東京・墨田の老舗メリヤスメーカーが手がける和紙100%天竺ニット『和紙の服』

2020.03.23

和紙100%にこだわり、シャリ感と滑らかさのある独特な風合いを実現させた、和紙100%天竺ニットの『和紙の服』を日本国内初リリース。2020年1月にフィレンツェで開催された「Pitti Immagine Uomo 97」にて次世代のサスティナブル素材として高い評価を得た。

和紙100%を着る

1500年以上もの歴史を持つ日本の和紙は、古くから人々の暮らしのなかで幅広く重宝されてきた。その一つの例が、日本家屋で使用される障子や襖。吸湿性と保湿性の両方を兼ね揃えた和紙は、蒸し暑い夏には湿気を吸収し、乾燥する冬には湿気を放出する“天然のエアコン”としての働きを持つ。さらに、多孔質な繊維は抗菌性や消臭性にも優れ、家のなかを清潔な状態に保つ効果もみられる。現在では、美術館や博物館で絵画の修復に用いられるなど、世界中で和紙の機能性の高さが認められている。

さらに、和紙の魅力として欠かせないのが“サスティナブル素材”という点だ。原料は、フィリピンやエクアドルを原生とするマニラ麻。年間を通じて栽培が可能なうえ、一度収穫しても2-3年で再生を繰りかえすことから、環境負荷の少ない循環型素材として今注目を集めている。

和紙という素材のポテンシャルの高さを確信しながらも、取り扱いが難しく高価な新素材の製品化に踏み切るのは勇気のいること。 実際に、製糸、編みたて、縫製、染色まで、全ての工程において通常の何倍もの手間隙がかかる。
『和紙の服』の染色にナチュラルダイ(植物の色素から染料を抽出する染色技法)を採用したのも、できる限り和紙という素材の良さを発揮させるためだ。紙でありながら、柔らかく、なめらかで、しっとりとした着心地は、職人たちの技術の賜物である。

日本における衣服の輸入浸透率が98%に迫る今日、絶滅危惧種といわれる日本の縫製メーカーが『和紙の服』に込める想い。それは服そのものの良さだけではなく、服を愛し共に生きる文化・メイドインジャパンを着る文化なのだ。ぜひ一度『和紙の服』を体験してもらいたい。

>株式会社 和興 公式サイト

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<小松美羽さん単独インタビュー> -Part1- 小松美羽さんと巡る出雲の旅

世界を舞台に活躍する現代アーティスト小松美羽さんの単独インタビュー第一弾。
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番組では2014年に”新風土記”を奉納した出雲へ訪れ、「新風土記の第二弾」を制作し番組内で初公開されます。

常に未来へ進み続ける小松美羽さん。そんな彼女に、この度HYAKKEIの単独インタビューに応えて頂く事が出来ました。”光の柱”の出現を体験し作品に大きな影響を与えたという出雲大社との深い関わりや、出雲の地での新作アートの制作、制作の中心にある祈りの原点に迫ります。

インタビューPart1ではアナザースカイでの撮影風景を元に、”小松美羽さんと巡る出雲大社”をお届けします。出雲の地への親愛の念溢れる小松さん。自然体で語っていただきました。

写真:神庭 恵子 / インタビュー・文:菊地 伸(HYAKKEI)


今回のアナザースカイのハイライトは、2014年に新風土記を制作した際と同じ古民家で制作した、初公開となる絵画作品。この作品についてはインタビューPart2で詳しくお伝えします。

< 小松美羽プロフィール >

1984年長野県生まれ。女子美術大学短期大学部在学中に銅版画の制作を開始。近年ではアクリル画、立体作品などに制作領域を拡大し、力強い表現力で神獣をテーマとした作品を発表。

2015年、ロンドンで開催されたチェルシー・フラワーショーへ有田焼の作品を出品し、受賞作が大英博物館へ収蔵されるという快挙を成し遂げる。その後、台湾、香港、日本での個展において動員数、売上とも記録を塗り替える。

HTCとのコラボによるVR作品『INORI~祈祷~』が第76回ヴェネツィア国際映画祭VR部門、イギリスのレインダンス映画祭にノミネートされる。2020年、日本テレビ系「24時間テレビ」のチャリTシャツのデザインを担当など、国内外で大きな注目を集めている。

小松美羽 Miwa Komatsu | オフィシャルサイト

『アナザースカイ』
日本テレビ
5月27日(木) 伊勢編 24:59~25:39
6月3日(木) 出雲編 25:09~25:39

アナザースカイ 番組公式サイト
https://www.ntv.co.jp/anothersky2/

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