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芸術

「Human and Animal 土に吹き込まれた命 21世紀陶芸の最先端」動物をテーマにした作品を展示

2021.06.28

近年ますますアートとデザイン、陶芸と彫刻といった領域の境界線が曖昧さを増してきています。この展覧会では、土と対話しながら生み出される土のアートの最先端を、日本やアメリカ、ヨーロッパの、今、注目される5人のアーティストたちによる人や動物をテーマにした作品を通して紹介します。

Human and Animal 土に吹き込まれた命-21世紀陶芸の最先端

会期: Part 1 子どもたちとともに/2021年6月29日(火)~9月5日(日)
Part 2 アーティストたちに迫る/2021年9月18日(土)~12月19日(日)
会場: 滋賀県立陶芸の森陶芸館展示室1、2
休館日: 月曜日(8月9日、9月20日は開館し、翌日に振替休館)
入場料: 一般750円(600円)、高大生560円(450円)、中学生以下無料
*( )内は20人以上の団体料金、ネット割引券利用で10%OFF

会期中に様々なイベントも企画しています。詳細は下記リンクを参照ください。
>滋賀県立陶芸の森公式ウェブページ

ステファニー・クエール(イギリス)「Orangutan」2016年 作家蔵

土の特性をいかしたアーティストたちの個性豊かな作品ばかりです。コーナー毎にあるゴリラ研究の第一人者の山極氏による文章が、動物の世界へ誘います。子どもも大人も楽しめる展覧会です。

スーザン・ホールズ(イギリス) 「ラビット・ファミリー」 2019-2020年 作家蔵

<出品作家>
ベス・カヴェナー Beth Cavener(1972-、アメリカ)
日本初公開のベス・カヴェナーの作品。迫力の目力で見るものを圧倒させる。カヴェナーは、社会の中で気詰まりを感じる人間の心理を、動物の中に表現する。

ステファニー・クエール Stephanie Quayle(1982-、イギリス)
動物たちの仕草を、生き生きと土で表現している。クエールは、動物たちと向き合い野生に触れながら作品を制作する。

奈良美智 Yoshitomo Nara(1959-、日本)
「誰もいない土曜日の創作室(あなたはいるけど)」と名付けられたどこか懐かしい空間に、陶芸作品につながるドローイングや新作を加えた陶芸作品が並ぶ。これまでの10年余りの間に制作された奈良の陶芸作品に出合える機会は数少ない。

スーザン・ホールズ Susan Halls(1966-、イギリス)
うつわを制作するように、内側からふくらませて動物をつくりあげる。イギリス陶芸の中で動物を作り続けた異色の存在。1990年代の代表作と近年の作品を展示。

キム・シモンソン Kim Simonsson(1974-、フィンランド)
人間や動物の造形を通して、社会のタブーと日本の“かわいい”に象徴されるポップカルチャーを結びつけた独特の世界をつくり出す。初期作から、近年の鮮やかな緑色のモス・シリーズまでを紹介。

奈良作品の展示コーナー「誰もいない土曜日の創作室(あなたはいるけど)」Photo:Shunsuke kato(NOTA&design) cYoshitomo Nara
キム・シモンソン(フィンランド)「モス・プリンセス」2018年 作家蔵
スーザン・ホールズ(イギリス)「シマウマ」1993年 滋賀県立陶芸の森陶芸館蔵

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