日本では昔から“暑さ寒さも彼岸まで”という言葉があり、夏の暑さは秋分(9月20日前後)頃までには和らぐという意味合いがあります。
9月の彼岸の時期に鮮やかな赤い花を咲かせる彼岸花(ヒガンバナ)には、曼珠沙華(マンジュシャゲ)という別名があります。サンスクリット語で“天界に咲く花”という意味があり、 おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくるという仏教の経典に由来しています。
暑い時期が長く続いていましたが、今年も無事に咲く姿を見ることができました。日本最大規模と言われる「巾着田曼珠沙華公園」の様子をお伝えします。
面積約22ヘクタールの土地に500万本が群生
高麗川の蛇行で作られた土地を上から見下ろすと、巾着の形に見えることから「巾着田(きんちゃくだ)」と呼ばれるようになりました。
近隣の山々にはハイキングコースが整備されていて、小学生たちの遠足やハイキングスポットとしても人気のエリアとなっています。
約500メートルの川に囲まれた平地に咲く曼珠沙華の姿は圧巻です。
ギャラリー
巾着田曼珠沙華まつり
曼珠沙華の開花に合わせてイベントを開催しています。環境に配慮したライトアップや日高市内の特産などの販売があり、休憩スペースなども用意されています。
また、期間中西武鉄道の飯能駅~高麗駅の臨時電車も運行しています。
2023年巾着田 曼珠沙華まつり概要
日時: |
9月16日(土)~10月6日(金)
※曼珠沙華の開花が遅れたため、まつり期間が延長となりました。 |
会場: |
巾着田曼珠沙華公園内
埼玉県日高市高麗本郷125-2 |
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