青森県
イベント
文化
【界 津軽】かまくらで大間のまぐろと地酒を楽しむ「津軽七雪かまくらアペロ」2月限定で開催
青森県・大鰐温泉に位置する温泉旅館「界 津軽」は、「七雪かまくら」で大間のまぐろと地酒を楽しむ「津軽七雪かまくらアペロ」を今年も2月限定で開催します。
広島県
芸術
2023年に広島県大竹市に開館した下瀬美術館。厳島、瀬戸内海に面し、世界的建築家である坂茂(ばん・しげる)氏が設計を手がけた当美術館は、2024年12月に「世界でもっとも美しい美術館」としてヴェルサイユ賞を受賞し大きな注目を集めた。
この下瀬美術館で「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」展2025年4⽉26⽇(土)から7⽉21⽇(⽉・祝)が開催され、開幕10日で来場者数1万人を越え、同館最速の記録となり盛況を博している。
1980年〜2000年生まれのアジアの若手アーティストの作品群により構成される本展はヴェルサイユ賞受賞を記念して行われる特別展示であり、下瀬美術館にとって初の現代芸術展というチャレンジングな展示でもある。
前編に続き、下瀬美術館の代表理事を務める吉村良介氏、同じく下瀬美術館のボードディレクター高橋紀成氏、そしてイタリアNo1ギャラリーGalleria ContinuaオーナーMario Cristiani氏、Mark Tobey財団ディレクター兼アートアドバイザー/Stefano Pesce氏のインタビューをお届けします。
吉村良介氏「下瀬美術館に展示している作品は、親会社の丸井産業のオーナー下瀬ゆみ子と下瀬静子の親子のコレクションです。主に日本と海外の近代の洋画・工芸などを展示するためにスタートしました。多くは京人形やエミール・ガレや加山又造、マティスなどで構成されいます。
下瀬美術館は元々、わかりやすく親しみやすい美術館としてやっていこう。というコンセプトでスタートしました。
美術館って往々にして上から目線で「ちゃんと見なさいよ」みたいな雰囲気があって、疲れてしまったりすることがあると思うんですよ。
下瀬美術館ではもっと自然に、エミール・ガレの後に、可動展示室に行ったら近代の作家さんの絵画があったり、京人形があったりします。可動展示を活用して歴史的なアートと現代アートが融合し、そこを行き来するアミューズメントパーク的な美術館を目指しました。
吉村良介氏「下瀬美術館でも若手作家のみの展示を開催する事は、実はチャレンジでした。若手キュレーターが企画する展覧会は、実は最初は賛成ではなかったんです(笑)先ほどお伝えした通り親しみやすい下瀬美術館、というイメージがありますから。
しかし、下瀬美術館は親会社の丸井産業のオーナーのコレクションを見せることから始まった美術館ですが、丸井産業は建築資材の会社で常に「挑戦」の精神で発展してきた会社ですので、美術館にもその精神を反映させたく、“思い切って“やってみるか!”という気持ちで初めたのが今回の展覧会です。」
吉村良介氏「今回の展示は、未知の可能性へのチャレンジです。ですから、お客様の方に「どの様に作品を感じられたか、教えてください」とお伝えしています。私たちだけでは測りきれない価値がそこにある可能性がありますから。
実際今、来館されている若い方達にアンケートを取るなどして詳しく反響を聞きたいですね。やっぱり共感が大事じゃないですか。若手作家さんの作品を見て、お若い方々がどう感じるかは大事だと思います。その作家さんが評判が良ければ展示を続けていっても良いと思いますし、そういった新しいニーズを掘り起こして、また今度いってみたいね、という下瀬美術館であり続けたいと思っています。」
高橋紀成氏「ボードディレクターとして館の展覧会の方針を統括し、プロデューサーとして企画運営を指揮しブランディングをする立場から、今回の「周辺・開発・状況 ― 現代美術の事情と地勢 ―」展では現代アートの批評的文脈と興行的側面の集客の両立を成立させることが使命であると考えていました。
現代美術は動員が難しいと一般的にも言われていて、地方の美術館がどこでも苦しんでいるのは知っていたので、キュレーターの人選も若手の気概のあるキュレーターに何人も会ってプレゼンを受け、最も情熱的で広島のエリア性も考慮し将来性があると私が感じた若手を数人セレクトしてボード会議(取締役会)にあげて決定し、企画の段階からPR 戦略もきっちりと組み上げました。
PRとはプロモーションではなく、パブリック・リレーションズの略です。つまり社会との関係性を構築することが本来の意味です。
その結果、開幕10日で来場者数1万人を越え、現代美術展としては異例の来館者数を記録できたのは幸先の良いスタートを切れました。結果で責任を取る立場として、最低限の責務は果たせたと考えています。」
高橋紀成氏「ただ、美術展の価値は動員や収益だけでは測れません。現代美術は歴史的・批評的な文脈の上に成立しているため、その筋道が明確でなければ展示の意義は損なわれます。話題性だけに頼った企画では下瀬美術館の評価を高めることはできません。
吉村代表理事が掲げる 『下瀬美術館の新しい可能性を切り拓く』 というビジョンを実現するには、現代美術への挑戦が必然でした。そして、その挑戦を〈動員〉の面でも成功させることが私に課せられた大きな使命でした。」
高橋紀成氏「日本の現代美術界では、企画と実務を往還できるキュレーターを育成する環境がまだ十分とは言えません。収益性がなければ予算もかけられないという現実もあります。美術館と企画によって考え方は様々だとは思いますが、やるからには、若手だからこそ充分な予算をかけて思いを形にさせてあげたいと考えて行いましたが、おかげで想定の倍の予算がかかりました(笑)
今回の展覧会はスタートに過ぎず、日本の若手キュレーターが実地で経験を積める“登竜門”となる場へ発展させ、毎年行っていきたいと考えています。そして来場者数で結果がついてくれば全国の美術館も現代美術の展覧会をもっと多く企画することになると思うので、その意味でも興行面で成果を上げることには大きな意義があると捉えています。」
下瀬美術館には、海外から視察に訪れるアート関係者も後を絶たないと聞く。
実名は伏せるが、ヨーロッパのメジャーな美術館の館長やキュレーター、メガギャラリーのディレクターが来たり、世界トップ200のコレクターがヴィラに宿泊に訪れるなど、世界でも注目のエリアとなっている。
そこで記者が滞在している際に幸運にもお会いしたヨーロッパアート業界のスペシャリストから話を伺う事が出来た。
HYAKKEI「この度はインタビューの機会をいただき光栄です。下瀬美術館の印象と、お二人が考えるアートの役割についてお聞かせください。」
Mario Cristiani氏「下瀬美術館は左手には、厳島神社と神の島として崇められる宮島。右手には、戦後の日本が奇跡的な復興を遂げる中で築かれたコンビナート群が広がる。美術館の中だけで無くエクステリアのユニークさ、またそこからの情景、信仰と産業、静寂と躍動、永続と変化にも心を打たれる、こんな美術館はどこを探しても無いと思います。
この様に、私たちが生活を営む街にはアートが必要です。そしてグローバル化や産業化が進む現代においては、国際的な視点を持った芸術家の感性が非常に大切ですね。権力者の傲慢さが世界を混乱させていますが、そんな今だからこそ芸術家の表現の自由と、新しい未来を思い描く力が重要なのです。
生命の儚さを尊重することの大切さを、アートは伝える力を持っています。過去の破壊を二度と繰り返さないために、国際的な企画を広島で構想している所です。」
Stefano Pesce氏「下瀬美術館はとても魅力的なスペースだと思います。美術館はそこで暮らす人々の心と思考の中心であるべきだと考えています。下瀬美術館はそれが実現された美術館だと思いますよ。
私はアーティストと美術館を繋ぐ役割を担っています。その様な立場から、下瀬美術館はとても興味深く魅力的です。ここに訪れたのは2度目ですが、その時、感じたことは”I’m home!”(ただいま!)でしたよ。魅力的なスペースにはそれを充実させる作品が必要ですし、これからの展示にも期待しています。」
<HYAKKEI 編集部NOTE>
下瀬美術館の新たなチャレンジとして開催された現代美術展「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」。光栄にも下瀬美術館代表理事、プロデューサーをはじめ、この地に集結した世界を代表するアート関係者、新進気鋭のキュレーターの方々にお話を伺うことが出来た。
混沌を深める世界と向き合い、アートの力で希望を未来を切り開こうとする勇気、そして挑戦。その強い信念と情熱は国境を超え、世界のアートシーンが繋がった。この幸運な邂逅の地が、瀬戸内の陸と海、戦後日本と現代建築の境界線上に存在する下瀬美術館であったということは象徴的であり、必然であったのかもしれない。
この場に居合わせる機会を頂いた事に心から感謝したい。そして、新たなアートシーンの起点であったと後世に語られる可能性を持った「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」をぜひ多くの方に体感して頂きたいと願う。
「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」
開催期間:
2025年4⽉26⽇(土)〜7⽉21⽇(⽉・祝)
休館日:
月曜日(祝日の場合は開館)
開館時間:
9:30-17:00
観覧料:
一般2000円(1800円)
高校生・大学生1000円(800円)
大竹市民1500円
中学生以下無料
( )内は20名以上の団体(要予約)
主催:
一般財団法人下瀬美術館、中国新聞社
後援:
広島県教育委員会、大竹市教育委員会、中国放送、広島テレビ、広島ホームテレビ、テレビ新広島、FMはつかいち76.1MHz
「小松美羽展 岡本太郎に挑むー霊性とマンダラ」開催/岡本太郎との調和により生まれた”奇跡”のライブペイント
岡本太郎美術館で開催中の「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」。
その開催前日となる6/24、岡本太郎美術館「母の塔」の面前で小松美羽によるライブペイントが行われた。
岡本太郎と対峙し、大いなる原始的な力を感じながら望んだというライブペイント。そして真言宗立教開宗1200年を記念し、真言宗総本山「東寺」に奉納される。「ネクストマンダラ – 大調和」が初披露される「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」の会場の様子をお届けする。
「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」
Miwa Komatsu Transparent Chaos:Spirituality and Mandala
会場:川崎市岡本太郎美術館 企画展示室
会期:2022年6月25日(土)〜8年28日(日)
開館時間:9:30~17:00(入館は 16:30 まで)
休館日:月曜日(7月18日を除く)、7月19日(火)、8月12日(金)
> 小松美羽オフィシャルサイト
> 岡本太郎美術館オフィシャルサイト
「小松美羽展 岡本太郎に挑む―霊性とマンダラ」 Movie
【松伯美術館】熱帯花鳥の世界を描く 上村松篁展開催
2022年6月21日(火)〜8月28日(日)の期間、「松伯美術館」にて上村松篁(うえむら しょうこう)の展覧会が開催されます。17歳の頃、インドの熱帯の花鳥を色鮮やかに描いた石崎光瑤の作品に出会い感銘を受けた松篁の、幾層にも重ねられた赤や黄金の強い色彩を感じさせる熱帯花鳥の世界をお楽しみください。
日本三景「松島」で開催される「お節句展2022―ひなとかぶととこいのぼり―」
日本山景に数えられる松島で、もっとも景色の良い美術館といわれる「藤田喬平ガラス美術館」にて、1月22日(土)~5月5日(木)の期間【お節句展2022―ひなとかぶととこいのぼり―】が開催されます。
イサム・ノグチによる照明の彫刻AKARIと、和紙の質感を楽しめるフレーム付きアート
20世紀を代表する彫刻家・デザイナーのひとりであり、MoMAコレクションにも数々の作品が収蔵されているイサム・ノグチは、1920年代から60年間に渡って芸術活動を続け、世界中でいまも変わらずたくさんの人々を魅了し続けています。
アート集団「チームラボ」の常設展示スタート
チームラボは、東京・大手町に位置した住友商事のオープンイノベーションラボ「MIRAI LAB PALETTE」にて、「Continuous Life in Cubes of Light – Copper」と「反転無分別 – Black in White」を常設展示することになりました。
「変わる廃墟展 2022」開催 朽ち果てていく儚さと美しさを体感
廃墟のイメージが180度“変わる”、廃墟のもつ“美しさ”を表現した写真展「変わる廃墟展 2022」が開催されます。期間は2022年3月11日(金)~4月3日(日)まで。東京の他に名古屋ギャラリーでの巡回展も決定しました。総勢16組のクリエイターが参加します。
【京都岡崎 蔦屋書店】関西を拠点に活動を行う画家 山田千尋の個展「COME TO LIFE」を10/25(土)より開催
京都府
世界最大級の墨絵ミュージアム誕生 2025年9月27日(土)「豊川稲荷 西元祐貴美術館」開館
愛知県
色鮮やかなドライフラワーが織りなす一点物の盆栽アート『HANA BONSAI』誕生
東京都
下瀬美術館「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」展/インタビュー後編:吉村良介氏, 高橋紀成氏, Mario Christiano氏, Stefano Pesce氏
広島県
下瀬美術館「周辺・開発・状況 -現代美術の事情と地勢-」展/インタビュー前編:チーフキュレーター齋藤恵汰氏
広島県
松原湖の氷上であじわう食体験ツアー“The Frozen Earth Table ”開催
2025.12.12
【界 津軽】かまくらで大間のまぐろと地酒を楽しむ「津軽七雪かまくらアペロ」2月限定で開催
2025.12.10
冬も青森県弘前公園で桜が楽しめる“冬に咲くさくらライトアップ”開催
2025.12.08
くず餅の新たな楽しみ方「くず餅 風流くらべ 冬 ‐柚子の香‐」を2025年12月1日(月)より提供開始
2025.12.05
長崎銘菓シリーズ カステラ風味を味わえるサクサク食感の新作スイーツ「長崎・カステラパイサンド」発売
2025.12.03
【界 由布院】手業のひととき「わずか7名の作り手が守り継ぐ“幻の素材”七島藺(しちとうい)に触れる~オリジナルバック制作体験~」開催
2025.12.01
青森県
イベント
文化
青森県・大鰐温泉に位置する温泉旅館「界 津軽」は、「七雪かまくら」で大間のまぐろと地酒を楽しむ「津軽七雪かまくらアペロ」を今年も2月限定で開催します。
青森県
イベント
桜
毎年4月下旬から5月上旬に行われる弘前さくらまつりを開催している弘前公園。「日本三大夜桜の一つ」「死ぬまでに見たい絶景」と言われ、約50種2,600本のさくらが一斉に咲き誇る様子を見に、世界中から観光客が集う人気スポットです。雪の見頃に合わせて2025年12月1日(月)~2026年2月28日(土)の期間、「冬に咲くさくらライトアップ」を開催します。
熊本県
日本情報
黒川温泉(熊本県南小国町)とその近郊で最近新しくオープンした施設やリニューアルしたお店をご紹介します。どのスポットも黒川温泉街から車で約5~10分圏内にあるので、温泉巡りの合間に気軽に立ち寄れます。老舗旅館が手掛ける新店舗や、自然豊かな里山カフェ、地元食材にこだわったレストランなど、多彩な魅力が満載です。黒川温泉の新たな楽しみとしてチェックしてみてください。
栃木県
日本情報
2025年10月より日光エリアにおける新たな二次交通サービスとして、ハイグレード貸 切バス「SPACIA X NIKKO CRUISER」の運行を開始いたします。 運行開始を記念し、東武トップツアーズ株式会社では「SPACIA X NIKKO CRUISERが紡ぐ 早朝紅葉鑑賞の旅」を企画、2025年9月12日(金)より発売いたします。
全国
イベント
「生きて帰る 生きて還す」
多くの命を救い続けた、駆逐艦「雪風」の史実に基づく物語『雪風 YUKIKAZE』が戦後80年の節目となる2025年8月15日、全国公開される。公開に先立ちソニー・ピクチャーズ試写室でマスコミ先行試写会が行われた。
太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。戦場で海に投げ出された多くの仲間の命を救い帰還させ、戦後まで生き抜き「幸運艦」と呼ばれた雪風と、激動の時代を懸命に生きる人々の姿を壮大なスケールで描く。
主演は「雪風」の艦長・寺澤一利を演じる竹野内豊。先任伍長・早瀬幸平を玉木宏が演じるほか、奥平大兼、田中麗奈、石丸幹二、益岡徹など実力派俳優が共演。そして戦艦大和と運命を共にした帝国海軍・第二艦隊司令長官、伊藤整一を中井貴一が圧倒的な存在感で演じ切る。
時代が再び、分断と暴力に揺れる現代。本作は「同じ過ちを繰り返す道を歩んではいないか」と、彼らが命をかけて守りたいと願った”今”を生きる私達に問いかける。戦後80年、戦争の記憶が薄れゆく今だからこそ、尊い平和の価値を未来に繋ぐ作品『雪風 YUKIKAZE』を多くの方にご覧いただきたい。
福岡県
イベント
飲食店
高宮庭園茶寮(たかみやていえんさりょう)」では、例年ご好評いただいております季節の催し「夏の灯(なつのひ)」を2025年7月18日(金)~8月11日(月・祝)の期間限定で今年も開催します。