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サンシャイン60展望台 まっくらたいむ ~ゆっくりと夜景を見ながら、心落ち着く空間を~
SKY CIRCUS サンシャイン60展望台では、2月19日(金)~4月4日(日)の期間、17:30以降の展望台内の照明などを落として真っ暗(まっくら)にすることで心を落ち着かせ、東京のキレイな夜景の中にまるで自分が溶け込んだような夜景観賞体験ができる「まっくらたいむ~ゆっくりと夜景を見ながら、心落ち着く空間を~」を実施いたします。
『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。
時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。
三重県の四日市の旧東海道沿いに「あすなろう鉄道」という小さなローカル線があります。僕は井上靖の「あすなろ物語」という小説が好きだったので、この路線の名前を聞いたときから乗ってみたいと思っていたのでした。今回はあすなろう鉄道のち、三重県のいろんな古代史に迫るコースを歩きます。
井上靖の小説に「あすなろ物語」という作品があります。明日は檜になろうと願いながら、永遠に檜にはなれない「あすなろ」の木の説話を通じて、何者かになろうと夢を見てもがく人々の運命を描いた小説です。
「あすは檜になろう、あすは檜になろうと一生懸命考えている木よ。でも、永久に檜にはなれないんだって!それであすなろと言うのよ」
物語に登場する冴子という、美しくもどこか影を負っている少女が語る言葉が印象的で、僕はこれをたぶん中学生の時に読んだのですが、今でもこのフレーズは記憶に残っています。
そんなわけで、四日市に「あすなろう鉄道」という路線ができた、と聞いてぜひ乗ってみたかったのです。
四日市あすなろう鉄道は、2015年3月までは近鉄の内部線と八王子線でした。予定では、近鉄の経営合理化のため鉄道を廃止し、バス路線(BRT:バス高速輸送システム〉に転換する計画だったのですが、地元の強い要望を受けて、四日市市が施設・車両を保有する公有民営方式で存続する第三セクター鉄道として残ることになったのだそうです。
「四日市あすなろう鉄道」という社名は、ひとつは未来への希望を表す意味、もうひとつはこの内部・八王子線が軌間762mmの特殊な線路で(要は、普通の線路よりかなり細いのです)「ナローゲージ」と呼ばれていることから命名されたそうです。いいですよね、あすなろう、って。
このあすなろう鉄道の路線が、四日市から先の旧東海道に沿って走っているので、東海道ふらっと完歩の続きで内部線終点の内部(うつべ)駅付近まで旧東海道を歩いてから、帰りはあすなろう鉄道に乗って帰ってくることにしたのでした。
四日市の市街地を抜けてしばらく歩くと、あすなろう鉄道は旧東海道のすぐ脇を並走するようになります。あすなろう鉄道の語源にもなった「ナローゲージ」というのは、狭い規格という意味で、ここでは線路が狭い(狭軌)であることを意味しています。
どうですか、車体、細くないですか?
線路が狭いので、必然的に車体の幅も狭くなるのです。言われてみれば普通の電車よりも面長ですよね。
車内で写真を撮るとこんな感じです。
向こう側の女子高生たちが膝を突き合わせるように座っているのがわかりますよね。
もうひとつのあすなろう鉄道の特徴は、このカラフルな車体の色。
これはたまたま地味な組み合わせかもしれませんが、3両すべてが別々の色で運転されることも珍しくはないようです。
途中の日永駅周辺の旧東海道。
天気がよかったせいもあると思いますが、このあたりにはなかなか風情ある町並みが残っています。
旧道から現在の東海道に出たあたりにあるのが日永の追分。
右に行くと旧東海道で大坂方面、左に行くと伊勢となります。あすなろう鉄道終点の内部まで歩いても四日市の市内から5~6キロ、1時間強で着いてしまいました。
このあと内部駅から、あすなろう鉄道に乗ってこの日はいったん四日市まで戻りました。
日を改めて前回の続き、あすなろう鉄道の内部駅から出発します。
駅を出発し内部川を渡り、国道1号線を横切って住宅地の中の旧道をしばらく進むと、やがて目の前にあった山が迫ってきて、東海道の難所の一つであった杖衝坂(つえつきざか)が現れます。
今、こうしてみると確かに急な坂がしばらく続く場所ではありますが、まあどーってことないのです。
しかしここにはいろいろな故事があるようで、なんと三重県の名前の由来はここにあるんだとか(知らなかった&わりとびっくり)
なんでも、ヤマトタケルが東征の帰りに伊吹山の神との戦いで病に倒れ、弱った体で大和帰還を目指して剣を杖代わりにしてこの急坂を登り(「杖衝坂」の名前の由来)、
『吾足如三重勾而甚疲』 (わがあしは みえのまがりのごとくして はなはだつかれたり)
訳すと「私の足が三重に折れ曲がってしまったように、ひどく疲れた」 と言ったのが「三重」の名前の由来なのだそうです。
ホントかなー
そんな弱音が都道府県名になっちゃってていいのか?三重県?
でもちゃんと日本武尊の碑もあるんですよね。ここは血塚社と言って、日本武尊が出血した足を洗い流したところと伝えられています。
ま、芭蕉もここで落馬して一句詠んだみたいだし、昔はもっと激しい坂道だったのでしょう。
僕的にはそれより興味があったのはこの看板。
「采女」というのは、古代、朝廷に仕えて主に天皇の食膳の奉仕をした女官のこと。その多くは地方豪族の娘で、朝廷への服従の証拠として地方豪族が自分の娘を采女として、差し出していたからのようです。
食膳の奉仕とはいえ、天皇の側に差し出されるくらいなので、容姿端麗かつ才媛だったと言われています。結果、食膳の奉仕だけでなく(以下ムフフ)ということも多かったのではないかと推察(妄想)されています。
采女というのはこのあたりの地名なんですが、「このあたりから多くの采女が輩出されたという史実も多く、古代の三重県は美女の多い土地柄であったと言えるかもしれません」的なことが三重県史にも書いてありますが、ホントかなー
かなりテキトーで僕並みの妄想っぽいことを、いけしゃーしゃーと県史で言っちゃっていいのか、三重県?
そんなわけで、こんなのも見つけました、コーヒー采女。
店員はもちろん采女装束の、まばゆいばかりに秀麗な若い女性ばかりで、店に入ると「お帰りあそばせ、大君」みたいなこと言ってくれるのかなあ。コーヒーもわざわざテーブルまで持ってきて、横に座ってドリップしてくれたりして。
まあ、そんな感じで、一種の古代朝廷版メイドカフェみたいなものなのかな、と妄想していたら、外見はよくある普通の喫茶店でした。中身はわかりませんが。
そんな采女の里からしばらく国道1号を歩き、四日市市から鈴鹿市に入るとやがて石薬師宿へと入ります。
<2015年5月(前半)/10月(後半)訪問> 最新の情報は公式サイト等でご確認ください
。
Vol.45へ続く
< 【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】Vol.43 桑名宿~四日市宿編 恐怖のギロチン工場とか間違えないで萬古焼とか
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