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【阿蘇郡南小国町】黒川温泉周辺に登場した新施設やリニューアル店のご案内
黒川温泉(熊本県南小国町)とその近郊で最近新しくオープンした施設やリニューアルしたお店をご紹介します。どのスポットも黒川温泉街から車で約5~10分圏内にあるので、温泉巡りの合間に気軽に立ち寄れます。老舗旅館が手掛ける新店舗や、自然豊かな里山カフェ、地元食材にこだわったレストランなど、多彩な魅力が満載です。黒川温泉の新たな楽しみとしてチェックしてみてください。
沖縄に移り住んで4か月。
沖縄には、自分の「普通」にはない物事がたくさんあります。
そのひとつが「沖縄には3回、お正月が来る」ということです。
1回目は、現在の日本も含めて、世界中の多くの国で使われている「太陽暦(たいようれき)…新暦」によるお正月。「太陽暦」は、(地球から見た)太陽の動きによるものなので、季節や気温のことが良くわかります。
2回目は、「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)…旧暦」によるお正月。「太陰暦」は月の満ち欠けによるもの。動植物の変化、潮の満ち引きが良くわかるというメリットがあります。
ただ、「太陰暦」だと、太陽の周期とずれていく(=季節が分からなくなる)ため、32~33か月に一度「うるう月」を設け、「太陽暦」とのずれを解消しています。それを「太陰太陽暦=旧暦」といいます。
沖縄では、ほとんどのご家庭が新暦のお正月を祝うそうですが「潮の満ち引き」がとても重要な漁師町では、今でも「旧暦」のお正月を祝うそうです。日本最南端の漁港を持つ「糸満(いとまん)市」が代表的です。旧正月に、カラフルでおおきな大漁旗を付けた船を走らせ、大漁祈願・航海安全を願うという行事があります。
そして3回目、旧暦1月16日「ジュールクニチー」です。これはいわゆる「あの世」のお正月です。このほかにも「清明(シーミー)」や「エイサー」といった、旧暦に合わせた先祖供養の行事がたくさんあります。
このように、沖縄には琉球王国時代に中国(当時の明・清)から伝わった文化・風習が多く残っています。
私は、時が流れていても、うちなーんちゅ(沖縄の人たち)は、自分たちに受け継がれた歴史や文化・風習をとても大事にしている人たちなのだと思います。
今回は、そんな琉球王国時代から今に至るまで、沖縄に在り続けている「ひんぷんガジュマル」を中心に、沖縄に象徴的な樹木「ガジュマル」についてご紹介したいと思います。
「ひんぷんガジュマル」は、沖縄本島北部・名護(なご)市にあるガジュマルの巨木です。名護大通り(県道84号)の中央分離帯上、というより、巨木を避けるように道路がつくられているといった方が正確でしょうか。
樹齢は240年~300年以上とされています。なぜはっきりとした樹齢がわからないのでしょうか?
おそらく、幹の周りにからみついた「気根(きこん)」と呼ばれる根があるため、幹の周囲を正確に測れないからだろうと思います。
通常、根は土の中に伸びていきますが、「気根」は幹の途中から伸びてきます。空気中に根があるので、空気中の水分を吸収出来るという利点があります。
ガジュマルが生息する熱帯~亜熱帯地域は湿度が高い(空気中の水分が多い)ので、「気根」はうってつけの構造と言えます。
地面を這うように根を張ることで、大きく育つ幹や枝葉を、しっかりと支えるという役割もあります。
ガジュマルが生息する沖縄、台湾、インドなどでは、台風やサイクロンの影響をとても受けやすいので、「気根」は本当に環境に適した働きをしています。
沖縄には昔から「ガジュマルの古木には精霊が宿る」という伝説があります。その精霊が「キジムナー」です。
「キジムナー」は赤い髪をしていて、跳ぶように歩く、子供の精霊だそうです。気に入られれば、魚をたくさん獲ってきてくれたりと、家を栄えさせてくれるようです。
しかし、ひとたび嫌われてしまうと、とても恐ろしい仕返しが待っているようです。例えば、おなら(キジムナーはおならが嫌い)をすると、足首をつかまれて海で溺死させられるとか...恐すぎです。キジムナーさん...
東北地方に伝わる「座敷童子(ざしきわらし)」との共通点も多くありそうです。
「ひんぷんガジュマル」の「ひんぷん」は、中国語の「屏風(ひんぷん)」からきています。日本語では「びょうぶ」とも読みますね。
では、「ひんぷん」とはどのようなものでしょうか?
このような沖縄の伝統的家屋の、正門から入ったところにある衝立(ついたて)のことを「ひんぷん(屏風)」といいます。
目隠しという意味もありますが、魔物(マジムン)が家の中に入ってこないようにする、いわゆる「魔除け」の意味が大きかったようです。
もともと「ひんぷんガジュマル」という名前は、樹下に置かれている「三府龍脈碑(さんぷりゅうみゃくひ)」、別名「ひんぷんしー(屏風石)」と呼ばれる石碑が由来ですが、名護の街を隠し、魔物を寄せ付けまいと立ちはだかる、このガジュマルこそが名護の街の「ひんぷん」である、という意味合いの方が今は強いようです。
ひと昔前までの沖縄では、ガジュマルは子供の遊び場だったようです。私が沖縄を好きになった理由のひとつに(好きに理由は無いのですが)、「ガジュマル」や「キジムナー」が出てくる映画を見た、というのがあります。
実際にガジュマルやキジムナーを見たことがない私は、「精霊といい、ガジュマルの風貌といい、どうやら沖縄には私の理解を超えた何かがあるらしい」と思ったものです。
あの頃は、こんなに「ガジュマル」が身近な存在になるとは思ってもみませんでした。今でも不思議な感じがします。今回「ひんぷんガジュマル」を訪れて、沖縄に象徴的な樹木「ガジュマル」が、うちなーんちゅ(沖縄の人たち)にとって、かけがえのない存在だということを改めて感じました。そして「ガジュマル」にとってもうちなー(沖縄)は、とても「居心地がいい」場所なんだということも。
最後に、沖縄の方言「うちなーぐち」を2つご紹介したいと思います。
まずは、、、
【にふぇーでーびる】
え?でーびる?(初めて聞いた時の私の反応です)
これは「ありがとうございます」という意味で、「ありがとうございました」と過去形になると「にふぇーでーびたん」と変化します。
これに、いっぺー(たくさん)という言葉がつき、「いっぺーにふぇーでーびる」となると、最大級の感謝を伝えることが出来るそうです。
【よんなー】
繰り返して「よんなーよんなー」と言うことも多いそうで、意味は「ゆっくり、焦らず、自分のペースで」という優しい言葉です。とても好きなうちなーぐちのひとつです。
それではまた、次回にお会いしましょう。
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「生きて帰る 生きて還す」
多くの命を救い続けた、駆逐艦「雪風」の史実に基づく物語『雪風 YUKIKAZE』が戦後80年の節目となる2025年8月15日、全国公開される。公開に先立ちソニー・ピクチャーズ試写室でマスコミ先行試写会が行われた。
太平洋戦争中に実在した駆逐艦「雪風」。戦場で海に投げ出された多くの仲間の命を救い帰還させ、戦後まで生き抜き「幸運艦」と呼ばれた雪風と、激動の時代を懸命に生きる人々の姿を壮大なスケールで描く。
主演は「雪風」の艦長・寺澤一利を演じる竹野内豊。先任伍長・早瀬幸平を玉木宏が演じるほか、奥平大兼、田中麗奈、石丸幹二、益岡徹など実力派俳優が共演。そして戦艦大和と運命を共にした帝国海軍・第二艦隊司令長官、伊藤整一を中井貴一が圧倒的な存在感で演じ切る。
時代が再び、分断と暴力に揺れる現代。本作は「同じ過ちを繰り返す道を歩んではいないか」と、彼らが命をかけて守りたいと願った”今”を生きる私達に問いかける。戦後80年、戦争の記憶が薄れゆく今だからこそ、尊い平和の価値を未来に繋ぐ作品『雪風 YUKIKAZE』を多くの方にご覧いただきたい。
福岡県
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飲食店
高宮庭園茶寮(たかみやていえんさりょう)」では、例年ご好評いただいております季節の催し「夏の灯(なつのひ)」を2025年7月18日(金)~8月11日(月・祝)の期間限定で今年も開催します。
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