奈良県

芸術

【大和文華館】一味違った人物画を鑑賞「一笑(いっしょう)一顰(いっぴん) ~日本美術に描かれた顔~」開催

2022.08.21

 “一笑一顰(いっしょういっぴん)”とは、微笑んだり眉を顰(ひそ)めたりといった、ちょっとした表情の変化のことを指します。2022年8月19日(金)から10月2日(日)の期間、大和文華館所蔵の人物画の数々に、印象的な顔の描かれた作品を加えた展覧会「一笑(いっしょう)一顰(いっぴん) ~日本美術に描かれた顔~」を開催しています。

日本美術に描かれた人びとの表情にあらわれた美しさや魅力に迫る

人物の喜びや不快感を、顔や仕草であからさまに描き出した絵画がある一方で、描かれた表情だけではその思いを読み取ることが難しい作品もあります。
展覧会では、作品の背景となる物語や解釈もあわせてご紹介しながら、日本美術に描かれた人びとの表情にあらわれた美しさや魅力に迫ります。顔や仕草に注目して鑑賞することで、彼ら彼女らがより身近に見えてくるのではないでしょうか。一笑一顰を見逃さないように目を凝らしながら、名品の数々をお楽しみください。

重要文化財 維摩居士像
文清筆 室町時代

重要文化財 中村内蔵助像
尾形光琳筆 江戸時代中期

※作品はいずれも部分画像です。

「一笑一顰 ~日本美術に描かれた顔~」概要

会期: 2022年8月19日(金)~10月2日(日)
休館日: 毎週月曜日(ただし、9月19日〈祝〉は開館し、翌20日〈火〉が休館)
開館時間: 午前10時~午後5時(入館は午後4時まで)
入館料: 一般 630円、高校・大学生 420円、小学・中学生 無料

>「一笑一顰 ~日本美術に描かれた顔~」特設ページ

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*1:富澤慶秀・藤田洋監(2012). 『最新歌舞伎大辞典』. 柏書房.

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