界では、古くから日本に伝わる温泉療法を、現代の温泉旅館で体験できるようにすることを目指し「うるはし現代湯治」として、2017年から全国の施設で湯治にまつわるサービスを展開してきました。「界の湯守り」と呼ばれる、温泉に詳しいスタッフが中心となり、年を追うごとに新しいサービスを開発し進化させています。
温泉入浴はもちろん、夏の風物詩であるかき氷の召し上がり提案、湯上がりを至福の時間にしてくれるオリジナルビール、夏冷え対策におすすめの生姜湯、夏空の下でおこなう現代湯治体操など、炎暑の日本をのり切るためにご提案したい夏にぴったりのおもてなしをまとめて紹介します。
うるはし現代湯治の特徴
・温泉療法の考えに基づき、泉質や温泉の特徴、気温や自然環境など温泉地の特性を踏まえて提案
・日本各地のどの界にも、上質で納得感ある共通軸の体験プログラム
夏におすすめの入浴法
<初夏向け>
初夏(6月頃)であれば、温泉にしっかり入浴することは熱中症予防にもつながります。40℃で全身浴15分ほど入浴をして汗をかくことを温泉や自宅入浴も含め2週間ほど続けると、「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と言って体が暑さに慣れてきます。暑熱順化が進むと熱中症予防になり、元気に夏を乗り切れます。
<盛夏向け>
夏の間は気温が高く、また室内は冷房のため屋外と室内での温度差が大きいのが特徴です。このことは体にとってストレスになり交感神経を刺激し自律神経が疲れるということになります。交感神経がたかぶると胃腸の動きも悪くなり、食欲がなくなって、いわゆる夏バテの状態にもなります。夏は夜寝苦しいということもあります。
40℃までのぬるめの温泉でゆったり入浴することは、特に交感神経の興奮を抑え、逆に副交感神経を高め、自律神経の疲れを軽減してくれます。副交感神経の活動が高まることで胃腸の調子も調います。さらに入浴することで良い睡眠につながります。
界で楽しめる夏のプログラムや体験
クールダウンにぴったりで、夏に大人気の食べ物といえばかき氷。界では、うっかり身体を冷やしすぎないよう、足湯しながら食べるスタイルを今夏提案します。「頭寒足熱」という昔ながらの考えにも通じる新しい召し上がり方です。削り出す氷は、氷専門店が造る「純氷」を用います。「純氷」は頭が痛くなりにくいともいわれています。
期間:2022年7月9日~8月31日
上がりのひとやすみに 至福の湯上がりビール
猛暑の夏、大浴場で汗を流した後の最初の一杯は、待ち遠しいもの。また、温泉旅館で味わうものは、いつもと違って格別です。そんな幸せな時間にあう界の特製ビールと地域ならではのおつまみをセットで提供します。そよ風にふかれつつ、団扇を片手に、湯上がりの一杯を味わうことができます。
期間:2022年6月1日~10月31日
夏冷えにも最適な生姜湯
界では入浴前後、睡眠前後など時間別に、各施設で合計5種類の「湯守りのこだわりドリンク」を用意していますが、中でも就寝前「蒸し生姜湯」は、夏冷えした身体におすすめです。冷房で体の芯が冷えやすい夏。就寝1時間前に飲用し、体温を上げ、徐々に身体の内部の温度を下げると、スムーズに眠りに就きやすくなります。
期間:通年提供
夏空のもと行う現代湯治体操
美しい景色や大自然を見渡すポーズ、地元の風物に絡めたユニークな動きで構成されている「現代湯治体操」。湯守りの掛け声にあわせて、大きく身体を動かすと、じんわり汗をかくほど。入浴前に行うと血流の改善を促し、温泉効果を高めます。
期間:通年提供
時間:開催時刻は施設により異なります
この夏、日本各地の界で楽しむ湯浴み
<野趣あふれる、豊かな緑に囲まれる露天風呂がある宿>
界 川治、界 鬼怒川、界 箱根、界 阿蘇
<開放感ある湯浴みがしたい、絶景を望む湯浴みがかなう宿>
界 ポロト、界 アンジン、界 アルプス
<冷えにも抜群、あつ湯とぬる湯がある宿>
界 仙石原、界 松本、界 長門、界 別府、界 霧島
<日焼けや汗でなやむ夏におすすめの、美肌の湯が楽しめる宿>
界 津軽、界 日光、界 遠州、界 伊東、界 加賀、界 出雲
「うるはし現代湯治」の監修について
「うるはし現代湯治」は、温泉療法の視点も取り入れる為、東京都市大学人間科学部の早坂教授が監修をしています。全施設の「現代湯治滞在プログラム」も、早坂教授監修のもと作られました。
<最高水準のコロナ対策宣言>