
京都府
お花見
桜
イベント
平安神宮御鎮座百三十年記念 平安神宮 桜音夜〜紅しだれコンサート2025〜開催決定
1989(平成元)年に始まり、平成の時とともに歩んできた「平安神宮 紅しだれコンサート」。令和となり2023年より新たに「平安神宮 桜音夜(さくらおとよ)」として進化を遂げました。2025年は4月2日(水)~6日(日)の5日間、実施します。
沖縄に移り住んで4か月。
沖縄には、自分の「普通」にはない物事がたくさんあります。
そのひとつが「沖縄には3回、お正月が来る」ということです。
1回目は、現在の日本も含めて、世界中の多くの国で使われている「太陽暦(たいようれき)…新暦」によるお正月。「太陽暦」は、(地球から見た)太陽の動きによるものなので、季節や気温のことが良くわかります。
2回目は、「太陰太陽暦(たいいんたいようれき)…旧暦」によるお正月。「太陰暦」は月の満ち欠けによるもの。動植物の変化、潮の満ち引きが良くわかるというメリットがあります。
ただ、「太陰暦」だと、太陽の周期とずれていく(=季節が分からなくなる)ため、32~33か月に一度「うるう月」を設け、「太陽暦」とのずれを解消しています。それを「太陰太陽暦=旧暦」といいます。
沖縄では、ほとんどのご家庭が新暦のお正月を祝うそうですが「潮の満ち引き」がとても重要な漁師町では、今でも「旧暦」のお正月を祝うそうです。日本最南端の漁港を持つ「糸満(いとまん)市」が代表的です。旧正月に、カラフルでおおきな大漁旗を付けた船を走らせ、大漁祈願・航海安全を願うという行事があります。
そして3回目、旧暦1月16日「ジュールクニチー」です。これはいわゆる「あの世」のお正月です。このほかにも「清明(シーミー)」や「エイサー」といった、旧暦に合わせた先祖供養の行事がたくさんあります。
このように、沖縄には琉球王国時代に中国(当時の明・清)から伝わった文化・風習が多く残っています。
私は、時が流れていても、うちなーんちゅ(沖縄の人たち)は、自分たちに受け継がれた歴史や文化・風習をとても大事にしている人たちなのだと思います。
今回は、そんな琉球王国時代から今に至るまで、沖縄に在り続けている「ひんぷんガジュマル」を中心に、沖縄に象徴的な樹木「ガジュマル」についてご紹介したいと思います。
「ひんぷんガジュマル」は、沖縄本島北部・名護(なご)市にあるガジュマルの巨木です。名護大通り(県道84号)の中央分離帯上、というより、巨木を避けるように道路がつくられているといった方が正確でしょうか。
樹齢は240年~300年以上とされています。なぜはっきりとした樹齢がわからないのでしょうか?
おそらく、幹の周りにからみついた「気根(きこん)」と呼ばれる根があるため、幹の周囲を正確に測れないからだろうと思います。
通常、根は土の中に伸びていきますが、「気根」は幹の途中から伸びてきます。空気中に根があるので、空気中の水分を吸収出来るという利点があります。
ガジュマルが生息する熱帯~亜熱帯地域は湿度が高い(空気中の水分が多い)ので、「気根」はうってつけの構造と言えます。
地面を這うように根を張ることで、大きく育つ幹や枝葉を、しっかりと支えるという役割もあります。
ガジュマルが生息する沖縄、台湾、インドなどでは、台風やサイクロンの影響をとても受けやすいので、「気根」は本当に環境に適した働きをしています。
沖縄には昔から「ガジュマルの古木には精霊が宿る」という伝説があります。その精霊が「キジムナー」です。
「キジムナー」は赤い髪をしていて、跳ぶように歩く、子供の精霊だそうです。気に入られれば、魚をたくさん獲ってきてくれたりと、家を栄えさせてくれるようです。
しかし、ひとたび嫌われてしまうと、とても恐ろしい仕返しが待っているようです。例えば、おなら(キジムナーはおならが嫌い)をすると、足首をつかまれて海で溺死させられるとか...恐すぎです。キジムナーさん...
東北地方に伝わる「座敷童子(ざしきわらし)」との共通点も多くありそうです。
「ひんぷんガジュマル」の「ひんぷん」は、中国語の「屏風(ひんぷん)」からきています。日本語では「びょうぶ」とも読みますね。
では、「ひんぷん」とはどのようなものでしょうか?
このような沖縄の伝統的家屋の、正門から入ったところにある衝立(ついたて)のことを「ひんぷん(屏風)」といいます。
目隠しという意味もありますが、魔物(マジムン)が家の中に入ってこないようにする、いわゆる「魔除け」の意味が大きかったようです。
もともと「ひんぷんガジュマル」という名前は、樹下に置かれている「三府龍脈碑(さんぷりゅうみゃくひ)」、別名「ひんぷんしー(屏風石)」と呼ばれる石碑が由来ですが、名護の街を隠し、魔物を寄せ付けまいと立ちはだかる、このガジュマルこそが名護の街の「ひんぷん」である、という意味合いの方が今は強いようです。
ひと昔前までの沖縄では、ガジュマルは子供の遊び場だったようです。私が沖縄を好きになった理由のひとつに(好きに理由は無いのですが)、「ガジュマル」や「キジムナー」が出てくる映画を見た、というのがあります。
実際にガジュマルやキジムナーを見たことがない私は、「精霊といい、ガジュマルの風貌といい、どうやら沖縄には私の理解を超えた何かがあるらしい」と思ったものです。
あの頃は、こんなに「ガジュマル」が身近な存在になるとは思ってもみませんでした。今でも不思議な感じがします。今回「ひんぷんガジュマル」を訪れて、沖縄に象徴的な樹木「ガジュマル」が、うちなーんちゅ(沖縄の人たち)にとって、かけがえのない存在だということを改めて感じました。そして「ガジュマル」にとってもうちなー(沖縄)は、とても「居心地がいい」場所なんだということも。
最後に、沖縄の方言「うちなーぐち」を2つご紹介したいと思います。
まずは、、、
【にふぇーでーびる】
え?でーびる?(初めて聞いた時の私の反応です)
これは「ありがとうございます」という意味で、「ありがとうございました」と過去形になると「にふぇーでーびたん」と変化します。
これに、いっぺー(たくさん)という言葉がつき、「いっぺーにふぇーでーびる」となると、最大級の感謝を伝えることが出来るそうです。
【よんなー】
繰り返して「よんなーよんなー」と言うことも多いそうで、意味は「ゆっくり、焦らず、自分のペースで」という優しい言葉です。とても好きなうちなーぐちのひとつです。
それではまた、次回にお会いしましょう。
ショールームも新たにオープンした江戸切子ブランド「椎名切子」が新シリーズをリリース
2025.04.16
三猿モチーフのもなかと県産いちごが主役の 和スイーツ専門店「日光もなか」2025年3月15日グランドオープン
2025.04.14
【JOMON】縄文グッズ専門店から新商品の食器が登場
2025.04.11
【星のや京都】春麗らかな奥嵐山で味わう会席料理「真味自在・春」提供開始
2025.04.09
岐阜和傘・岐阜提灯の新たな文化観光施設「CASA stella」がオープン
2025.04.07
ぽってり、もっちり新食感!「本館クレープもなか」 カスタードと抹茶の2種が3/28(金)より発売
2025.04.04
京都府
お花見
桜
イベント
1989(平成元)年に始まり、平成の時とともに歩んできた「平安神宮 紅しだれコンサート」。令和となり2023年より新たに「平安神宮 桜音夜(さくらおとよ)」として進化を遂げました。2025年は4月2日(水)~6日(日)の5日間、実施します。
東京都
芸術
イベント
2025年1月21日(火)より東京国立博物館 平成館で開催中の展覧会、開創1150年記念 特別展「旧嵯峨御所 大覚寺 -百花繚乱 御所ゆかりの絵画-」では、好評につき、夜間開館を実施することが決定しました。また、2月18日(火)からは本展グッズを税込4,000円以上ご購入いただいた方に、限定のノベルティを配布します。
滋賀県
観光
イベント
文化
滋賀県琵琶湖の東岸、近江商人や安土城で知られる近江八幡市に位置するリゾートホテル「休暇村近江八幡」では、京都・奈良に近く古くから交通の要所として栄えてきた滋賀県の歴史浪漫に浸る「バスで楽しむ『ビワイチ』」の参加者を募集しています。「近江」を分かりやすく楽しんで頂くために、全行程に歴史資源開発機構主任研究員 大沼芳幸氏が同行して解説していただきます。
山口県
桜
イベント
温泉旅館「界 長門」では、2025年3月25日~4月6日の期間、春の訪れを告げる音信川のせせらぎと桜を愛でる「春らんまん滞在」を販売します。春になると、界 長門の前を流れる音信川沿いに、桜並木が咲き誇り、温泉街を華やかに彩ります。多くの観光客を魅了してきた桜並木を、心ゆくまで堪能できるプランです。本プランは、滞在中いつでも桜を愛でながら過ごすことができるように、夕食前には川床テラスの特等席で桜鑑賞のひとときを提供します。
東京都
イベント
文化
京王プラザホテルでは、2025年2月1日(土)から3月27日(木)まで、約5000個のつるし飾りなどを展示するイベント「ホテルで楽しむひなまつり~有田焼で食す節句料理と華やぎの雛調度~」を開催します。つるし飾りを中心にしたひなまつりのイベントは今回で24年目を迎えます。
神奈川県
食べ物
明治記念館洋菓子ブランド「菓乃実の杜」が小田急登戸駅に登場します。ピースケーキやデコレーションケーキ等クリスマスにピッタリなケーキから定番の人気スイーツなど、バラエティ豊かなコレクションをぜひご覧ください。