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【山形県飯豊町】春限定の神秘的な光景「白川湖の水没林」
山形県南部飯豊町(いいでまち)の白川湖で春の2か月間だけ見ることができる神秘的な風景。豪雪地帯である日本百名山の飯豊連峰から、春になると白川湖に大量の雪解け水が流れ込みます。湖が満水を迎えると、シロヤナギの木々があたかも水の中から生えているかのような、幻想的な光景になります。
東京都
芸術
国立文化財機構 文化財活用センター<ぶんかつ>は、東京国立博物館(上野公園)にて、高精細複製品によるあたらしい屏風体験「国宝 花下遊楽図屏風(かかゆうらくずびょうぶ)」を、申込み者に限定して公開。
満開の桜の下で花見を楽しむ人々の姿が描かれた国宝「花下遊楽図屏風」。その高精細複製品を中心に、プロジェクションマッピング映像と音響演出による幻想的な空間を体感していただく展示です。
国宝「花下遊楽図屏風」は、向かって右側(右隻)に、満開の桜の下で貴婦人を中心とする酒宴のさまを、左(左隻)には風流踊り(ふりゅうおどり)と、それを眺める人々を描いています。踊る人々が着ているのは、「かぶき踊り」の流行を受けた当時最新のファッションです。樹木や岩などは水墨を中心に落ちついた表現であるのに対し、人々は金泥を用いてきらびやかに描かれた衣装を身につけています。
原本は17世紀はじめ頃、およそ400年前に描かれた貴重な作品ですが、大正12年(1923)の関東大震災の時に、右隻の中央部分が失われました。展示される高精細複製品は、消失前の姿を映した明治時代のガラス乾板の画像から失われた部分を復元したもので、今回が初公開となります。
*この展示は、特別展「体感!日本の伝統芸能」(2020年3月10日~5月24日/主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、東京国立博物館、文化財活用センター、読売新聞社)の一部として企画されました。新型コロナウイルス感染防止のため、残念ながら同展が開催中止となったことに伴い、本コーナーのみ、体験モニターに限定して公開することといたしました。
国宝 花下遊楽図屏風(左隻部分)狩野長信筆 江戸時代17世紀 東京国立博物館蔵
花下遊楽図屏風は江戸時代のはじめ頃のお花見の様子を描いた屏風です。踊っているのは、最新のファッションに身を包んだ女性たち。刀を腰にさしているのは男装の一団です。歌舞伎の源流となった当時流行の阿国(おくに)歌舞伎の伊達姿を写しているのでしょう。
足裏を見せて踊る人物の描写は、まさにストップモーション。三味線に手拍子も加わって、ほがらかな歌声まで聞こえてきそうです。自然を愛で慈しみ、春を謳歌する日本人の心を見事にとらえ、現代に生きる私たちも心が躍り、歌いたくなるような作品です。
作者は、狩野長信(1577-1654)と知られています。京都を中心に活動していた狩野派、狩野永徳の末弟にあたる長信は、徳川家康より駿府(静岡市)に召しだされ、その後初めて江戸に下りました。長く江戸幕府の御用をつとめますが、現存する作品が少ないため、本作は貴重な基準作といえます。
大正12年(1923)の関東大震災のとき、花下遊楽図屏風の右隻中央2扇分が失われました。現在は消失した部分に無地の紙を補って屏風に仕立てられています。これまでの展示ではこの作品のハイライトである女性たちの語らいの場面をお見せすることはできませんでした。
花下遊楽図屏風の完全な姿を唯一伝えるのが、明治44年(1911)頃に撮影されたガラス乾板写真(東京国立博物館蔵)です。原寸大まで画像を拡大するために、高解像度スキャナーにより画像データを取得しました。
スキャニングは右隻全体を2400ppiで1回、消失部分のみを1200ppiで1回、さらに4800ppiで7回行い、それらのデータを重ねて画像をクリアにする処理を施し、原寸大の印刷に耐える高解像度の白黒画像データを制作しました。
次に取り組んだのが色の再現です。最初は、今回キヤノン株式会社が撮影した現存部分のカラーデータをもとに、デジタル処理による色変換を試みました。
しかし、消失部分のデータと現存部分のデータのカラーバランスやコントラストなどが異なるため、うまくいきませんでした。
そこで、現存部分のカラーデータを近似値の白黒スケールにいったん変換し照合することによって、消失部分の色のバランスを明らかにすることができました。
この処理によって桜花や幹、地面など、現存する画面に同一のモチーフがある部分については、デジタル処理による色の再現が可能になりました。しかし、人物の衣装など、固有のモチーフについては色のバランスはわかっても、どの系統の色なのかまでは現在の技術ではわかりません。
わずかに残されていた手がかりは、明治時代にこの屏風の部分を模写した「花下遊楽図屏風抜写」にある、地赤・白・ロク(緑)などの書き込みです。
そこで、白黒の画像データから、映画やテレビ、CMなどにも使用されているRayBrid(レイブリッド)という技術を使用してモチーフを切り出し、色の根拠がある部分のみ彩色を施しました。
今回の復元複製については、あくまで科学的な数値と記録に基づくデジタル処理による色の再現にこだわった結果、一部は白黒のまま残すという、今までにないかたちとなりました。
【画像】
原本撮影 屏風制作: |
キヤノン株式会社・京都文化協会 |
---|---|
ガラス乾板 スキャニング: |
アイメジャー株式会社 |
復元部分 CG制作: |
株式会社エム・ソフト |
プロジェクションマッピング: | 有限会社プロトタイプ |
【高精細複製品を用いた日本の文化財活用のための共同研究プロジェクト】
高精細複製品「国宝 花下遊楽図屏風」は、独立行政法人国立文化財機構 文化財活用センターとキヤノン株式会社が2018年度より行なっている「高精細複製品を用いた日本の文化財活用のための共同研究プロジェクト」で制作しました。オリジナル作品を劣化から守りつつ、多くの方に日本古来の貴重な文化財に親しんでいただくことを目的として、キヤノン株式会社ならびに特定非営利活動法人京都文化協会が共同で行なっている「綴(つづり)プロジェクト」(正式名称:文化財未来継承プロジェクト)の技術を使用しています。
>ぶんかつ&キヤノンプロジェクト
【文化財活用センター】
文化財活用センターは国内外のさまざまな人が、日本の文化財に親しむ機会を拡大するため、2018年7月、国立文化財機構のもとに設置された組織です。愛称は<ぶんかつ>。文化財を通じて豊かな体験と学びを得ることができるよう、文化財を活用した新たなコンテンツやプログラムの開発を行なっています。また、国立博物館の収蔵品の貸し出しを促進する事業や、文化財のデジタル情報の公開、文化財の保存環境に関する相談窓口を開設しています。
「チームラボボーダレス」が【春】限定の作品空間に。桜色に輝くランプや10万本の巨大な菜の花など春の景色が登場。3月1日から
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フィリップス 新進気鋭の女性アーティストを讃える特別オンライン販売展 「Sweet Jane in Fields of Daisies」 を開催
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「アートで笑顔を」誰でも鑑賞でき、気軽にアーティスト支援ができるプロジェクト「ART GIVES YOU A SMILE」
大阪のNo.1ラジオ局FM802/FMCOCOLOがプロデュースするアートプロジェクトdigmeoutは、アーティストが一丸になってアートでポジティブなメッセージを発信し、笑顔と勇気を届ける「ART GIVES YOU A SMILE」キャンペーンを立ち上げました。
石川県金沢市、ゆかりの高質な伝統工芸を紹介する『金澤しつらえ』がひがし茶屋街にリニューアルオープン!200年の歴史を持つ茶屋建築を改装
株式会社箔一では、2020年7月23日(木)にひがし茶屋街(金沢市東山)に『金澤しつらえ』を、リニューアルオープンしました。今年は、ひがし茶屋街が公許・形成された文政3年(1820年)から数えて、ちょうど200年となります。この節目の年に、脈々と受け継がれてきた貴重な茶屋建築をよみがえらせ、次の200年に向け、世代を超えて受け継いでいってほしいという願いを込めて、この度のリニューアルの運びとなりました。
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2020年2月9日(日)まで神田明神文化交流館「EDOCCO STUDIO」(千代田区外神田)では、「江戸東京あかり展 produced by 日本あかり博」を開催しています。日本全国から約40ものクリエイターが集結し。「アート」「祭り」「デザイン」「職人」「テクノロジー」といった5つのジャンルが“あかり”を通じて1つになり、歴史ある神田明神の地に新たな世界を創り出します。
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海外からも高い評価を受ける浮世絵は、絵柄が掘られた何枚もの「版木」に絵具を付けて、紙に絵具が付いた版木を1枚1枚摺り重ねて作られてます。最近、完成品としての浮世絵だけてはなく、浮世絵を作成する過程で使用される精巧繊細なつくりの「版木」が着目され、浮世絵と版木をデジタルデータ化する取り組みが開始されました。
高精細スキャニング技術によって版木彫刻の凹凸やインクの染み具合までも精密にデータ化して、平面上でも実物同様の立体感や色彩を再現できように、高度なカラーマネジメント技術とデジタル印刷技術を組み合わせることで、新たなアートを生み出しました。
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ホテルメトロポリタンでは、2024年1月15日(月)からオールデイダイニング「クロスダイン」、日本料理「花むさし」、四季彩茶寮「旬香」の3店舗で「長崎フェア」を開催します。
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*1:富澤慶秀・藤田洋監(2012). 『最新歌舞伎大辞典』. 柏書房.
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2023年11月22日(水)〜12月3日(日)の期間、新宿御苑にて紅葉のライトアップイベントが開催されます。今春の桜イベントに続き、今秋は紅葉イベントで再び新宿御苑とネイキッドのコラボレーションが決定しました。東京を代表する庭園「新宿御苑」は、数少ない都心の紅葉スポット。全長約200mのプラタナス並木と都心随一のモミジスポット・モミジ山、池への反射が絶景の「中の池」など、新宿御苑の紅葉とネイキッドのアート&食が融合した世界を見ることができます。