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【Shinwa Auction】丸ビルホールにて特別オークション開催。秀吉の逸話残る金茶道具一式が3億4500万円で落札。草間彌生「かぼちゃ」など注目作品が多数出品される。

2023.06.03

Shinwa Auction株式会社(代表:倉田洋一郎)は5月27日(土)、東京・丸の内、丸ビルホールにて特別オークションを開催した。本オークションでは国内外のコンテンポラリーアートから若手作家による現代アート、日本画まで幅広く出品された。

オークションの目玉は伯爵藤堂高紹(とうどうたかつぐ)旧蔵、《金茶道具一式》。事前にTVメディアで取り上げられるなど注目を集めたが、 落札価格(落札手数料のみ含む)3億4500万円で落札されるなど盛り上がりを見せた。

丸ビルホールで行われたShinwa Auction開催の特別オークション

本オークションは5/27(土)東京・丸の内、丸ビルホールで開催され、多くのオークション参加者が訪れた。またオークションはオンラインや電話での入札も行われた。

草間彌生、レオナールフジタ、伊藤深水などビッグネームの作品も登場。

草間彌生「かぼちゃ」1990年作

本オークションでは、ロッカクアヤコなどの若手現代アーティストやデイビッドホックニーといったポップアート作家などを幅広くカバーする一方で、レオナール・フジタ「少女と猫」、伊東深水「N氏夫人」など著名作家の作品を網羅するなど、懐の深いラインナップとなった。またオークション終盤には草間彌生「かぼちゃ」をはじめとした草間作品が数点出品された。

加山又造の「黄山雲海」は落札過去最高額を記録。

加山 又造「黄山雲海」1995年作

また、オークション終盤には加山又造の「黄山雲海」の入札が行われた。事前のエスティメイト(7,000万円〜1億円)を大きく上まわり、落札過去最高額となる1億9550万円で落札され、会場に拍手が沸き起こった。

伯爵藤堂高紹(とうどうたかつぐ)氏旧蔵、《金茶道具一式》は3億4500万円で落札。

金茶道具一式 藤堂伯爵家伝来の名宝

注目の金茶道具一式は、もともと藤堂高紹伯爵の所蔵品であり、代々藤堂家に伝わって来た重宝であった。豊臣秀吉が朝鮮出兵時の健闘を讃え厚遇した藤堂高虎との逸話が残されている。

オークションは多数の入札者が参加し、白熱の展開を見せた。ハンマープライスで3億円、落札価格3億4500万円でオークションが終了すると、会場は歓声に包まれた。この金茶道具一式は、廣澤美術館により落札されたことが公表されている。

<SHINWA AUCTION株式会社>
オフィシャルサイト:
https://www.shinwa-auction.com/

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