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芸術

リアルとバーチャルの境界線を彷徨う空間 淺野健一 個展「phantazo」東京で開催

2021.11.09

国宝級の仏像等を修復してきた伝統的技術をベースに「憑依」「一体化」をテーマにしながら、木彫にポップカルチャー的要素を融合させ、現代アートヘと昇華させる淺野健一。最先端デジタルスカルプティングを駆使した淺野健一 個展「phantazo」を、2021年11月18日(木)から2021年12月10日(金)まで東京で開催します。

本個展では科学やテクノロジーとは対極に位置する宗教の、シンボルである偶像に3Dモデリングによるバグを起こした形を創造しています。
これは光背が如来の頭にめり込み、形の表面(ポリゴン)が壊れて体積がない状態で、エッシャーの絵のように本来はPCの画面上でしか存在できない形なのです。PC上でしか存在できない形をリアルに目の当たりにすることによって夢と現の境界線を曖昧にし、ひいては、今この現実を生きているか?というメッセージを問いかけます。個展タイトルの「phantazo」は古典ギリシャ語で「可視化する」という意味があります。

本展ではglitch(コンピュータのバグ)を可視化した作品となります。

淺野健一個展「phantazo」

会期: 2021年11月18日(木)~2021年12月10日(金)
休廊日: 毎週日曜日、祝日
会場: DUB GALLERY AKIHABARA
所在地: 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第2AZUMAビル2階 216号室
観覧料: 500円(税込)※特典付

> DUB GALLERY AKIHABARA公式サイト

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