創業約100年の歴史を持つ老舗花火製造会社、井上玩具煙火株式会社は、当社初の自社ブランド花火となる、高級花火の詰め合わせ『駿河伝統花火「義助」(よしすけ)』を2020年6月17日に発売しました。
「義助」は日本の伝統的な素材で作る「和火」3種類と海外でも評価の高い「紗火」を組み合わせた特別な花火セットのブランドです。その名は材料を同じくする刀と花火、そして島田の刀鍛冶の名工義助への敬意とご縁への謝意から命名しました。
新型コロナウイルスの影響で花火大会が軒並み延期されるなか、手持ち花火で心穏やかなひとときを過ごしてもらいたい、家族の絆を深めてもらいたいとの想いを込めました。また、大切な方へのお中元や快気祝い、ハレの日の引出物にもおすすめです。実際に花火を手に取れない方には、ブランドサイトの映像をアート観賞のようにお楽しみいただけます。
◎島田の花火と刀
江戸時代、駿河国島田宿は、大井川の左岸にありました。そこでは川の増水により「川留め」された旅人が、硝石、硫黄、赤松の炭、砂鉄などの和火材(わびざい)を細い葦の管に詰めた花火を楽しんでいたそうです。
時同じ頃、島田には多くの刀鍛冶が活躍していました。中でも棟梁「義助」は最も名声が高く、時代の流れを取り入れた研究熱心な刀鍛冶師でした。また、日本で最初に花火を観た人物は徳川家康という説が古文書「駿府政事録」に遺されています。このように島田は刀と花火と深いつながりがあることから、名工義助への敬意を表して駿河国伝統花火「義助」が誕生しました。
「義助」
1. 「義助」神威 金/銀・「義助」粋・「義助」華・「義助」極
(左から)「義助」神威 銀・粋・華・極・神威 金
2. SDGsを意識して製作した牛乳パックの再生紙「ミルパックス」の特注パッケージ
「義助」パッケージ
◎「義助」ラインナップ
1 |
「神威 金」(丸いゴールドの花火) |
2 |
「神威 銀」(丸いシルバーの花火)
鉄の粒子からなる火花が、美しい金色の花となって連続的に花開きます。
球体付きのため、立体感ある花火を楽しめます
※金・銀の外見は異なりますが、共通の火薬が使われた同種の花火です。 |
3 |
「粋」(黒×シルバーの花火)
素材が空気中で発火して、まばゆい閃光を連続的に発します。
その様子はまるで金色の鈴が辺り一面に舞っているかのようです。 |
4 |
「華」(黒の花火)
木炭を含んだ素材が発火すると、橙色の火花と金色の火花が舞い散ります。
しなやかな柳の枝のように咲く花をご鑑賞ください。 |
5 |
「極」(黒×ゴールドの花火)
火薬の特殊な組み合わせによって、金色に点滅する火花が生じます。
明暗を繰り返す光の表情にどうぞご注目を |
※特許/商標 取得・出願済
◎商品概要
商品名: |
義助(「神威 金」「神威 銀」「粋」「華」「極」各1本
計5本の花火とローソク1本、ポストカード1枚のセット) |
価格: |
3,000円(税込・送料別) |
販売形態: |
電話または公式サイトの問い合わせフォームにて受注生産 |
「義助」セット
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※現在申し込みが殺到しております。
受注生産のため、発送まで約2週間お時間をいただいております。
※ご注文をいただいた後、 請求書をメールまたはFAXでお送りいたします。
お振込を確認後、順次発送させていただきます。
◎井上玩具煙火株式会社について
昭和元年に前身の井上商店が創業し、その後昭和27年に株式会社を設立して花火を中心とした事業に大きく舵を切りました。以降、海外輸出も行い、工場も新設するなど事業拡大を図ってきましたが、不況により中国から安価な花火が入り込むなどの危機的状況もありました。しかしその間も一貫して独自の製品開発と国内での製造にこだわり事業を続けてきました。現在では煙火以外の製造も手掛けています。社員が運営管理するインスタグラム「遊火(あそび)」では日本の花火文化を盛り上げるため、全国各地の花火情報や手持ち花火の魅力を紹介しています。これからも温故知新の精神で、より多くの人に国産花火の魅力を知ってもらえるような新しいプロジェクトに取り組んでいきます。
>「義助」ブランドサイト
代表:井上 吉勝/4代目井上 慶彦と「義助」