【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】Vol.29 日坂宿~袋井宿 東海道どまんなかで「さわやか」初体験!

『東海道五十三次ふらっと-flat-完歩』とは…
ふとしたきっかけで東海道を歩き、その魅力に目覚めた筆者が、旧東海道に沿って、五十三次、約500㎞をテキトーに歩き、永い歳月をかけてついに完歩してしまった感動巨編!(ただし全米は泣かない)。

時間がある時にぶらっと出かけて、気の向くままに歩くシステム。よって歩く順番もランダム。名所旧跡を語るより、街道沿いの人々や風俗(変な意味ではない・・・と思う)、B級スポットなどを、ときどき妄想も入れつつ紹介し、いつか現代の十返舎一九と呼ばれたい。

この日は東海道ふらっと完歩史上初めての雨。そんな僕が雨の中でも歩き続けられたのは、静岡が誇るハンバーグの殿堂「さわやか」に初挑戦するという目的があったからなのです。

日坂宿のメロンパン

日坂宿は東海道で3番目に小さかったとされる宿場町。

街道沿いには今でも江戸時代の町割りがほぼそのまま残っていて、「川坂屋」という旅籠跡が公開されていますが、古い住宅が並ぶ静かなところです。

そんな中、パン好きな僕としては何とも気になるいい感じのお店を見つけたのでふらっと入ったのですが、実はこの岡パン、このあたりではかなり有名なお店だったようです。

一番人気がこのメロンパン。もちろんそんなことはあとから知ったことなのですが、ちゃんと買ってるところがすごいですねー。

昼食用に、と菓子パンを3つ買ったら、若くて愛想のいい娘さんが、僕だけに一つおまけをくれました。(と思っていたら、結構おまけ、くれるようです・・・)

日坂を過ぎて、あまり特徴のない町並みをしばらく歩くと、やがて掛川宿。これが掛川のシンボル、掛川城ですね。

町中の信用金庫も城下町風ですね。

掛川は妻「千代」の内助の功で知られる山内一豊によって城郭や城下町が整備された町。司馬遼太郎が「功名が辻」で描き大河ドラマでも有名になったため、放映の時には結構盛り上がっていたような気がします。

しかし晴れ男の僕にしては珍しく、この日は掛川の町を抜ける頃から本格的な雨が降りだしてきて、東海道ふらっと完歩史上初の雨中の旅となりました。

今日はここでもう中断して、このままホテルにチェックインしちゃおうかとも思ったのですが、このあと今日のゴールのつもりでいた袋井でぜひやりたいことがあったので、そのまま頑張って歩くことにしました。

雨中のさわやかハンバーグ

掛川を出てほとんど寄り道することもなく、工場わきの道路や住宅街の中を、クルマのしぶきをよけながら歩き続けます。このツライ時間を耐える唯一のモチベーションは、静岡の県民食レストラン「さわやか」にいくぞー!というもの。

夕飯でひとりコンビニ弁当食べるくらいだったら、ぜひ「さわやか」に行きなさい、と東海道ふらっと完歩ファンクラブの静岡在住女性からアドバイスを受けたので、今日は袋井の旧東海道に近いお店まで行くことにしていたのでした。

そんな雨の中、唯一気になったのが、この「スズキ化石博物館」

かなり手作り感あふれる仕様の博物館で、どう考えても個人のお宅にしか見えません。化石発掘体験、かなり興味があったのですが、雨も降っていて、すでに疲れでかなりパワーダウンもしていたので、泣く泣く割愛したのでした。

あとからネットで調べると、この「スズキ化石博物館」、やはり鈴木さんという個人がやっている博物館で、なかなかまじめな内容のようです。館内が自宅になっているのかどうかはわかりませんが、かなり生活感あふれる自宅チックな感じです。

入場は無料のようですが、予約が必要とのことですので、近くにお越しの際は、ぜひ。たぶん鈴木さんからマンツーマンで、きわめて学術的な説明が受けられるのではないかと思います。

さて、ようやく袋井の町に入ると、こんな小学校が。

こりゃまた思い切った名前の学校だねーと思っていると、これはあくまでも愛称で、ホントの名前は袋井東小学校。

そう、袋井という地名は、ここでは「どまんなか」と言い換えられているのです。

袋井は、江戸から数えても京から数えても27番目の宿場町。東海道のほぼ真ん中であったことから「ど真ん中」を売りにしているんですね。

そんなこんなで雨の中、袋井宿の西の端まで歩き、国道1号に出たところに、本日の目的地、炭焼きレストラン「さわやか」がありました。

「さわやか」は静岡県内に29店舗を展開するハンバーグレストラン。

僕はできれば一人でこんなファミリー&カップルレストランには入りたくはないのですが、「静岡県民の誇り」「究極のハンバーグ」などという話を聞いていたので、せっかくなのでどんなもんだろう、と意を決してチャレンジ。

平日の18時前だというのに店内はほぼ満席。やはりファミリー&カップルばかりで、イケメンのナイスミドルが一人で入るとどうしても注目をあびてしまいます(そうでもないか)。

さわやか、といえば「げんこつハンバーグ」という、要はげんこつのように丸くて分厚いハンバーグが定番だったようですが、僕が食べたのはチーズハンバーグ。

19歳で当時は道産子のソウルフードだった(というほどでもないか・・・)びっくりドンキーのチーズバーグディッシュの味を覚えてから、ハンバーグといえばチーズ、と決めているので、チーズハンバーグの味でくらべてみたかったのです!

中は結構レアで、挽肉も赤みががってはいましたが、わりと歯ごたえのある、しっかりした感じのおいしいハンバーグだったことは間違いありません。

でもやっぱりびっくりドンキーのジャンクな味も好きかな。ごめんなさいね、静岡県民の皆さま。元北海道民より。

今日の結果:金谷宿~袋井宿 23.3kmを制覇!
東海道ふらっと完歩まで:現在の合計 231.7㎞/495.5km

<2016年5月訪問> 記事の情報は訪問当時のものです。最近の情報は公式サイト等でご確認ください。

Vol.30へ続く
< 【東海道五十三次ふらっと-flat-完歩】】Vol.28 金谷宿~日坂宿 見よ、これが静岡の本気の茶畑だ!

新着

新着

注目の記事

愛知県

観光

ディープなローカルツアー “「三河里旅」×「とよた宿割」”で お得にマイカーで巡る御朱印旅

地域で暮らし地域を深く知るガイドが三河の山里でしか体験できない唯一無二の旅を提案する「三河里旅」のローカルツアー。そんな三河里旅より、とよた宿割を利用することで食事や宿泊・休憩が等が半額になる日帰りツアーが登場。2日間限定のお得なツアーをお見逃しなく。

沖縄県

観光

「ウィンドサーフィンデビューステイ」プランが登場【リゾナーレ小浜島】

周囲に高い山や建造物など障害物がない小浜島は、どの方位からも風が吹き、風を操って楽しむウィンドサーフィンの聖地と称されています。
日本最南端の八重山諸島に位置する離島のビーチリゾート「星野リゾート リゾナーレ小浜島」に、2021年12月1日~2022年2月28日の期間、マンタ柄のセイルでウィンドサーフィンに挑戦するプラン「ウィンドサーフィンデビューステイ」が登場します。

沖縄県

伝統

観光

文化

うちなー滞在記vol.11「三山時代にタイムスリップ~護佐丸の築城と松並木~」

沖縄に移り住んで早一年が経とうとしています。一年前に吹いていた風、冬へ向かう空気の冷たさが思い出されます。

「うちなー(沖縄)でやっていけるだろうか」

「うちなーんちゅ(沖縄の人たち)と私は何が違うのだろう」

当初、そんな不安と好奇心とを抱きながら生活していました。しかし、様々な人と接するうち、不安は徐々に解消されていきました。

「うちなーには様々な国籍を持つ人たち、本土(沖縄以外の日本)の人たちが暮らしている」ことは心強さを与えてくれました。

「うちなーには様々な異文化との交流の歴史があった」ことを知れたのも、大きな理由の一つです。

そして、風習や言葉の違いは “違い” として尊重し、残そうとしているうちなー文化に触れているうち、「違うことは当たり前」「違っていて良い」と思えるようになりました。

さて、今回は時をさかのぼること600年。三山時代に築城されたといわれる沖縄本島中部・読谷村(よみたんそん)の世界遺産「座喜味城跡(ざきみじょうあと)」をご紹介します。

ピックアップ

ピックアップ