◆ニッコウキスゲ(ススキノキ科)
北海道、本州(中部以北)の亜高山帯の湿り気がある草原に生える多年草です。尾瀬や霧ヶ峰の群落が有名で、高さは40~70cmになります。花は一日花で、朝開いて夕方には閉じてしまいますが、一本の茎にたくさんの蕾をつけ、それが次から次へと咲くために、全体としては長い期間楽しむ事ができます。当園に咲くニッコウキスゲは、現在見頃を迎え、7月下旬頃までお楽しみいただける見込みです。
見頃の夏の花
優しい香りを放つ夜の花
夏の夕べに咲く「ユウスゲ」
ユウスゲはその名の通り、夕方から咲き始め、翌日の午前中には閉じる一日花で、学名のvespertinaも、「花が夕方に開く」という意味があります。当園でも15時ごろから花が咲き始め、閉園間際に満開になります。開花したての花からは甘い香りが漂い、暗闇で虫を誘います。
◆ユウスゲ(ススキノキ科)
本州、四国、九州の山地の草原、林縁などのやや乾いた土壌に生える多年草です。花の高さは100cm~150cmで、「キスゲ」という別名でも呼ばれており、ニッコウキスゲとは同属です。ニッコウキスゲと違い、レモン色の花の可憐な花には芳香がありますが、これは夜に咲く花が受粉をする虫から見えにくいことから、芳香を放って虫をおびき寄せるためだと考えられます。当園に咲くユウスゲは、現在見頃を迎えており、7月下旬頃までお楽しみいただける見込みです。
儚く美しい純白の花
沙羅双樹こと「ナツツバキ」
ナツツバキは「沙羅の樹」や「沙羅双樹」などともよばれ、寺院によく植えられます。しかし、『平家物語』の冒頭に登場することで有名な仏教三大聖樹の「沙羅双樹」はインド原産のフタバガキ科のサラノキのことであり、本種とは異なります。ナツツバキの気品高い純白の花が沙羅双樹に見立てられたと考えられています。
◆ナツツバキ(ツバキ科)
本州(新潟県、福島県以西)と四国、九州、朝鮮半島に分布する落葉高木です。樹皮は10年目ぐらいから剥がれて迷彩柄のような独特の模様を幹につくりだします。花は直径5センチほどで、花弁の背面に白色の毛が密生することから、絹のような光沢があります。咲き終わった花は冬に咲くツバキと同様に花ごとぽとりと落ち、風情を感じさせます。当園に咲くナツツバキは、現在見頃を迎えており、7月下旬頃までお楽しみいただける見込みです。
新しい生活様式を取り入れ感染症対策に取り組んでいます
新型コロナウイルス感染症予防の観点から、ご来園のお客様には下記の通り4点のお願いをしております。
(1)非接触型体温計による入口での検温
(2)ソーシャルディスタンスの確保
(3)マスクの着用
(4)こまめな手指の消毒
◆営業概要
開園期間: |
~11月23日(月) |
休園日: |
7月16日(木)(8月以降の休園日はHPを要確認。) |
開園時間: |
10:00~17:00(16:30受付終了) |
入園料: |
大人(中学生以上)700円/小人(4歳~小学生)350円 |
>六甲山ポータルサイト