【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】Vol.20 吉原宿〜蒲原宿東海道屈指の町並み蒲原のイルカすまし

『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。

時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。

蒲原は旧東海道の中でも屈指の美しい町並みが残る宿場町。このあたりはイルカがおやつらしいんだけど、食べてみればよかった。

蒲原名物イルカすまし?

前回、吉原宿を越えて、富士駅まですすんでいたので、今日はその続きからスタートします。
富士の商店街の向こうにきれいな富士山が見えています。

ここを日本一富士がきれいに見える商店街の暫定チャンピオンに認定したいと思います。

住宅街を2~30分歩くとやがて富士川橋梁にかかります。

江戸の時代、ここは渡し船で越えていたのですが、水量が多く、流れも速いので、結構大変だったんじゃないかと思います。

高いところが苦手なので、こういう橋の上から写真を撮るのは怖いのですが、あまりにも富士山がきれいなので、橋の真ん中でビビりながらなんとか撮った写真がこれ。

富士川を越えると、旧東海道はしばらく小高い丘陵地帯を進み、山の中を貫く東海道新幹線の下をくぐり抜け、東名高速の上を越えると住所が富士市から静岡市に変わって、蒲原宿の町並みと駿河湾が見えてきます。

蒲原は、安藤広重の「蒲原夜之雪」で有名な宿場町で、旧東海道の中でも古い建物が数多くの残っている町並みとして知られています。

蒲原の町に入るとすぐに目に入ってきた看板がこれでした。

蒲原名物イルカすまし?
あとで調べてみると、これはイルカの背びれの部分を塩漬けにしたつまみあるいはおやつのようなもので、鯨ベーコンのような味がするのだそうです。
別名、蒲原ガムまたは蒲原ゴム。。。
得体が知れないのでスルーしてきちゃったけど、ちょっとチャレンジしてみればよかった。

広重の 蒲原夜之雪

やがてなまこ壁が印象的な佐藤家が現れます。

いろいろなガイドブックで塗り家造りという特徴的な建物でもある、ともっともらしく紹介されていますが、僕はあまり建築様式には詳しくないのでよくわかりません。
なまこ壁はわかりますけどね。

町の真ん中を流れる川沿いに、蒲原夜之雪の記念碑がありました。

広重が東海道五十三次で唯一描いた雪景色として、最高傑作とも言われています。

歌川広重 東海道五拾三次 蒲原夜之雪

昭和35年の国際文通週間の記念切手の絵柄に採用されて有名になったそうですが、僕は昔切手集めてたので知ってましたよ、この作品。

和風の建物が続く中、蒲原の洋風建築を代表する建物として有名な、旧五十嵐歯科医院。

これは大正時代の建物で、町家を洋風に改築したもので、外観は洋風、内装は和風になっているそうです。残念ながら年末年始のお休みで中には入れませんでした。

旧五十嵐邸を過ぎてしばらくすすむと街道は左に曲がって旧国道1号に合流し、西木戸跡の道標が現れると蒲原の宿場町は終わります。

富士駅を9時に出てここまで3時間で10キロちょっと。ずいぶんのんびりしたペースで来てしまいました。

次の宿場、由比で、桜えびでも食べようと思っていたのですが、朝早かったこともあり、もう空腹感でかなり切迫した状態になっています。

ちらほらと桜えびをうたう店が現れ始めましたが、地元に近い友達に聞いた店にたどり着くまでは、と我慢を重ねます。
蒲原から由比までさほど距離はありませんが、とても長く感じた1時間でした。

<2014年12月27日訪問>記事の情報は訪問当時のものです。最近の情報は公式サイト等でご確認ください。

Vol.21へ続く
< 【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】Vol.19 沼津宿〜吉原宿<後編>旧東海道寄り道鉄旅「岳南鉄道」

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