岩合光昭写真集『スタンド・バイ・ニャー』発売【ヒトのそばにはいつもネコがいる】

2020.05.07

日本を代表する動物写真家・岩合光昭さんの写真集『スタンド・バイ・ニャー』が4月27日に発売されます。 本書の主役は、人に寄り添い、人とともに生きる、世界34ヶ国の猫たちです。国・地域・気候風土は違えど、変わらず人に寄り添い生きる猫たちの姿には驚きを感じます。
また、文化や人種の違いを超えて、猫とともにある人々が見せる幸せそうな表情も印象的です。 岩合さんが捉えた猫と人間の共生は、見る者の心を癒してくれるだけでなく、両者の深く普遍的な関係に気づかせてくれます。

【見どころ1】人に寄り添う猫たち

本書のどの写真からも、ともに生きる人々に対する猫の信頼が伝わってきます。元気な子どもにはされるがままに、物静かなお年寄りの近くでは安らかに、まるで猫が人に呼吸を合わせているかのよう。同時にそうして人に寄り添う姿はとても自然体です。
本書の最後に岩合さんは「ネコはヒトと寄り添うことで生きることができるのです」と書いています。その言葉の意味を本書はやさしく理解させてくれることでしょう。

トトラという植物で編んだ浮島に暮らす遊び盛りのオス猫(ペルー・ティティカ湖)
田んぼが広がる村でいっしょに暮らす猫と少女(ブータン・イビサ村)

【見どころ2】猫に寄り添う人たち

本書には、さまざまな国や地域で、さまざまな文化の中で生きる老若男女が登場します。共通するのは、猫を愛していること。猫といっしょだと、みんな穏やかで幸せそうです。人々の表情や写真全体に漂う平和な空気からは、国が違っても変わらぬ猫と人間の深い絆、人間が猫とともに生きることの意味を考えさせてくれます。

亡くなった先代猫をこよなく愛し、その足跡をタトゥーにした少女。写真は現在の愛猫(ノルウェー・アルタ郊外)

【見どころ3】美しくかけがえのない日常風景

砂漠、湖、海岸、大都市……。本書では、5つの大陸を股にかけて撮影された多様な風景が楽しめ、世界一周旅行さながらの読後感が味わえます。印象に残るのは、どの国にも猫と人が平和に共生する日常風景です。失われつつある光景の美しさと尊さを、岩合さんのカメラは確かに捉えているのです。

砂漠に暮らす日本出身の女性。猫たちに愛されている(アラブ首長国連邦・ルブアルハリ砂漠)
イオスカという1歳のオス猫とタバコ屋で働くロシアから来たご主人(イタリア・チンクエテッレ)

【書籍データ】
タイトル:『スタンド・バイ・ニャー』
岩合光昭◎著
定価:本体1600円+税
判型:B5変型判
発行:辰巳出版株式会社
発売日:2020年4月27日

【撮影国】
タンザニア、モロッコ、マルタ共和国、キプロス、アラブ首長国連邦、オーストラリア、フィジー、クロアチア、イギリス、アイルランド、アイスランド、スペイン、イタリア、フランス、スイス、ルーマニア、モルドバ、ノルウェー、スリランカ、タイ、カンボジア、ベトナム、マレーシア、インドネシア、ブータン、中国、シンガポール、アメリカ、カナダ、ペルー、チリ、ウルグアイ、ブラジル、キューバ(全34ヶ国)

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