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芸術

アンディ・ウォーホルの「Silver Liz」、国内最高落札額23億円達成。Shinwa Auctionのオークション、羽田空港で開催。

~Shinwa Auction、羽田空港・保税蔵置場を活用したアートオークション開催~

2022年3月30日(水)、Shinwa Auction株式会社の主催による特別オークションUnited Asian Auctioneers 「Shinwa Auction × LARASATI Auctioneers × iART auction ×KUANGSHI × A|A|A|A × ISE COLLECTION」が羽田空港第 1 ターミナル、ギャラクシーホールで開催された。

当オークションではNFTアートもラインナップされるなど、日本の空の玄関口にふさわしく国境や時代を超えた作品が集結し、会場は熱気に包まれた。

ウォーホル「Silver Liz」落札価額23 億円。国内オークション最高落札額記録を更新。

今回の注目ロット、アンディ・ウォーホル「Silver Liz」は落札価額23億円を記録し、国内オークション最高落札額を更新。これは2010年にアイアート株式会社が記録した、以前の国内最高記録であるパブロ・ピカソ「泣く女」の落札額10億円の2倍以上となる大幅な更新となった。また、オークション全体の落札額合計は31億4572万円、落札率は82.01%を記録した。

Andy Warhol Silver Liz (Ferus Type)

101.6×101.6cm
キャンバス・シルクスクリーン、アクリル
1963 年作
G. Frei and N. Printz, The Andy Warhol catalogue raisonne : Paintings and Sculpture, 1961-1963, Vol.I, New York, 2002, No.447
落札予想価格:¥2,300,000,000 – ¥3,450,000,000
落札価額:¥2,300,000,000

ボーダレスかつグローバルな作品、全239ロットが集結。

小松 美羽 × 彦十蒔絵「麒麟」。落札予想価格の¥3,000,000〜¥6,000,000を大きく上回る¥10,000,000で落札された。

オークションでは、草間彌生や石田徹也、山口長男などの近代美術・コンテンポラリーアートのビッグネームを始め、小松美羽やロッカクアヤコなど現代美術作家の作品、NFTアートまでもが幅広くラインナップされ、それぞれ白熱した競り合いが行われた。

<HYAKKEI注目作品の落札額>
加納 典明「FUCK69 – Colors」(※NFTアート) /¥5,000,000
草間 彌生「かぼちゃ」/¥76,000,000
石田 徹也 「無題」 /¥60,000,000
山口 長男 「五つの線」/¥145,000,000
ポール・デルボー「灰色の都市」/¥120,000,000

アートオークションの新たな形「保税アートオークション」

オークションは羽田空港第 1 ターミナル、ギャラクシーホールで開催された。

また本オークションは羽田空港の保税蔵置場を活用した「保税アートオークション」としても注目された。保税アートオークションは、2020年12月1日付および2021年2月26日付関税法基本通達一部改正により実施可能となった。保税蔵置場では外国貨物を蔵置することができ、輸入申告がなされるまで関税及び輸入消費税の納税が留保される。日本初の保税アートオークションは、他社によって2021年に開催された。

今回Shinwa auction株式会社(日本)、Larasati auctioneers(インドネシア・シンガポール)等のオークションハウスが参画した国際的なオークションアライアンスにより開催され、国際的なアライアンスによる保税アートオークションとしては日本初の試みとなる。



ウォーホルの「Silver Liz」が国内最高落札額を更新し、国際的アライアンスによる保税アートオークションという新しい形を提示したUnited Asian Auctioneers 「Shinwa Auction × LARASATI Auctioneers × iART auction ×KUANGSHI × A|A|A|A × ISE COLLECTION」。この熱気が日本のアート界のさらなる拡大と活性化に繋がることを期待したい。

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