東京都

芸術

文化

アートシーンを牽引するShinwa Wise Holdings/仮想空間「江戸バース(Edoverse)」制作を発表

Shinwa Wise Holdings株式会社(本社:中央区銀座 代表取締役社長 倉田陽一郎)は2月16日に行われた記者会見で、江戸バース(Edoverse)の制作をスタートさせることを発表した。

德川宗家19代德川家広氏を総合監修としてパートナーに迎え、江戸時代の価値観やエコシステムを活かした、全く新しい発想のメタバースの創出を目指す。

イメージ画像:Shinwa Wise Holdings提供

江戸バースでは、仮想空間に江戸の街を再現し、ユーザーがアバターで参加し、Edo Coban/Edo Zeniと呼ばれるトークン(仮想通貨)を資産として江戸バース内に展開されるNFTアートや各種サービスを所有、交換出来る。

江戸の街を再現することはもちろん、江戸文化特有の価値観を仮想空間に導入することにより、江戸バース内に独自のエコシステムを構築。引いては持続可能な社会の実現に貢献していくというコンセプトだ。

左から)Shinwa Wise Holdings株式会社 代表取締役社長 倉田陽一郎/徳川将軍家第19代当主 徳川家広氏

Shinwa Wise Holdings倉田社長は「これらのエコシステムによって、貧困問題や格差問題の解決にも貢献するシステムを構築し、新しいアート、文化の推進に貢献していきたい。また江戸バースをユーザーの第二の故郷として過ごしていただきたい。」と語る。

画像:Shinwa Wise Holdings提供

アートシーン中心とした文化の推進を担ってきたShinwa Wise Holdingsとしては、アート作品の展開を基盤としつつ、各種サービス業など多様なステークホルダーを参入を予定しており、過去の江戸の街をそのまま再現するのではなく、”今”の江戸の姿を模索していく。

徳川将軍家第19代当主である徳川家広氏は「江戸の街そのものが文化的・美術的価値の高いものであり、アートとして十分に楽しんでいただける空間となる。また、江戸時代を切り開いた徳川家康が目指したのは、いかに戦(いくさ)を無くし、持続可能性の高い街や制度を築き上げるかでした。その意味で、社会貢献的な意義も十分に感じていただく事が出来ると思う。」と期待を込めた。

江戸バースの構築を見据え、Shinwa Wise Holdings株式会社100%子会社のEdoverse株式会社を設立。今後1年をかけてクローズドβヴァージョンを構築し、2023年内にはオープンβバージョンのリリースを目指す。

世界的にメタバース誕生の機運が高まる中、江戸の文化的価値そして思想と結びついたユニークな発想から生まれた江戸バースの今後の展開が楽しみである。

取材・テキスト:菊地 伸|編集:HYAKKEI編集部
画像:Shinwa Wise Holdings提供

あなたにオススメ

新着

新着

注目の記事

東京都

観光

【星のや東京】江戸時代の芝居茶屋のもてなしを現代に 「新春歌舞伎滞在」開催

東京・大手町の日本旅館「星のや東京」では、2024年1月5日~26日に、1泊2日の滞在プログラム「新春歌舞伎滞在」を今年も開催します。
江戸に暮らす人々にとって新年の楽しみの一つに歌舞伎観賞があり、粋な過ごし方でもありました。その楽しみ方を支えたのが芝居茶屋です。観劇チケットの手配に加え、筋書やお茶、菓子、幕の内弁当、酒肴の提供など、至れり尽くせりのサービスで人々を喜ばせていました(*1)。星のや東京では、当時の芝居茶屋のようなおもてなしで、新年を寿ぐ滞在を提供します。

*1:富澤慶秀・藤田洋監(2012). 『最新歌舞伎大辞典』. 柏書房.

東京都

観光

イベント

【新宿御苑×ネイキッド】NAKED紅葉の新宿御苑2023開催決定

2023年11月22日(水)〜12月3日(日)の期間、新宿御苑にて紅葉のライトアップイベントが開催されます。今春の桜イベントに続き、今秋は紅葉イベントで再び新宿御苑とネイキッドのコラボレーションが決定しました。東京を代表する庭園「新宿御苑」は、数少ない都心の紅葉スポット。全長約200mのプラタナス並木と都心随一のモミジスポット・モミジ山、池への反射が絶景の「中の池」など、新宿御苑の紅葉とネイキッドのアート&食が融合した世界を見ることができます。

ピックアップ

ピックアップ