MITSUROU WRAP(蜜蝋ラップ)について
京屋染物店では、サステナブルな社会を目指した取り組みを行っております。サステナブルとは、「持続可能な」「ずっと続けていける」という意味があり、世界的に共通の目標として取り組みが行われています。
京屋染物店は、SDGs「持続可能な開発目標」(※持続可能な世界を実現するための17のゴール、169のターゲットから構成される、2016年から2030年までの国際目標)の7項目で認証を取得しました。
今回、持続可能なものづくりの取り組みの一つとして、プラスチック製品を使わない素材で出来た蜜蝋ラップをリリースいたします。
蜜蝋ラップの生地は、エコテックススタンダード100のプロセス認証を取得した工場で、職人が手染めしたオーガニックコットン手ぬぐい生地を使用。その拘り抜いた染め生地に、岩手県産の天然の蜜蝋・食品にも使われる木の樹脂・オーガニックホホバオイルを染み込ませて作りました。すべての工程を一つ一つ丁寧に手作業にて製作しております。
蜜蝋には、抗菌・保湿効果があり、食品の鮮度を保ちながら安心して包むことができます。
何度も洗って使え、大切にお使いいただくことでラップとしての機能も長持ちします。
自然由来の材料を使用しているため、ご使用後は土へ戻すこともできる地球に優しくエコなラップです。
※蜜蝋:ミツバチの巣から採れる「ロウ」のこと。
製品名称: |
『MITSUROU WRAP(蜜蝋ラップ)』 |
サイズ: |
約35×35cm(製品によって若干の誤差あり) |
製品: |
生地:綿100%(GOTs認証取得:オーガニックコットン特岡生地)
蜜蝋:岩手県産の天然蜜蝋仕様
オーガニックホホバオイル、食品添加物として使用される樹脂配合 |
仕様: |
1枚入り、洗って繰り返し使用可能、カットして使用も可。 |
価格: |
2,500円(税別) |
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ラインナップ
【ume-bachi-kikko(梅鉢亀甲)】
六角形の蜂の巣は、日本の伝統柄では「亀甲」と呼ばれる文様で、その名の通り、亀の甲羅のイメージと重ねて、長寿への願いが込められる吉祥柄です。同じかたちが連続する柄は永続的な意味合いもあり、「末永い長寿への願い」が込められます。その亀甲柄のなかに、日本の象徴花である「梅」を文様化した「梅鉢」をいれました。寒い冬に気高く香る梅は高貴を表します。梅と蜂と亀甲、いろいろなかたちと願いが込められたデザインです。
ume-bachi-kikko(梅鉢亀甲)
【iwate no yamayama(岩手の山々)】
岩手県北西部にある活火山の「岩手山」、柳田国男の『遠野物語』にも登場し、現在も山岳信仰や神話が残る「早池峰山」、岩手県と秋田県の県境に位置するなだらかな山「八幡平」、岩手県釜石市と大船渡市、住田町にまたがり、日本三百名山にも選定される「五葉山」、北上川をはさんで岩手山と対峙する三角錐の形が美しい「姫神山」岩手県八幡平市にあり、岩手山・早池峰山とともに「岩手三山」に数えられる「七時雨山」この岩手の地を囲む、6つの山々のかたちをストライプにしました。
色は新緑の緑にしています。それぞれに山のかたちも高さも異なりますが、どの線がどの山か。お好きな方は気づかれるかもしれません。
大地を囲む山で大地からいただく食材を包む。ぜひそんなイメージでお使いください。
iwate no yamayama(岩手の山々)
【ichimatsu-nabana(市松菜花)】
京屋染物店のある一関市の市花である「菜の花」を市松柄にしました。市松柄は、江戸時代より愛される伝統柄で、柄が途切れることなく続いていくことから、繁栄の意味が込められています。京屋染物店の染色は「捺染」という技法で行います。
色ごとに版を変えて染色するので、通常は、色と色が混ざらないように色の間に白フチをいれますが、今回は白フチをとって染める「ぶっつけ」という方法で、染色の滲みのおもしろさを活かしました。一枚一枚に異なる滲みの面白さと、菜花の優しく明るい色合いで、食卓を彩るお手伝いができれば幸いです。
ichimatsu-nabana(市松菜花)