘れてしまうほどでした。
星のや富士では、今回メインダイニングでいただいた朝食の他に、2つの朝食を選ぶ事ができます。
・部屋のテラスリビングでいただく「モーニングBOX」
・クラウドテラスでいただく「森の朝食」
>【参考】星のや富士公式サイト「食事のご案内」
訪れる度に朝食のメニューやシチュエーションが選べるなんて素敵ですよね。次回は是非、野外でいただく朝食にチャレンジしてみたいと思います。
メインダイニング前のウッドデッキで一息。森の中腹にある「クラウドキッチン」へ。
メインダイニングを出ると、フロントデスクとの間にウッドデッキのスペースがあります。こちらのウッドデッキも居心地の良い場所の一つ。シンプルな空間の先に見える”森の借景”は見事で、ここでひと時を過ごす方も多いそうです。
森の中腹にあるクラウドキッチンへ向かいます。
小一時間散策をした後は、森の中腹にある「クラウドキッチン」へ。星のや富士スタッフさんがおすすめしてくださった、「森の石窯ピザづくり」に参加します。
地元山梨の旬の素材を存分に活かした「森の石窯ピザづくり」
宿泊前から楽しみにしていた「森の石窯ピザ作り」。クラウドキッチンへ近づくと本格的な大きな石窯が見え、否応なしに期待が高まります。ピザ作りは未経験ですが、もちろんスタッフさんが丁寧に教えてくださいます。
ずらりと並んだピザにのせる具材。
ピザの材料は、こちらも地元山梨で取れた新鮮な旬の素材ばかり。色鮮やかな食材を前にテンションが上がります。
とても柔らかく繊細な感触のピザ生地。これを丸く伸ばしていきます。
まずは、生地の形を整える所から。丸状の生地を少しづづ手で広げていき、ある所まで伸ばしたら持ち上げ、くるくる回し重力を活かして円形に伸ばしていきます。この工程がなかなか難しく、スタッフさんの丁寧なサポートのおかげで、何とか形になりました。普段見るピザ職人の方の技術の凄さを感じます。
意外にもピザと相性が良い大葉のソース
大葉をすり潰し、ニンニク、オリーブオイルなどを加えペースト状にして、ソースにしていきます。「大葉がピザのソースに?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが(私もそうでした)、これが想像を絶する美味しさでした。
色鮮やかな2種類のソースを塗り込んだピザ生地。
今回作ったのはトマトと大葉の2種類のソースをベースにしたピザ。ソースを丁寧に生地に塗っていきます。
最後はたっぷりとパルミジャーノをかけて準備完了。
生地の上にトマト・マッシュルーム・アスパラガスなどの野菜やイノシシのパンチェッタ(これが美味しい!)をトッピングした後は、もちろん締めのパルミジャーノ。量はお好みですが、もちろんたっぷりとかけていきます。これで準備完了です。
石窯でのピザ焼きはスタッフさんが手伝ってくれます。
いよいよピザを石窯へ。石窯の中は薪の火で高温に熱されているため、ピザを定期的に回転させる必要があります。回すタイミングにもコツがあり、スタッフさんにサポートして頂きながら、焼き上げる事ができました。
石窯でこんがりと焼き上がったピザ。
焼き上がった石窯ピザ。形はちょっと微妙…でしたが、その美味しさは言葉で表現するのが難しいほど。特に、大葉のピザの美味しさと言ったら。。これを食べるためにまた訪れたいと思うほど。
地元の旬の素材に直に触れ、石窯でピザを焼く。これも中々味わえない貴重な体験となりました。
クラウドテラスは宿泊者はいつでも利用が可能です。
ピザはこちらのクラウドテラスで頂きました。木漏れ日の中でいただく手作りの石窯焼きピザ。最高のひとときとなりました。
夕暮れ時のテラスリビングからの眺め。赤く染まっていく空が印象的です。
星のや富士の周辺も見どころが満載。この日はから車で20分ほど、北口本宮冨士浅間神社へ足を伸ばし、宿に戻るころには夕暮れ時が近づいて来ました。部屋に戻ると刻一刻と表情を変える富士山の姿が一面に。自然の時の流れと共に過ごしていることを実感する瞬間です。
時間を気にせず、プライベートなキャビンテラスでいただく夕食。
こちらもまた、新鮮な食材がならぶしゃぶしゃぶ鍋。
2日目の夕食は、テラスリビングでいただく「山麓のしゃぶしゃぶ鍋」。こちらも地元の旬の食材が多く、地元山梨の食材の魅力を最大限引き出して、お客様に味わって頂きたいという思いが伝わってきます。
プライベートな空間、しかも野外で森の空気を感じながらいただくしゃぶしゃぶ鍋は格別でした。
自然が織りなす至福の時間。ひとつひとつの体験が心に残る、最高の滞在となりました。
テラスリビングから撮影した満天の星空と富士山
夜になるとリビングテラスの外には満天の星空と富士山の絶景が。時が過ぎるのを忘れ、無為に自然を感じる。大量の情報に晒され翻弄される都会の生活に慣れ、この様な感覚を長いこと忘れてしまっていた自分に気付かされます。
心と体が自然と一体となり、深く癒される至福のリトリート体験。そして、様々な体験やスタッフの方々のお話を通じて生まれた、自然や食材への敬意。
どれも星のや富士という場所=作品の中でしか味わうことのできない経験であったと感じます。
スタッフの方曰く、この地は四季折々にさまざまな表情を見せてくれ、秋には紅葉が、冬には冠雪した富士山が宿泊者を楽しませてくれるといいます。また別の季節に必ず訪れたいと思います。ひとつひとつの体験が心に残る、最高の滞在となりました。
【星のや富士】公式サイト (最新情報はこちらから)
https://hoshinoya.com/fuji/
>【星のや富士】HYAKKEI滞在レポート前編はこちら