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【山形県飯豊町】春限定の神秘的な光景「白川湖の水没林」
山形県南部飯豊町(いいでまち)の白川湖で春の2か月間だけ見ることができる神秘的な風景。豪雪地帯である日本百名山の飯豊連峰から、春になると白川湖に大量の雪解け水が流れ込みます。湖が満水を迎えると、シロヤナギの木々があたかも水の中から生えているかのような、幻想的な光景になります。
『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。
台風の影響で偶然スタートした東海道散歩ですが、最初に歩いたこの区間が素晴らしすぎたせいで、旧東海道全行程を制覇してやろう、と決意してしまったのでした。そう、それはぜんぶ宇津ノ谷峠のせいなのです。
安藤広重の東海道五十三次にも描かれた歴史あるとろろ汁屋「丁子屋」の先にあるのは宇津ノ谷峠。
だんだん谷が狭くなってきて、旧東海道と離れて並走していた国道1号が寄り添うような形で近づいて来ます。
峠の手前に道の駅があり、そこから国道1号はトンネルで峠の下を藤枝側へ抜け、旧東海道は山道をのぼっての峠越えとなります。
宇津ノ谷峠は、明治、大正、昭和、平成と4世代のトンネルが残っている珍しい場所。この国道1号の下り線のトンネルは平成に新しく掘りなおしたもので、通称「平成のトンネル」と言われています。
すぐ横に国道1号上り線のトンネル「昭和のトンネル」もありますが、旧東海道散歩の人は、もちろんこんなところは通ってはいけません。
テキトー散歩ですが、おさえるところはおさえないと、弥次さん喜多さんに顔向けできません。
と言ってはみたものの、実は今回、旧東海道ウォーカーにはほどんど会いませんでした。真夏なので普段からこの時期にはいないものなのか、それとも台風の影響でみんな自粛しているのかわかりませんが、途中、それらしき人にすれ違ったのは1回だけでした。それも地元のおっちゃんなのか、東海道ウォーカーなのか微妙な感じでしたが、すれ違いざまに「こんにちは!」と元気よく挨拶されたので、同類ということでカウントしました。
トンネルで峠を貫通してしまう国道1号を横目に、旧東海道はゆるやかに坂を登りながら宇津ノ谷の集落に入ります。
この集落がまた雰囲気があるのです。石畳なども含めて旧街道らしい町並みに多少は揃えて改築されているのでしょうが、妻籠とか馬籠といった観光地に比べて自然体なのがいいのでしょう。あるいはこの坂と峠の山の配置のバランスもいいのかもしれません。
坂の上から見た集落全景。
坂を上がり切ったところから右へまがる道を進むと「大正のトンネル」を経て峠を抜けますが、まっすぐ奥へと続く階段を上ると「明治のトンネル」が現れました。
名前の通り、明治の時代にできたトンネルですが、ご覧のとおりとても狭いトンネルです。車一台が通るのもやっと、という感じですが、そもそも今は車両は通れません。
ところで明治以前はどうしたか、というと、さらに山を登って歩いて越えていたのです。厳密な旧東海道散歩なら歩いて越えないとアウトですが、僕のはテキトー散歩なので明治のトンネルで峠を越えてしまうことにします。トンネルの長さは2〜300mでしょうか、幸いにして誰もいないトンネルを独り占めしてゆっくり歩けました。中はレンガづくりです。
ところどころに電燈がありますが、真ん中あたりは一時的にけっこう暗い部分もあるので、肝試しするほどではありませんが、プラトニックを卒業したいカップルが一緒に歩く場所としてはいいかもしれません。
そしてこれが藤枝側の出口付近。
古いトンネル、いいですね。古いトンネルマニアになってしまいそうです。
トンネルで峠を越えてしまうと、山道をズンズン下って岡部川沿いに出て、しばらく川沿いを歩きます。
長い釣竿を持ったお父さんを、小さな男女の兄弟が小走りに追いかけています。
ずっと昔にみたことがあるような、平和な夏休みです。
途中で見かけたホーロー看板。
平野部に出たところで旧岡部宿に入ると、岡部本陣跡の立派な公園がありました。
岡部の次の宿場は藤枝。藤枝まで行けば東海道線の藤枝駅があります。
しかし実はここからが長かったのです。特にここから先はハイライトとなるようなスポットはなく、淡々と歩を進めるしかないので余計にそう感じたのかもしれません。
歩いてきた道、越えてきた山々。左が旧東海道。
旧藤枝宿があった藤枝の中心部に到着したのは岡部を出て1時間15分後でしたが、ゴールにしている藤枝駅はこの藤枝中心部からかなり離れていて、まだ4~5km先にあるようです。そんなの藤枝駅を名乗っちゃあかんやろ、と思いますが怒っても駅が近づいてきてくれるわけではありません。15分休んで、最後の力をふりしぼり商店街を南へと歩きます。
そんな中、ちょっと元気になったのはこういう看板。
そういえば、サッカー名門の藤枝東高校が近くにありました。
こんなのも、疲れた体をちょっとだけほぐしてくれます。
駅の手前から雨が降りだしましたが、ここまで来てしまえば、もう多少濡れても大丈夫。
そして18時20分、とうとう藤枝駅に到着しました!
アプリの距離計測だと30.24km、人生でおそらく2番目に長い距離を歩いた1日でしたが、終わってみればとても楽しい1日でした。
これはクセになる、というか、藤枝駅に到着したとたん、もうすでに旧東海道全行程を制覇してやろう、という気になっていました。
ということで、この日が僕の東海道-flat-ふらっと完歩のきっかけになった1日だったのでした。
今回の結果:府中宿~藤枝宿 20.3kmを制覇!
実際の歩行距離は寄り道入れて30.24kmを6時間31分、消費カロリー1653kcal
東海道テキトー完歩まで:現在の合計 195.8㎞/495.5km
<2014年8月訪問> 記事の情報は訪問当時のものです。最近の情報は公式サイト等でご確認ください。
Vol.26へ続く
< 【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】Vol.24 府中宿~藤枝宿前編 丁子屋のとろろと十返舎一九先生
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ホテルメトロポリタンでは、2024年1月15日(月)からオールデイダイニング「クロスダイン」、日本料理「花むさし」、四季彩茶寮「旬香」の3店舗で「長崎フェア」を開催します。
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ラーメン居酒屋店「Ramen Izakaya Deniro」では、2023年12月7日(木)よりストリートスタイルラーメン店「駄目な隣人」とのコラボ商品を販売しています。
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「星野リゾート 青森屋」は、地元の鉄道会社「青い森鉄道株式会社」の協力のもと、2024年1月20日から2月11日の期間の土日限定で、青森の雪景色を眺めながら食事と地酒が楽しめる観光列車を運行します。
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東京・大手町の日本旅館「星のや東京」では、2024年1月5日~26日に、1泊2日の滞在プログラム「新春歌舞伎滞在」を今年も開催します。
江戸に暮らす人々にとって新年の楽しみの一つに歌舞伎観賞があり、粋な過ごし方でもありました。その楽しみ方を支えたのが芝居茶屋です。観劇チケットの手配に加え、筋書やお茶、菓子、幕の内弁当、酒肴の提供など、至れり尽くせりのサービスで人々を喜ばせていました(*1)。星のや東京では、当時の芝居茶屋のようなおもてなしで、新年を寿ぐ滞在を提供します。
*1:富澤慶秀・藤田洋監(2012). 『最新歌舞伎大辞典』. 柏書房.
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2023年11月22日(水)〜12月3日(日)の期間、新宿御苑にて紅葉のライトアップイベントが開催されます。今春の桜イベントに続き、今秋は紅葉イベントで再び新宿御苑とネイキッドのコラボレーションが決定しました。東京を代表する庭園「新宿御苑」は、数少ない都心の紅葉スポット。全長約200mのプラタナス並木と都心随一のモミジスポット・モミジ山、池への反射が絶景の「中の池」など、新宿御苑の紅葉とネイキッドのアート&食が融合した世界を見ることができます。