美食家・北大路魯山人ゆかりの茶室からのぞむ華やかな紅葉
魯山人ゆかりの茶室から見える庭は、京都の南禅寺などの作庭を担った植彌加藤造園の職人が石川県のご当地の要素を採り入れて作りました。
小さいながらも庭園内に高低差を設け、山中の庵(茶室)へ向かう散策路をイメージしており、界 加賀の前身である白銀屋時代から残る樹齢200年の杉の木や灯篭、蹲踞、手水鉢、中門、紅葉、アカマツ等バランスよく配置されています。
特に、中庭には兼六園の灯篭を模した琴柱灯篭や加賀友禅をイメージした九谷タイルが配置されており、九谷焼タイルにはらりと散っていく紅葉は、九谷五つの色彩も相まって散っていきながらも華やかな雰囲気を味わえます。
初めてでも気軽に楽しめるお茶会
フォーマルな装いで参加するイメージが強いお茶会ですが、加賀紅葉いっぷく茶会は普段着で気軽に参加することができます。
敷地内にある国の登録有形文化財に指定された茶室で、お抹茶とお茶菓子を提供します。石川県は、日本三大和菓子処のひとつとされており、和菓子作りが盛んな地域です。今回は山代温泉の老舗御菓子処「しもつね」で作られた、秋らしい上用饅頭やぜんざいなど季節の和菓子を提供します。
加賀の伝統工芸「九谷焼」に親しむ
江戸時代に前田利家の入場により、加賀百万石として栄えた名都・加賀。多くの文人が足を運びましたが、とりわけ、美食家・北大路魯山人は、九谷焼や加賀料理に魅せられ、山代温泉での逗留を通して、独自の料理哲学や才能を開花させたといいます。
加賀紅葉いっぷく茶会では、九谷焼の茶碗を使用します。秋にちなんだ絵柄を10パターンほど用意しました。九谷焼といえば、多色の絵が描かれる上絵付けが持ち味。豪快で闊達な線書きの上に、緑、黄、赤、紫、紺青の五彩で施される和絵具の重厚な輝きや、窯ごとの独自の画風についてスタッフがご紹介します。
「加賀の紅葉いっぷく茶会」概要
期間: |
2022年11月1日~11月30日 |
時間: |
15:00~17:00 |
料金: |
1組3,500円(税込) |
定員: |
1日1組(1~4名) |
含まれるもの: |
茶室の貸し切り利用、お抹茶体験 |
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