酒楽。月替りの日本酒ラベル。日本酒ラベルになったテキスタイルデザイン。7月1日日本酒のお正月からスタート!

2020.07.07

酒楽。月替りの日本酒ラベル 真っ白な木綿に描かれる、四季と伝統を織り交ぜたテキスタイルデザインを日本酒のラベルとして纏わせる。
the sakeraku.×BAUHAUSならではの新しい日本酒ブランドです。 シリーズ初年、令和2年のテーマは”季譜”。

古くから日本には暦を美しく表現する言葉がたくさんあります。そんな言葉たちを用いて、 日本酒の視点から四季の移り変わりや伝統をトレンドにデザインした日本のテキスタイルをお届けしていきます。

2020年7月1日 お酒のお正月「文月」

日本酒業界における”お正月”にあたるのが7月。
7月1日を年始めとし、翌年6月30日までを1年として区切るこの月は、酒造りに関わるすべての人々が気持ちを新たにまた良い酒を作ろう、 という区切りの月とも言えます。はじまりの今月はそんな蔵元の方々へ向けた感謝とお祝いのテキスタイルデザインです。

日本酒ラベルになったテキスタイルデザイン_ブランドについて

1. 模様「TEXTILE」
伝統と現代のスタイルを織り交ぜたポップなテキスタイル。
日本酒になくてはならない存在である、お米がモチーフとなっています。 新たな年を迎えるお祝いの気持ちと日本酒造りに携わる職人たちへの感謝を込めて、おめでたいカラーリングで仕上げました。

2. 伊勢木綿
テキスタイルラベルには、綿の一大産地とも称される伊勢で作られる三重県指定伝統工芸品、伊勢木綿の晒(さらし)を使用しています。 明治時代から受け継がれる織機で織り上げられた、素朴でやわらかな最高級の木綿です。

<伊勢木綿のこと>
江戸時代から今も続いている伝統の布、伊勢木綿。
昔から変わらぬ製法で出来る小巾の反物には、最高の肌触りと古布のような素朴な風合いがあります。その秘密は糸(弱撚糸)。
強く撚りをかけずに綿(わた)に近い状態の糸を天然のでんぷんのりで固め、昔の機械でゆっくりと織っているため、一台の機械で一日一反(13メートル)しか織れません。出来上がった布は洗っていくうちにのりが落ちて糸が綿(わた)に戻ろうとするので、生地がやわらかくなっていきます。この肌触りこそが伊勢木綿の魅力なのです。

<伝統を新しいかたちに>
昔から続く伝統技術を使いながら、現代のエッセンスを取り入れたものを作る。そしてそれは日本人のアイデンティティが感じられるものがいい。
またそれは特別なものではなく日常で使えるものがいい。伝統技術の継承や地場産業が発展するという事は、そういったものがその時代の暮らしの中に自然に溶け込む様なものでなければならないと思うからです。
そんな伝統素材の新しい可能性を提案していければいいと思います。

3. お酒_長谷川酒造

長谷川酒造は、新潟県長岡市 摂田屋にある酒蔵です。酒造りにめぐまれた環境のなか、機械に頼らない手作業にこだわり、 約180年という年月の間、地域に愛され人に支えられながらお食事や宴との調和を大切にした酒を醸されています。

<ゆらぎある酒づくり>
長谷川酒造の酒は、ほとんどすべての工程を手づくりで行います。
杜氏、蔵人たちは、その年採れた米の魅力を最大限に引き出すため、敏感に季節の変化を感じ取り、知恵と勘を絞り出して酒を醸していきます。
だからこそ同じ気候の年が一度もないように、酒の味も年ごとにゆらぎます。この蔵には、その年にしか生まれえない、ただ一度きりの酒が息吹くのです。

<厳選された素材>
長谷川酒造では、すべての酒を信濃川の伏流水で仕込んでいます。信濃川には、長野県では八ヶ岳、槍ヶ岳、穂高岳など日本百名山とも称される山々の水が、 新潟県ではさらに長岡東山連峰の水が流れ込んでおり、名水をかけあわせた伏流水は口当たりの良い、柔らかな軟質。この水でつくる酒は、雑味のない澄んだ味わいになります。

酒米には新潟県産はもちろん、わたしたちがおいしいと思うお米を厳選して使用しています。その年採れたそれぞれの米の魅力を最大限に引き出すため、杜氏、蔵人が工夫を凝らしています。

<蔵人たちの想い>
人の心に、寄り添う酒。
長谷川酒造が目指す酒は、食事を引き立てながらも邪魔をせず、飲み飽きしないお酒です。楽しい宴や日々の晩酌、そしてほっと一息つきたい瞬間、様々なシーンで共にあるお酒でありたいと願っています。信濃川の伏流水を水源とする柔らかな水と厳選された酒米を、長年蓄積された技術を駆使し毎冬酒を仕込んでいます。

柔らかで丸みを帯びた口当たり、お米の旨みを感じながらも程よい辛さが心地よいすっきりとした後味。目の行き届く範囲でしか造らない、小さな地酒蔵だからできる小タンク仕込みに、蔵人・従業員一同が最高のパフォーマンスを注ぐ。それが長谷川酒造の酒造りです。

HUMIZUKI 純米大吟醸 長谷川

品名: 日本酒
原材料米: (国産)・米こうじ(国産)
使用米: 越淡麗 100%
精米付合: 40%
日本酒度: +3.0
酸度: 1.0
アルコール分: 15-16%
内容量: 360ml
製造元: 長谷川酒造

> テキスタイルラベル2020_HUMIZUKI

新着

新着

注目の記事

山形県

観光

【山形県飯豊町】春限定の神秘的な光景「白川湖の水没林」 

山形県南部飯豊町(いいでまち)の白川湖で春の2か月間だけ見ることができる神秘的な風景。豪雪地帯である日本百名山の飯豊連峰から、春になると白川湖に大量の雪解け水が流れ込みます。湖が満水を迎えると、シロヤナギの木々があたかも水の中から生えているかのような、幻想的な光景になります。

東京都

観光

【星のや東京】江戸時代の芝居茶屋のもてなしを現代に 「新春歌舞伎滞在」開催

東京・大手町の日本旅館「星のや東京」では、2024年1月5日~26日に、1泊2日の滞在プログラム「新春歌舞伎滞在」を今年も開催します。
江戸に暮らす人々にとって新年の楽しみの一つに歌舞伎観賞があり、粋な過ごし方でもありました。その楽しみ方を支えたのが芝居茶屋です。観劇チケットの手配に加え、筋書やお茶、菓子、幕の内弁当、酒肴の提供など、至れり尽くせりのサービスで人々を喜ばせていました(*1)。星のや東京では、当時の芝居茶屋のようなおもてなしで、新年を寿ぐ滞在を提供します。

*1:富澤慶秀・藤田洋監(2012). 『最新歌舞伎大辞典』. 柏書房.

東京都

観光

イベント

【新宿御苑×ネイキッド】NAKED紅葉の新宿御苑2023開催決定

2023年11月22日(水)〜12月3日(日)の期間、新宿御苑にて紅葉のライトアップイベントが開催されます。今春の桜イベントに続き、今秋は紅葉イベントで再び新宿御苑とネイキッドのコラボレーションが決定しました。東京を代表する庭園「新宿御苑」は、数少ない都心の紅葉スポット。全長約200mのプラタナス並木と都心随一のモミジスポット・モミジ山、池への反射が絶景の「中の池」など、新宿御苑の紅葉とネイキッドのアート&食が融合した世界を見ることができます。

ピックアップ

ピックアップ