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【阿蘇郡南小国町】黒川温泉周辺に登場した新施設やリニューアル店のご案内
黒川温泉(熊本県南小国町)とその近郊で最近新しくオープンした施設やリニューアルしたお店をご紹介します。どのスポットも黒川温泉街から車で約5~10分圏内にあるので、温泉巡りの合間に気軽に立ち寄れます。老舗旅館が手掛ける新店舗や、自然豊かな里山カフェ、地元食材にこだわったレストランなど、多彩な魅力が満載です。黒川温泉の新たな楽しみとしてチェックしてみてください。
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芸術
2023年に広島県大竹市に開館した下瀬美術館。厳島、瀬戸内海に面し、世界的建築家である坂茂(ばん・しげる)氏が設計を手がけた当美術館は、2024年12月に「世界でもっとも美しい美術館」としてヴェルサイユ賞を受賞し大きな注目を集めた。
この下瀬美術館で「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」展2025年4⽉26⽇(土)から7⽉21⽇(⽉・祝)が開催され、開幕10日で来場者数1万人を越え、同館最速の記録となり盛況を博している。
1980年〜2000年生まれのアジアの若手アーティストの作品群により構成される本展はヴェルサイユ賞受賞を記念して行われる特別展示であり、下瀬美術館にとって初の現代芸術展というチャレンジングな展示でもある。
前編に続き、下瀬美術館の代表理事を務める吉村良介氏、同じく下瀬美術館のボードディレクター高橋紀成氏、そしてイタリアNo1ギャラリーGalleria ContinuaオーナーMario Cristiani氏、Mark Tobey財団ディレクター兼アートアドバイザー/Stefano Pesce氏のインタビューをお届けします。
吉村良介氏「下瀬美術館に展示している作品は、親会社の丸井産業のオーナー下瀬ゆみ子と下瀬静子の親子のコレクションです。主に日本と海外の近代の洋画・工芸などを展示するためにスタートしました。多くは京人形やエミール・ガレや加山又造、マティスなどで構成されいます。
下瀬美術館は元々、わかりやすく親しみやすい美術館としてやっていこう。というコンセプトでスタートしました。
美術館って往々にして上から目線で「ちゃんと見なさいよ」みたいな雰囲気があって、疲れてしまったりすることがあると思うんですよ。
下瀬美術館ではもっと自然に、エミール・ガレの後に、可動展示室に行ったら近代の作家さんの絵画があったり、京人形があったりします。可動展示を活用して歴史的なアートと現代アートが融合し、そこを行き来するアミューズメントパーク的な美術館を目指しました。
吉村良介氏「下瀬美術館でも若手作家のみの展示を開催する事は、実はチャレンジでした。若手キュレーターが企画する展覧会は、実は最初は賛成ではなかったんです(笑)先ほどお伝えした通り親しみやすい下瀬美術館、というイメージがありますから。
しかし、下瀬美術館は親会社の丸井産業のオーナーのコレクションを見せることから始まった美術館ですが、丸井産業は建築資材の会社で常に「挑戦」の精神で発展してきた会社ですので、美術館にもその精神を反映させたく、“思い切って“やってみるか!”という気持ちで初めたのが今回の展覧会です。」
吉村良介氏「今回の展示は、未知の可能性へのチャレンジです。ですから、お客様の方に「どの様に作品を感じられたか、教えてください」とお伝えしています。私たちだけでは測りきれない価値がそこにある可能性がありますから。
実際今、来館されている若い方達にアンケートを取るなどして詳しく反響を聞きたいですね。やっぱり共感が大事じゃないですか。若手作家さんの作品を見て、お若い方々がどう感じるかは大事だと思います。その作家さんが評判が良ければ展示を続けていっても良いと思いますし、そういった新しいニーズを掘り起こして、また今度いってみたいね、という下瀬美術館であり続けたいと思っています。」
高橋紀成氏「ボードディレクターとして館の展覧会の方針を統括し、プロデューサーとして企画運営を指揮しブランディングをする立場から、今回の「周辺・開発・状況 ― 現代美術の事情と地勢 ―」展では現代アートの批評的文脈と興行的側面の集客の両立を成立させることが使命であると考えていました。
現代美術は動員が難しいと一般的にも言われていて、地方の美術館がどこでも苦しんでいるのは知っていたので、キュレーターの人選も若手の気概のあるキュレーターに何人も会ってプレゼンを受け、最も情熱的で広島のエリア性も考慮し将来性があると私が感じた若手を数人セレクトしてボード会議(取締役会)にあげて決定し、企画の段階からPR 戦略もきっちりと組み上げました。
PRとはプロモーションではなく、パブリック・リレーションズの略です。つまり社会との関係性を構築することが本来の意味です。
その結果、開幕10日で来場者数1万人を越え、現代美術展としては異例の来館者数を記録できたのは幸先の良いスタートを切れました。結果で責任を取る立場として、最低限の責務は果たせたと考えています。」
高橋紀成氏「ただ、美術展の価値は動員や収益だけでは測れません。現代美術は歴史的・批評的な文脈の上に成立しているため、その筋道が明確でなければ展示の意義は損なわれます。話題性だけに頼った企画では下瀬美術館の評価を高めることはできません。
吉村代表理事が掲げる 『下瀬美術館の新しい可能性を切り拓く』 というビジョンを実現するには、現代美術への挑戦が必然でした。そして、その挑戦を〈動員〉の面でも成功させることが私に課せられた大きな使命でした。」
高橋紀成氏「日本の現代美術界では、企画と実務を往還できるキュレーターを育成する環境がまだ十分とは言えません。収益性がなければ予算もかけられないという現実もあります。美術館と企画によって考え方は様々だとは思いますが、やるからには、若手だからこそ充分な予算をかけて思いを形にさせてあげたいと考えて行いましたが、おかげで想定の倍の予算がかかりました(笑)
今回の展覧会はスタートに過ぎず、日本の若手キュレーターが実地で経験を積める“登竜門”となる場へ発展させ、毎年行っていきたいと考えています。そして来場者数で結果がついてくれば全国の美術館も現代美術の展覧会をもっと多く企画することになると思うので、その意味でも興行面で成果を上げることには大きな意義があると捉えています。」
下瀬美術館には、海外から視察に訪れるアート関係者も後を絶たないと聞く。
実名は伏せるが、ヨーロッパのメジャーな美術館の館長やキュレーター、メガギャラリーのディレクターが来たり、世界トップ200のコレクターがヴィラに宿泊に訪れるなど、世界でも注目のエリアとなっている。
そこで記者が滞在している際に幸運にもお会いしたヨーロッパアート業界のスペシャリストから話を伺う事が出来た。
HYAKKEI「この度はインタビューの機会をいただき光栄です。下瀬美術館の印象と、お二人が考えるアートの役割についてお聞かせください。」
Mario Cristiani氏「下瀬美術館は左手には、厳島神社と神の島として崇められる宮島。右手には、戦後の日本が奇跡的な復興を遂げる中で築かれたコンビナート群が広がる。美術館の中だけで無くエクステリアのユニークさ、またそこからの情景、信仰と産業、静寂と躍動、永続と変化にも心を打たれる、こんな美術館はどこを探しても無いと思います。
この様に、私たちが生活を営む街にはアートが必要です。そしてグローバル化や産業化が進む現代においては、国際的な視点を持った芸術家の感性が非常に大切ですね。権力者の傲慢さが世界を混乱させていますが、そんな今だからこそ芸術家の表現の自由と、新しい未来を思い描く力が重要なのです。
生命の儚さを尊重することの大切さを、アートは伝える力を持っています。過去の破壊を二度と繰り返さないために、国際的な企画を広島で構想している所です。」
Stefano Pesce氏「下瀬美術館はとても魅力的なスペースだと思います。美術館はそこで暮らす人々の心と思考の中心であるべきだと考えています。下瀬美術館はそれが実現された美術館だと思いますよ。
私はアーティストと美術館を繋ぐ役割を担っています。その様な立場から、下瀬美術館はとても興味深く魅力的です。ここに訪れたのは2度目ですが、その時、感じたことは”I’m home!”(ただいま!)でしたよ。魅力的なスペースにはそれを充実させる作品が必要ですし、これからの展示にも期待しています。」
<HYAKKEI 編集部NOTE>
下瀬美術館の新たなチャレンジとして開催された現代美術展「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」。光栄にも下瀬美術館代表理事、プロデューサーをはじめ、この地に集結した世界を代表するアート関係者、新進気鋭のキュレーターの方々にお話を伺うことが出来た。
混沌を深める世界と向き合い、アートの力で希望を未来を切り開こうとする勇気、そして挑戦。その強い信念と情熱は国境を超え、世界のアートシーンが繋がった。この幸運な邂逅の地が、瀬戸内の陸と海、戦後日本と現代建築の境界線上に存在する下瀬美術館であったということは象徴的であり、必然であったのかもしれない。
この場に居合わせる機会を頂いた事に心から感謝したい。そして、新たなアートシーンの起点であったと後世に語られる可能性を持った「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」をぜひ多くの方に体感して頂きたいと願う。
「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」
開催期間:
2025年4⽉26⽇(土)〜7⽉21⽇(⽉・祝)
休館日:
月曜日(祝日の場合は開館)
開館時間:
9:30-17:00
観覧料:
一般2000円(1800円)
高校生・大学生1000円(800円)
大竹市民1500円
中学生以下無料
( )内は20名以上の団体(要予約)
主催:
一般財団法人下瀬美術館、中国新聞社
後援:
広島県教育委員会、大竹市教育委員会、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、FMはつかいち76.1MHz
<小松美羽さん単独インタビュー> -Part1- 小松美羽さんと巡る出雲の旅
世界を舞台に活躍する現代アーティスト小松美羽さんの単独インタビュー第一弾。
アナザースカイ(日テレ系)が2週連続で5/27(伊勢篇)、6/3(出雲篇)の放映が決定した小松さん。
番組では2014年に”新風土記”を奉納した出雲へ訪れ、「新風土記の第二弾」を制作し番組内で初公開されます。
常に未来へ進み続ける小松美羽さん。そんな彼女に、この度HYAKKEIの単独インタビューに応えて頂く事が出来ました。”光の柱”の出現を体験し作品に大きな影響を与えたという出雲大社との深い関わりや、出雲の地での新作アートの制作、制作の中心にある祈りの原点に迫ります。
インタビューPart1ではアナザースカイでの撮影風景を元に、”小松美羽さんと巡る出雲大社”をお届けします。出雲の地への親愛の念溢れる小松さん。自然体で語っていただきました。
写真:神庭 恵子 / インタビュー・文:菊地 伸(HYAKKEI)

今回のアナザースカイのハイライトは、2014年に新風土記を制作した際と同じ古民家で制作した、初公開となる絵画作品。この作品についてはインタビューPart2で詳しくお伝えします。
< 小松美羽プロフィール >

1984年長野県生まれ。女子美術大学短期大学部在学中に銅版画の制作を開始。近年ではアクリル画、立体作品などに制作領域を拡大し、力強い表現力で神獣をテーマとした作品を発表。
2015年、ロンドンで開催されたチェルシー・フラワーショーへ有田焼の作品を出品し、受賞作が大英博物館へ収蔵されるという快挙を成し遂げる。その後、台湾、香港、日本での個展において動員数、売上とも記録を塗り替える。
HTCとのコラボによるVR作品『INORI~祈祷~』が第76回ヴェネツィア国際映画祭VR部門、イギリスのレインダンス映画祭にノミネートされる。2020年、日本テレビ系「24時間テレビ」のチャリTシャツのデザインを担当など、国内外で大きな注目を集めている。
小松美羽 Miwa Komatsu | オフィシャルサイト
『アナザースカイ』
日本テレビ
5月27日(木) 伊勢編 24:59~25:39
6月3日(木) 出雲編 25:09~25:39
アナザースカイ 番組公式サイト
https://www.ntv.co.jp/anothersky2/
<小松美羽さん単独インタビュー>新作“NEXT MANDALA〜魂の故郷” に込めた大調和時代へのメッセージとは
昨年25周年を迎えた(株)デジタルガレージは“Whole Earth Catalog”で世界的に知られるStewart Brand(スチュアート・ブランド)氏と“EARTHSHOT”を宣言。〜Whole Earth Catalogから50年、これからの未来・テクノロジーを考える〜をテーマに今年で21回目となるカンファレンス、「THE NEW CONTEXT CONFERENCE」が8月11日に行われ、その様子は日本⇔米国(サンフランシスコ)同時中継にてオンラインで観客に配信された。
イベント当日、現代アーティスト小松美羽さんは高野山別格本山三宝院で制作した”NEXT MANDALA〜魂の故郷”を発表。目入れのライブペイントを行い、”大加速時代から大調和時代へ”とのメッセージを発信し、会場を祈りの空間へと導いた。
「Human and Animal 土に吹き込まれた命 21世紀陶芸の最先端」動物をテーマにした作品を展示
近年ますますアートとデザイン、陶芸と彫刻といった領域の境界線が曖昧さを増してきています。この展覧会では、土と対話しながら生み出される土のアートの最先端を、日本やアメリカ、ヨーロッパの、今、注目される5人のアーティストたちによる人や動物をテーマにした作品を通して紹介します。
【近代美術/コンテンポラリーアート/近代美術PartII/MANGA オークション】盛況!落札価額合計は12憶1,480万円 山口長男に1憶3,500万円
Shinwa Auction 株式会社(シンワオークション)は 2022年11月12日(土)に丸ビルホールにて「近代美術/コンテンポラリーアート/近代美術 PartII/MANGA オークション」を開催いたしました。落札額合計は12憶 1,480万円、落札率は92.80%でした。
最高額を記録したのはLOT.351山口長男《圧》。エスティメイト下限7,000万円に対し、1憶3,500万円での落札を記録しました。注目作品の大谷コレクション・鏑木清方《道場寺 鷺娘》はエスティメイト下限 2,000 万円に対し、8,000 万円での落札、コンテンポラリーアートでは草間彌生《かぼちゃ》 下限 7,000 万円に対し 1 憶 700 万円の価額が付くなど盛況のセールでした。
次回の開催オークションは12月3日(土)開催、「近代陶芸/古美術/近代陶芸 PartIIオークション」となります。
スイーツデコがアートに 「ULTRA SWEETS」の世界
スイーツデコの技術をアートに昇華させた第一人者、渡辺おさむがgallery UG Tennozにて初の個展を開催します。
『劇的茶屋』 前代未聞!おうちで和菓子を食べながら観る落語ミュージカル!
ほとり企画が今作の企画・製作の指揮を取る『劇的茶屋』では落語をベースにしたミュージカルをリモート生配信でお送りします。すべてのチケットは松竹梅から選べるお菓子とお茶のセット付き。それらをご自宅にお届けすることで、美味しいものを食べながら落語ミュージカルを観る〈体験型エンターテインメント〉となっております。7月4日からシリーズ一席目「謳う芝浜」を週4-5公演ペースでロングラン上演中。8月中旬からは「謳う死神」の上演を開始いたします。
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下瀬美術館「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」展/インタビュー後編:吉村良介氏, 高橋紀成氏, Mario Christiano氏, Stefano Pesce氏
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2025年10月より日光エリアにおける新たな二次交通サービスとして、ハイグレード貸 切バス「SPACIA X NIKKO CRUISER」の運行を開始いたします。 運行開始を記念し、東武トップツアーズ株式会社では「SPACIA X NIKKO CRUISERが紡ぐ 早朝紅葉鑑賞の旅」を企画、2025年9月12日(金)より発売いたします。
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「生きて帰る 生きて還す」
多くの命を救い続けた、駆逐艦「雪風」の史実に基づく物語『雪風 YUKIKAZE』が戦後80年の節目となる2025年8月15日、全国公開される。公開に先立ちソニー・ピクチャーズ試写室でマスコミ先行試写会が行われた。
太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。戦場で海に投げ出された多くの仲間の命を救い帰還させ、戦後まで生き抜き「幸運艦」と呼ばれた雪風と、激動の時代を懸命に生きる人々の姿を壮大なスケールで描く。
主演は「雪風」の艦長・寺澤一利を演じる竹野内豊。先任伍長・早瀬幸平を玉木宏が演じるほか、奥平大兼、田中麗奈、石丸幹二、益岡徹など実力派俳優が共演。そして戦艦大和と運命を共にした帝国海軍・第二艦隊司令長官、伊藤整一を中井貴一が圧倒的な存在感で演じ切る。
時代が再び、分断と暴力に揺れる現代。本作は「同じ過ちを繰り返す道を歩んではいないか」と、彼らが命をかけて守りたいと願った”今”を生きる私達に問いかける。戦後80年、戦争の記憶が薄れゆく今だからこそ、尊い平和の価値を未来に繋ぐ作品『雪風 YUKIKAZE』を多くの方にご覧いただきたい。
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高宮庭園茶寮(たかみやていえんさりょう)」では、例年ご好評いただいております季節の催し「夏の灯(なつのひ)」を2025年7月18日(金)~8月11日(月・祝)の期間限定で今年も開催します。
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HYAKKEIは開催直後の当展を訪問し、チーフキュレーターである美術家の齋藤恵汰氏のインタビューを敢行。「日本の美術界に一石を投じる企画にしたかった」と語った。