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「日本のやきもの-縄文土器から近代京焼まで-」開催【奈良県 大和文華館】

2022.01.06

大和文華館では、力強い生命力に満ちた縄文土器から技術の粋を結集した近代京焼まで、一万年もの歴史を誇り、人々の生活を豊かに彩ってきた日本のやきものを展示する特別企画展「日本のやきもの―縄文土器から近代京焼まで―」 を2022年1月5日(水)~ 2月13日(日)に開催します。

時代と共に変化してゆくやきもの

日本のやきものの歴史は、縄文土器より始まります。土器の時代が長らく続いた後、古墳時代にはろくろ成形し還元焼成する須恵器が、奈良時代には人工的に釉薬をかける施釉陶が登場します。

中世には、素朴な焼締陶が多く作られ、日常の雑器として広く用いられました。桃山時代には、茶の湯の隆盛にともない、斬新な茶陶が盛んに作られ、やきものの世界が活性化します。

江戸時代には、まず有田において磁器の焼成に成功し、日本各地で様々な陶磁器が生産されました。特に京焼では、江戸時代前期、野々村仁清によって陶器に上絵具で絵付けする色絵陶器の技術が大成されます。多くの典雅な色絵陶器が作られるとともに、江戸時代後期には磁器の焼成も可能になり、文人趣味的な清雅な器も好まれました。明治維新後には衰退の危機もありましたが、技術やデザインを磨いて進化し、多様な魅力を持つ近代京焼の作品が生み出されました。

「日本のやきもの―縄文土器から近代京焼まで―」

会期: 2022年1月5日(水)~2月13日(日)
月曜日休館(ただし、1月10日〈月・祝〉は開館し、11日〈火〉が休館
開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料: 一般 630円 高校・大学生420 円 小学・中学生 無料

>新型コロナウイルス感染症対策について
>大和文華館公式サイト

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*1:富澤慶秀・藤田洋監(2012). 『最新歌舞伎大辞典』. 柏書房.

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